November 22, 2005
第12回(最終回):リベンジでマインツ・フランクフルトがいっぱい
レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ by iraneko
幻の大聖堂
ニュルブルクからケルンへは、そのまま一般道の続きを行けばアウトバーンに乗れるようなのですが、迷わずに行きたいので一旦コブレンツまで戻り、最初に来た道からアウトバーンに入りました。道程は地図で60kmほど、1時間あれば十分着ける距離です。幸いアウトバーンも空いていて、さっきサーキットで思いがけなくもこの小さなPUNTOの実力を見たので、ここは存分に力を発揮して貰いました。
ところでアウトバーンは概ね直線で、これまで全く大きなコーナーは無かったのに、初めて手前から弧の先が見えるようなかなり大きなカーブに差し掛かりました。周りには何台かの車が走っていて、PUNTOはその中でも一番小さい車だったのですが、コーナーの途中気付くとPUNTOが集団から突出して先頭に出ています、というより周りの車がミラーから明らかに一斉に後退し始めたのです。メルセデスもいたのに何故?後にパトカーもいないし、まさかオービス、などと不安になりましたがそのまま走行。その後直線になったら並ばれて適当に抜かれましたが、今もこの時PUNTO君の心意気を示すかのようにコーナーを頑張って独走している光景がはっきりと思い出せます。ひょっとしてアウトバーンはカーヴが少ないのでドイツ人って案外コーナーが苦手なのかも、なんて憶測したり、、まさかそんな事はねぇ^^。
さて、間もなく’ケルンこっち、の標識が出てアウトバーンを降りケルンの街に入りました。
アウトバーンから既にドーム(大聖堂)が見えていましたから、あれを目指して行けばいいのね、と街を適当にドームに向かって走り始めたのですが、これがまっすぐの最短距離と思って行った大通りが全然違う方向に向かっていたり、一方通行で迂回させられたり、河(ドナウ)の橋を渡ってしまいドームと反対側に出てしまったり、電車の線路に阻まれたりと、1時間近くも街をぐるぐる周回走行。さっき周回したニュルブルクリンクの2周ぶんくらい走った感じです。やがて偶然どこかで旗門を通過したのか、ようやくドームに確実に接近していく道に辿り付く事が出来ました。モンスターのような1対の尖塔のある建物がにわかに大きくなり、その全容が見える辺りで、傍の地下Pに車を停めました。出て見ると、ドームはケルンの駅に通じるコンコースを下から突き上げたように立ちそびえています。入口らしい所を探して入ろうとすると、えっ、今日はもうクローズ!入口の堅そうな木のドアがピタリと閉まっていたのです。;;)あ~、折角日本から此処まで来たのに、こんな事って・・(絶句)。仕方なくあきらめ、建物の周りをまわって周囲を見物するだけです。前回おことわりしたように画像はVTRバッテリー切れで映せませんでしたので、詳細はこちら(ドームのHP)でご覧下さい。英語版でバーチャルツアーもあります。
このドームは1248年にキリストの骨(要は仏舎利ですね)を保存するために建てられたとかで一応の完成が1880年。一部足場が立っていて、改修かと思いきや、いまだに未完成で何処かを建築中らしいのです。ガウディーで有名なスペインのサグラダファミリア教会も同じようですけど、随分気の長い話ですね。しかしHPで見る荘厳できらびやかな内部と違い、数百年の経年に加え、おそらく酸性雨の影響か外壁は真っ黒で剥離の痕跡が著しく悲壮な姿です。これでは完成させる工事以前に改修工事のほうが先決と思えますが、、ともかくドームを見上げただけで拝観終了。ニュルブルクリンクを走りに行った代償がこんな形で来るなんて、やはり二兎は追えないですね。
ドームから下のケルンの駅に降りると、そこはドームの歴史的な雰囲気と一転して近代的な駅ビルのショッピングセンターになっていました。どの店先にも入口には香水売り場が設けられています。それもその筈、オー・デ・コロンの語源はケルンの水<そのままですが^^(コロンはケルン(Köln)のフランス語読みなのでしょう、)、この元となった原水「No4711」<製造者の住所らしい、、という名のオーデコロンは特に大々的に並べられています。ビンを見ればきっと、あ、これか、と思う方も多いと思います。、あ、ウチにも確かミニチュアビンが。しかしこれが世界最初のオーデコロンだとは此処に来るまで全然知りませんでした。ビンにはドイツ語でちゃんとKOLNISCH WASSER(ケルンの水)と書いてあります。ところで香水の話は女性の話題と思われますが、この原型のオーデコロン「No4711」って(私の亡祖父も使っていましたが)実は男性用なんですよね。
