第8回:ドイツ編:ロマンチック街道へ
レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ by iraneko
長い旅はミュンヘンから
かなり前に読んだ雑誌の記事に、歌手の井上陽水がふとアウトバーンを走りたいと思い立ってもう数日後にはメルセデスを借りて走っていたそうで、その時2人乗りのバイクが明らかに200km/h以上で抜いて行ってびっくりした、という話が載っていました。ふ~ん、アウトバーンって速度制限が無いと聞いてはいたけどそんな凄い道路なのかと思っていました。
それで一昨年、2003年4月、数年間住んだヨーロッパを離れる前に暫く旅行したいというナビ君に付き合って、また前回のヒマな3人で欧州巡りの旅の始まりに選んだのはドイツでした。飛行機の都合でミラノの空港で合流しミュンヘンへ向かいました。
因みに私が10日は費やして立てたツアープランで、ドイツはドライブ旅行と決め込みました。ミュンヘンでレンタカーを借りフュッセンまで行ってかの有名なノイスバンシュタイン城を見物、そこからロマンチック街道を通って途中ローテンブルクで1泊、またライン河のほとりのコブレンツに2泊、此処でちょっと個人的に楽しいイベントの企み、そしてケルンの大聖堂を見に行き、終点のフランクフルトでレンタカーを返す、というプランです。ドイツツアーのパンフレットに載っているティピカルなコースに従えば、ロマンチック街道というのはドイツに行ったら絶対外せない観光ルートのようで、必ず項目に入っていて現地バスツアーもいくつか出ているのですが、そこを車で走ってみようと思ったのは前記の話を思い出してアウトバーンが走ってみたくなったのと、前にドイツ観光ツアーに行った親類の者が、ツアーはとても急ぎ足の旅なので旅情を味わう間もなく、バスで寝ている間にロマンチック街道は通り過ぎていた、という話を聞いたからです。しかし殆どの観光ツアーは何故かフランクフルトを起点に南下しているので、こっちは逆行ですね。
出発前にアウトバーンを走ると聞いて、ヨーロッパのあちこちに住んだことのある知人に、「気をつけてね、どんな車に乗るのか知らないけど、バックミラーにポルシェが小さく見えて3つ数えたらもう真後ろに来ているからね。」とレクチャーされました。スポーツカーがミラーに映ったら1・2・3の間に車線変更ですね。
ミュンヘンに到着したのは夕刻、翌日は1日街を観光して回り、美味しいビールをたくさん飲んで、大きなアイスバインをお代わりしたナビ君は隣の席の若いOL風の女性に大笑いされてました^^。(画像:ミュンヘン市庁舎の大きな仕掛け時計と中の動く人形)![]()
(画像:ホテルより)(ミュンヘンの中心街)
(画像:ビルの壁に取り付くドラゴン)
そして次の日、いよいよミュンヘンの駅のレンタカーショップに。、勿論、今回もレンタカーは日本から予約を入れていて、希望車種はフォルクスワーゲンだったのですが、さて何の車が借りられるのでしょうか、、。コピーしてきた確認の書類を受付のスタッフに渡すと、ちょっとPCで書類をチェックし、直ぐに駅のPに案内されました。そして、これですというように示された車はフィアットのプント、とてもきれいな水色の車で、オマケにおそらく新車でしょう、タイヤは殆ど使っていない感じです。
(画像:punt)
タッフは間もなく帰っていき、余りスムースに行ったのでうっかり道を聞くのを忘れていたのでまたショップに戻って、フュッセンへ行く高速までのルートを聞き、市内の地図を貰いました。ショップの人はPからのルートを市内の地図にペンで書き込み、高速のナンバーを大きく書いてくれました。
フュッセンはドイツの南の端でスイスとの国境に位置し、目指すノイスバンシュタイン城は更にちょっと東に行ったところにあるはずです。
それとドイツ語なのですが、英語以上に全然出来ません。取りあえず標識や看板の文字くらいは読めるという程度、なにしろドイツではビッテ、とダンケでだけでなんとかなると信じていますけど、この先の旅程、大丈夫なのでしょうか?
(画像:雪が降ってきました、タイヤはノーマルで怖い!)
