第12回(最終回):バーキンとともに
感染注意!中毒か?熱病か? by にゃん
【第12回】バーキンとともに
冷めない熱病ではありますが、まれにさめてしまう場合があります。 『熱病もどき』です。 この病気の症状は、本来の熱病より発症しやすいのですが、急速に熱っぽさがなくなってきます。
見分け方は簡単です。
本来の熱病は、購入後に慢性的に症状が持続し時には過熱しますが、もどきの場合、購入後急激にその熱が冷めてきます。
エンスー的嗜好車購入者全般にいえることですが、自動車医学(?)的に言うと、それらのクルマのもつ魅力とオーラに、オーナーが呼応できないでいる、と考えられます。
参考までに、主な症状をあげてみます。
1)未熟性症候群
もどき患者の多くがこの状態です。
特に発症してから購入までの期間が短かった場合に多く見られます。 魅力部分ばかりに目が行き、俗に言われる欠点部分を見てこなかったり、軽視した場合に顕著にあらわれます。 患者さんの代表的な訴えに「こんなにつらいとは思わなかった」 「こんなに面倒だとは思わなかった」などに代表されます。 もっと深く知ることによって、真の熱病が発症するのですが、その前段階でもあります。
2)幻想症候群
別名「美化症候群」とも呼ばれ、自分が思っていた以上の魅力を期待し、実際にオーナーになったとたん、描いていたものと実態のギャップに幻滅し、一瞬にして冷めてしまうものです。 エンスー誌を読みすぎたり、頭でっかちの状態になると発症する事があります。 また、完成度の高いスポーツカー(ポルシェ、BMW−M系、GT-R等々)からの乗り換えオーナーなどもこの症状が見られます。 セブン系、特にバーキンなどは比較的低価格で手に入りやすくチューニングも盛んな為、ストック状態でも高いパフォーマンスを発揮できるとの期待値からこうなるとも考えられます。
3)環境不適合型
あまりの魅力に、後先考えずに購入。 現実と直面し、所有し続けることが不可能になる場合がこれです。 (あくまで基本的に)お買い物には使いにくい、雨に日のお迎えなどもってのほか、冠婚には使えても葬儀にはつかえない(ランボールギーニもむりかなぁ・・・)、などなど、走るという以外使い道の薄いこの車。 非常に高価で場所を食うおもちゃと化します。 特に妻子持ちの場合、とても理解のある奥様か土地と金が余っている方を除き、購入から売却までが非常に短期間であります。 中には秘密裏に貸しガレージ等に保管する方もおられますが、良心の呵責に耐えかね売却にいたります。
4)現実否定型
一般的なカーメンテナンスにかかる費用に対し、まれにトラブルが多発したり、手を加えていってとまらなくなった場合がこれです。 トラブルは個体差の大きいバーキンによく見られるようです。 トラブル例として、一般的には、オイル漏れ(エンジン、ミッション、デフ)、イグナイターポックリ病(前ぶれ無く逝く)、ガソリンタンク亀裂。 メンテナンス不良では、フロントハブベアリング破損(定期的なプリロードチェック&グリスアップ)、定期的なオイル交換をせずメタルやブッシュ類の早期磨耗や傷つき。 バーキンの設計的な弱点として、各部の緩みによる部品の脱落・破損・変形。 これらの時間的費用的コストに耐え切れなくなって急激に熱が冷めたり、売却を余儀なくされる。
1)、2)は思い込みが激しい場合に多く見られ、3)、4)は計画性の甘さがある場合に多く見られます。 後遺症が大きいのは当然のことながら3)と4)です。
どうでしょう?バーキンならびにセブンブラザースを購入後検討中の貴兄&姉様。 これでもバーキンに魅力を感じるなら、ぜひ購入すべきです。 そして、経験したものにしかわからないその魅力を堪能し、新しい価値を発見すべきです。
「俺車好きなんだ」といっても、その嗜好はさまざま。 20年前のカーマニアとは違います。 実際、今の18歳の青年に車がほしいかと問うても、「お金がかかる」 「他のことに時間とお金を使いたい」 「移動なら電車やバスの方が楽」などと、現実性のある答えが多く聞かれます。 これもそのとおりでしょう。 ですからこのクルマは誰にでも薦めることが出来ないのです。 あえて茨の道とわかっていても、その痛みに耐えても何かをつかみたいと言う強い信念がないと『熱病もどき』にかかってしまい、もっとっつらい目にあうだけです。 今からでも遅くはありません。 少しでもご自分に思うふしがあるなら、バーキン購入はあきらめましょう。 どうしても茨に道に進みたいと思っているならとにかく一度私にメールください。 どうぞよろしく。 まずは乗ってみてください。 でもそれが魔界への扉を開くということをしっかりと肝に命じてから。
12回にわたる、にゃんとバーキンのコラムをご愛読いただきまして、ありがとうございました。 この不思議なクルマ『バーキン』の魅力をお伝えできたでしょうか? にゃんはこれからもバーキンとともにカーライフをエンジョイしてゆくつもりです。
最後に、伝え切れなかった事や、最近のトラブルを少し。
コーナーでひざを左右のフレームに踏ん張るので、パットをつけました。 100円ショップで購入したパソコン用「パームレスト(ジェルタイプ)」をセンターコンソールと、右フレーム内側につけました。グッドです(No Photo)
猫進入防止に、ガレージの隙間(入り口)に、トゲトゲシートを設置しました。 これも100円ショップです。(No Photo)
これが狭いペダル周りです。
使いにくい助手席側のサイドブレーキ
(95または96年式以降はセンターコンソールにあります)
小さいレバーがウィンカーです。
左右に倒します。当然自動的に戻りません。完全人間主導(手動とも言う)
車高調整式のサスペンション
カッコは一人前ですが、性能よくありません(笑)
いっちょまえにスタビも調整できます。
支持は生意気にもピロボールです。
手前にある穴にタイロッドを付け替えると、クイックステアになります。 怖くて試せません(泣)
友人のBeatと。 バーキンってホントに小さいでしょ。
オルタ(本体とファン)がフレームと干渉していました。
右コーナーリング中のギャップや加速時にギャンギャン異音がしていました。
エンジンマウントのヘタリも考えられますが、まずは短いベルトに交換して、オルタをエンジン側に寄せて対応。
にゃんの活動範囲は主に栃木県ですが、楽しい道を探して日夜バーキンとともに失踪疾走しております。 天気のよい土曜と日曜には朝8:00〜9:00位に栃木の道の駅「もてぎ」に出没します。 気軽に声をかけてください。
これからもみなさんのカーライフに幸あれ
ありがとう!・・・にゃん
【最後の言葉】
夢をあきらめるな!
思うことからはじめよう!
text by にゃん | 2005.08.16 | [ 感染注意!中毒か?熱病か? ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
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コメント
にゃんサンみ~っけ!
一気に全部読んじゃいました!
スペシャルフレームだったんですね!すげ~!!
投稿者: kazz (Jan 2, 2006 9:59:10 PM)
あっ!見つかっちゃった?(って、かくれんぼかいな・・・笑) 日々進化(したい気持ち)で、はげんでマス。
投稿者: にゃん (Jan 3, 2006 6:46:17 PM)