(画像:№4711ミニチュアビン)
ドームに入れなかった私達は、憂さ晴らし何か代わりにと、ドーム脇の有名なビアレストランに入って夕食を食べ、帰路に着きました、、と書きたいのですが、此処からが困った事に高速に入る道が分らないのです。来た時に散々迷って偶然着いたようなモノなのですから、どこをどう走ったのか、人一倍方向感覚の良いナビ君も全く覚えていません。幸い此処はヨーロッパ、暮れかかっているとはいえまだ外は明るくて、点灯しなくても建物や景色が見える状態で、その中ナビ君の勘だけを頼りに、またしてもあっちこっちと走り回り、こんな寂しい道、というような街外れの道を辿って行って、万国共通の緑色の標識を見つけた時の嬉しかったこと!右も左も分らない海外で日暮れて道を迷う事ほど不安な事はありません。アウトバーンに乗ったらようやくほっと一安心、今まですっかり点け忘れていた前照灯のスイッチをON。
リベンジマインツ
一体何をリベンジ、と思われるかも知れませんが、ホテルに戻ってダイニングでワインを飲みつつミニ反省会。ケルンの大聖堂が見れなかった上に画像も撮れなかったし、、明日はもう50kmほど先のフランクフルトに行ってレンタカーを返せば良いだけ、時間はいっぱいあるので他に此処から行ける近間の観光地を探す事にしたのです。部屋に戻ってガイドブックを見ていたナビ君が此処に行こうと提案したのがマインツでした。
「マインツ?それって何処、何があるの?」
ガイドブックに拠ると今日見れなかったケルンの大聖堂ほどではないにせよ、有名なドイツ3大聖堂(ケルン・トリーア・マインツ)の1つがあるというのです。街の地図も一応載っているし、ルートもフランクフルトに行く途中だとか。OK!じゃ、そこに行きましょう。
翌朝、チェックアウトを済ませすっかり慣れた道をアウトバーンに向かいました。ほどなく着いたマインツはケルンほどの大きな街ではなく、迷わずに街の中心に入り、Pも直ぐに見つかりました。ドイツの小ぶりの観光の街という感じで、分りやすくて安心です。
早速見物に。今日は画像いっぱい撮っても大丈夫!(でも、これが昨日だったらもっと良かったんだけど、、)。
(画像:マインツの中心街:ちゃっかり筆者^^;)
そしてドームもしっかり街の中心地に建っていて見えてて近い、オマケにちゃんと開館しています^^。チケットを買って中に入りました。(此処も工事中でした)、中にはちょっと異様な彫刻類、、ドクロの付いた彫像が何個もあるのです。また此処は活版印刷の父グーテンベルグが印刷を行った所とか、その博物館は見学しませんでした。
外に出て街をぶらつき、カフェで少し早い昼食を取りました。この街は小さいながら明るいイメージで商店の数が多く活気があります。カフェも何処に入るか迷うほど。観光地としては物足りないかもしれませんが、不慣れな旅行者には手ごろな街です。
フランクフルトがいっぱい
マインツの街を後に、ドイツの旅の終着地、フランクフルトに向かいます。
そしてドライブ旅行も、もうこのフランクフルトに行くルートを残すだけになってしまいました。
そう思うと少し寂しい気もします。ラッキーにも4日間無事で此処まで来られましたが、車を返すまでまだ何があるか分りませんのであと少し、気を引き締めて行きましょう。
と思いつつ、再びアウトバーンに乗って暫く、、え?えええっ!標識にコブレンツってあるけど、ひょっとして、、まさか!そう、そのまさかで逆行していたのでした。ともかく一旦どこかで降りなくては、と簡単にUターン出来そうな出口を出てUターン。ふぅ、やはり最後まで気を抜いてはいけませんね。
さてこれでもう心配無用。フランクフルトは大都市なので出口を見逃す事も無いでしょうし、、周囲の景色が都会風になってきてそろそろ名前が、、あ、出て来た!
FRANKFURT・・・・・、FRANKFURT++++、FRANKFURT****
あれ、出てくる度に後の部分の字が違うけど、・・・
そして極め付き、目の前に見えた特大の標識には、何とフランクフルトの付いた名前がいっぱい!
一応フランクフルトエアポートは違うと思うけどあとは何?どれが本物のフランクフルトなの、何処の出口で降りればい良いの、と迷っている間にもフランクフルト何某と5つくらい名前の書かれた標識と最初の出口が迫って来ます。早く決めなきゃ、、わ~~(パニック状態)、えいっ、もう真ん中辺りで降りよう!