アウトバーンに雪が降り、、
車に乗り込みいよいよ出発。フュッセンまで地図の距離で約100km、そこからローテンブルクまでは同じく約200km、道程にすると400km近く走る事になるでしょう。
またまた出だしから暫くは左右があやふやになって右左折で反対車線に入ろうとしたりしながらも何とか高速道路の入口にたどり着きました。やっと乗って一安心です。これがあのアウトバーンなのか、、と半信半疑で走行。景色は直ぐに両側に林が続く道になりました。
暫く走っていると何やらフロントのウインドウにチラチラする白いものが、、まさか!あ、やっぱり雪だ、雪が降ってきた!見る間に道の脇には積もった雪が現れ、ひゃぁ!ノーマルタイヤなのにどうしよう、、。でもこのまま行くしかありません。路面に雪が積もっていたらどうしよう、、でも心配してもどうにもならないのでそのまま走り続けました。何かあっても保険には入っているし、、。
道路は途中から一般道の山道になり、車も増えて来ました。。どうやらスキー客のようです。此処はスイス国境付近、標識には冬季オリンピックが開催された事があるインスブルックの文字が見えて、近くにはスキー場があるらしく、道の両側はスキー宿、板を担いで歩いている人々もいます。ただ路面に雪が殆ど無いようなので、このまま走って大丈夫でしょう。
しかしまさか雪に遭うなんて予想だにしていませんでした。
幻、ノイスバンシュタイン城
雪もだいぶ収まって空は晴れてきました。ミスコースもなく標識を辿って、なんとかフュッセンの街に入れたようです。此処に観光案内所があるというので、有料Pに車を止め、街に出ました。案内所はPの直ぐ近くにあって多くの観光客が来ていて、係りのスタッフに色々尋ねています。私達が行くとスタッフが日本語のパンフレットをくれました。ノイスバンシュタイン城は標識に案内が出ていましたので此処からほどなくいけるみたいですし、ロマンチック街道へ出る道も同じ方向との事です。そこで休憩がてら此処で昼食を取っていく事にして街の中の雰囲気のよさそうなレストランに入りました。皆ハンバーグをオーダーしたのですが、付け合せのポテトの量が多いこと!そういえば昨日入ったレストランやビアホールでも同じように料理の付け合せにはマッシュポテトがてんこ盛り、それも余り水っぽくなくて美味しいのです。ジャガイモの種類が日本とは違うみたいです。
食事休憩が終わってまた車に乗り込みノイスバンシュタイン城に向かいます。
街の外れから教わったルートに乗ると直ぐに標識が出ていて、舗装された細い道に沿って行くと黄色いお城が見えてきました。え、これはノイスバンシュタイン城じゃないよね。
暫く行った所で大きなPやお土産屋がたっている処に出ました。車を停めふと見上げた景色の中に、白い、RPGのファイナルファンタジーに出てくるお城と全く同じファンタスティックなお城が聳え立っているのが見えました。これがノイスバンシュタイン城です。本当に夢を見ているみたいに雪の中で幻想的に見えているのです。
(画像:雪の中に現れたノイスバンシュタイン城)
中に入ってみようと思ったのですが、何やら馬車でしかいけないらしく、その予約表を見るとだいぶ待たされそうです。今日はこれからまだ200km以上の旅程が待っているし、暗くなる前に着いていたいので、折角こんな所まで来て本当に残念ですが、城内の見学は諦め、その代わりお土産店でパンフレットを買って読むことにしました。
*ノイスバンシュタイン城(白鳥城)とは、、
ファイナルファンタジーがおなじみでは無い方には、ディズニーランドのシンデレラ城もこれを元にデザインされているといえば話が早いと思われます。このノイスバンシュタイン城は幼くしてバイエルンの王となった美貌の持主、ルードヴッヒ2世がワーグナーの歌劇に触発され建てたもので、世界で一番美しい城といわれています。ドイツロマン主義の象徴でもあり、この城の他にもリンダーホーフ、ヘレンキームゼーという2つの城も設立、国の財政を省みず余りに城の建設や装備に傾倒、国税を費やし、41歳の時散歩に出た湖で医師と共に不審な死を遂げているのが発見されたらしいです。
ところで先ほど見えた黄色い城はホーエンシュバンガウ城という名前だそうで、ロマン時代の騎士団によって建てられたとか。
この2つの城を見比べると、ノイスバンシュタイン城がいかにロマンティックな美しいフォームをしているかがよく分かります。
(画像:ホーエンシュバンガウ城)
お城に目を奪われてちょっと長居をしてしまいました。そろそろ出発しないと日が暮れてしまいます。Pから車を出して、出発!・・・で、ロマンティック街道は何処?
と元来た道に戻ったのですが、該当するような道は見当たらないのです。でも案内所では此処のそばにあるという事だったらしい、、あっち?こっち?と行き来しているとナビ君が、あれじゃない?と指を指した道はどう見ても森の中の散歩道程度にしか見えません。まさか、、でもそれ以外に無い、というのでUターンしてその道に行ってみると、あ、書いてある!「Romantische straße」 、、でもこれが?。
まぁともかく書いてある以上は確かにそうなのですからそれを行ってみましょう!