という事で2つ目くらいの標識の出口で降りてみました。降り口から車がたくさん進むほうに少し走っていると分かれ道の標識にStadtmit(中心街)、あ、こっちだ!
旅の終わりは次の旅の始まり
次第に車が増え、ビルが立ち並ぶ都会の街並み、高層のビルも目に入るようになりました。そして目の前に今日泊まるホテルの名前を書いたビルが見えてきました。
見えていてなかなかたどりつかないケルンと違って、今走っている道はまっすぐ中心街に向かい、そのままこの旅の終わりにも向かっているのです。ホテルのすぐ脇を通ってもう数ブロック先がフランクフルトの中央駅、此処の中のレンタカーショップが終点です。
付近を周って場所を確認した後、道沿いのGSで給油。ホテルのPに一旦停めて荷物を降ろし、チェックインした後皆で駅に車を返しに行きました。駅の前の道路に車を停め、ショップのスタッフに返却に来た事を告げて書類とカギを出すと、地図を見せられ、車をこのPに停めてくるようにと言われました。駅の横にある大きなPで、場所はすぐにわかって中に入ったものの、どのスペースに停めて良いのかわからず適当に空いている場所に停めました。さ、これでドライブの旅はお終い。4日間私たちを乗せてくれたPUNTOともお別れ、明日の今頃私達はもう違う国に立っているでしょう。借りた時と変らないきれいな水色の車はとても3人を乗せてサーキットまで走ったとは思えない涼しい顔つきですが、気のせいか借りた時より少し誇らしげに見えました。
(画像:登場人物)
(画像:フランクフルトのホテルより)
エピローグ
車を停めて再び駅のショップに戻ってキーを差し出すと、さっきの女性スタッフは書類に判を押して、はいっ、とばかりに戻して来ただけです。え、これでもういいの?ちょっとほっとした気持ちでドアの外に歩き出す私の頭にふと、あのパリのレンタカーの後引きの一件がよぎりました。ちゃんと元の姿で返却し判も貰っているのですが、後になって何か指摘されたら、、此処できちんと確認しておかなくちゃ、と、歩き出している2人に待ってて、と言ってレンタカーショップのオフィスの入口に戻ると、接客中のさっきの女性スタッフがこっちを見たので、聞こえるようちょっと大きな声で言いました。
「ノートラブル、ノープロブレム!」
彼女は笑ってうなずきながら、わかった、という合図のように小さく右手を上げました。
今回のご教訓と反省
12回にわたり稚拙な文章とピンボケ&暗い画像でおおくりしたコラムを
広い心でお読み下さった皆様、コメントやTBを入れて下さった方々、
そして此処に書く機会を下さったcar@niftyのスタッフの方々に感謝を込めて。
有難うございました。m(__)m
iraneko
text by iraneko | 2005.11.22 | [ レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (1)
November 15, 2005
第11回:ライン下りドライブ、そして完走1周22km
レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ by iraneko
ライン河といえば船でライン下りの遊覧船がお決まり。此処に行ったらライン河をゆったりと船に乗って観光する事を思い描いていたのですが、(だいぶ)以前此処でその体験をした身内のモノが、観光船のライン河下りはつまらなかった、船から見るローレライってただの崖、退屈で寝てしまった。遊覧船はよしたほうがいい。などと言うのです。
そんな興ざめな事、人によって旅の感動は違うんだから、、と思ったものの、前日ライン河沿いを少し走ったら、この川沿いのルートがすっかり気に入ってしまい、明日は船に乗らず此処を車で走ることにしました。
朝、ホテルで朝食を取って早速出発、、、おっと、またホテルの周辺の複雑怪奇なルートをぐるぐる迷う前にフロントでライン河に行く道を尋ねる事を忘れる処でした。
フロントの人がホテル周辺の地図を出して、ライン河沿い(昨日より上流)に出る道を教えてくれて、『Have a niceday!』
橋のない河inドイツ
外に出ると天気もよく絶好のドライブ日和です。再度、「早速出発」。
2回ほどミスコースがあった後、無事ライン河沿いの道路に入れました。此処からは河沿いの一本道なのでもう間違えようがありませんね。暖かい日差しの中、余りの心地良さに
ちょっと思いたってラジオを点けると、ドイツ語でおしゃべりと音楽が聞こえてきます。
何を言っているかよく分からないのでドイツ語もBGMになってました^^。
(画像:心地良いライン沿いのドライブウエイ:ライン河の景色)
走っていると左右の崖の上に古城が出現します。それもいくつもいくつも、、なので、古城街道を通れなかったのが此処で十分埋め合わせが出来ました。また川の中州にも城門のような建物があります。通行料を取る関所でしょうか。
(画像:城、城、城、、、)
道の脇にはドイツ鉄道の線路が走っていて崖がなだらかな処はぶどう畑。このあたりが有名なワインの産地ラインガウと呼ばれる所に当たるかどうかは解りませんが、斜面に日が当たって水はけがよく、良いワインが出来る葡萄を育むという場所にはピッタリ当てはまりそうです。
(画像:ブドウ畑と集落・ライン河に並走するドイツ鉄道のトンネル)
RORELEY・・・え、ロ~レライ?