ロマンチック街道はここから始まるのです。
(画像:ロマンチック街道へ)
今回の反省とご教訓
・現地の気候情報も調べて行こう。
でないと凍えてしまうかもしれません。
・現地の観光情報も調べて行こう。
でないと折角来たのにパンフレットでお茶を濁すハメに、、、σ;;)
・速い車はやっぱり速い!
アウトバーンでは速い車に譲るタイミングは日本よりずっと早い。
速い車はすご~く速いので、遅かったらスマートにさっと譲ってあげましょう。
青旗は出ませんけどね^^。
次回は「古城街道へ:寄り道ホッケンハイムで不思議なポルシェカップ」です。
text by iraneko | 2005.10.25 | [ レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ ] | 固定リンク | コメント (7) | トラックバック (0)
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コメント
せいさく0319と申します。
掲載されている日記を興味深く拝見させていただきました。事後の御連絡となりましたが、当方の記事にリンクをはらせていただき、日記を紹介させていただきました。リンクをはらせていただいた件について何か差しさわりがございましたら、その旨、御連絡ください。
また、よろしければ、今後ともそちらのサイトを拝見させていただくつもりですので、よろしくお願いいたします。
せいさく0319
サイト名 気になるブログ10件
mail:noguchi0319@mail.goo.ne.jp
http://plaza.rakuten.co.jp/kininaruburogu10/
投稿者: せいさく0319 (Oct 25, 2005 8:23:50 AM)
せいさく0319さん、はじめまして、iranekoです。
リンクでそちらでもご紹介戴き有難うございます。
HP拝見したらベストブログ10にリストUPされていて、自分の記事で無いような、
なんだかおこがましいような気分です^^;
こちらはご覧のように個人のブログでなく、car@niftyさんのカテゴリーに
ブログでコラムという形の投稿をさせていただいておりますが、
(毎週火曜日に更新されます)
私の持分はあと4回ありますので、更新の折にはまたどうぞいらして下さい。
投稿者: iraneko (Oct 25, 2005 11:43:57 PM)
iranekoさん、こんにちは。
車、なおかつ女性が書かれているブログということでトラックバックをさせていただきました。
(以前一度TBさせていただきましたが、ご挨拶を忘れておりました。失礼しました)
iranekoさんのように、アクティブにカーライフを楽しむ女性が増えるといいなぁ
投稿者: 『女だって、車好き』 by Pliant (Oct 31, 2005 5:53:54 PM)
ロマンチック・シュトラッセ、懐かしいです。 今から12、3年前の新婚旅行で初めて海外運転した場所ですから。 当時既にここを訪れる日本人観光客が多く、街道沿いの看板には各国語で「ロマンチック街道」の言葉が書かれていました。 一番下の看板は勿論、日本語。
当時のisaiwaは「ドイツのアウトバーンの追い越し車線を走る」という夢を持っていたのですが、この時実現しました。 乗っていた車はハーツで借りたゴルフのオートマ(初めての海外運転だったんで、自信が無かったからです) アクセルをベタ踏みしても150キロしか出なかったのを懐かしく思い出しました。
続きを楽しみにしております。
投稿者: isaiwa (Nov 4, 2005 1:38:02 PM)
『女だって、車好き』 by Pliant さん
レス遅れてすみません。
TBして頂き、またわざわざご挨拶まで戴いて有難うございます。
BLOG記事は折々拝読しています。
読みやすくて、デザインもステキでNetで読む女性雑誌といった感じで気軽に行けるサイトですね。
私の書いているのは特に女性向き、といったコラムではありませんが、
車を運転する事は女性でも男性でも変らないし、
海外でドライブする女性も増える事と思いますので、私の失敗談が役立てばいいのですが^^;
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
投稿者: iraneko (Nov 7, 2005 10:41:00 PM)
isawaさんこんばんわ
レスのタイミングがすっかり遅くなってしまいすみません。
>今から12、3年前の新婚旅行で初めて海外運転した場所ですから
ひゃぁ^^本当に文字通りのロマンチック街道だったのですね♪
私がロマンチック街道の事を知ったのは此処何年かヨーロッパツアーが盛んになってからですから、
isawaさんはずいぶん前からよく知ってらっしゃったのですね。
>ドイツのアウトバーンの追い越し車線を走る」という夢を持っていたのですが
やはりアウトバーンは車好きな方は誰もが一度は走りたいと思う道路なのでしょうね。
日本の高速道路に比べれば車は少ないので走りやすいですが、
ぱはり追い越し車線は見えない後続車にも気を遣いますよね^^。
投稿者: iraneko (Nov 7, 2005 10:50:20 PM)
tewo ovlgxnrct sldb gsaefyl khtdprwx wfovcmqg oscp
投稿者: neox jcezdrxib (Jun 8, 2007 7:10:20 AM)