あぁ!、これが有名なローレライ、、ってどれどれ、ホントに、此処に書いてなければ全く気付かないような、周りの景色に続いている普通の崖です。尤も船から見たらまた違うのかもしれませんが、ご丁寧に崖の上には、此処がそこですよ、といわんばかりに旗が数本立っています。遊覧船のお客によく分るようになっているのでしょう。崖の前まで来て河を見てみると、此処は河がカーヴしていて、流れが速くなって崖のある岸方向に向かっていて、おそらくぼーっとしていると舵取りを誤って船が岸に向かって行きぶつかってしまうので、昔の船人はそれを戒め注意を喚起する為にこうした伝説が出来たのかもしれません、、。そういえば学生時代ドイツ語の時間に歌わされて有名なハイネの詩のRoreley tat.(ローレライの仕業だ)という最後の部分だけ浮かぶのですが、もしこの崖の上に美女がいて歌っているのが聞こえたとしたら余程大声の持ち主だったのでしょうか、、あ、美女じゃなくて妖精でしたっけ?
(画像:映り込みしていますが、車窓から見えるローレライの崖)
どっちにせよ♪なじかは知らねど心わびて~、という日本語のローレライの物憂げな歌詞は、今日のように天気が良くすがすがしい日差しの現場の景色とは余りそぐわないですね。
ところでこのライン河ドライブ、何処か橋があったら渡って反対側を通って戻って来る、というつもりで走り始めたのですが、何処まで行っても橋がないのです。もうちょっと、周辺が街になってきたから、此処には、、あ、あの辺はリゾートホテルやボートが並んでいるからあそこならきっと、という具合に、もうちょっともうちょっと、と行ってみても、やはり橋は何処にもありませんでした。ここの住民は一体どうやって対岸に渡っているのでしょう、、?
午後の予定に差し支えるのでそろそろUターンしま~す。
隠れ(てい)たグルメスポット
一旦ホテルに戻って来ました。昨晩街でレストランが見つからなかったので、昼食はホテルで取ってしまおうと思ったのです、、がふと部屋の窓から下を見ると、公園のような場所になっていて、その奥、丁度窓の真下に広い庭のある赤い屋根の古い田舎風の家屋が見えます。昨日はライン河の景色に気を取られていたせいか、全く気付かなかったのですが、こんな処(ホテルの建物の真下)に誰か住んでいるのか、、とよく見ると入口の階段脇に木の看板が立っているのです。ひょっとして、もしかするとレストランかもしれない、と思い、一応行ってみる事にしました。車でホテルの前の道を下り、公園の入口付近に車を停め敷地の中に入るとやはりネオンの入った看板があってレストランみたいです。普通の家のドア、といった感じの処から中に入ると、想像通り田舎の民家をレストランにした、といった店で、日本にもあるレトロな雰囲気の木造家屋のレストラン、といった感じの造りで、テーブルにはもう何人もお客が入っていて、奥に案内されました。ホテルの前の道で交通事故の車と事故処理に来たパトカーは見かけたのですが、それ以外に殆ど人は見てないようなのに、このお客は何処から来たのか、、?不思議な街です。でもこのレストランは大当たり!ガイドブックに載っていたこの時期のヨーロッパ名物ホワイトアスパラを食べたくて聞いてみたら「Nein」ちょ~っと時期が早かったようです。
でも此処の家庭風ドイツ料理は勿論美味しい上にボリュームも満点土地のワインやホームメイドワインもあって、ちょっと窓の外を見たお陰で此処に気付く事が出来てよかった!
さて、いよいよ決行!^^
今回ドイツをレンタカーで旅するに当たって私は個人的に是非行きたい&やりたい事があったのです。
「ニュルブルクリンクの旧コースは自分の車で誰でも走れる。」
これを何かで読んで、ドイツに行ったら是非此処を走ってみたい、と思っていたのですが、
まさかこんなに早くそのチャンスが来るとは、、。ガイドブックに2,3行ある心細い案内に拠れば、日程を確認の上、とあります。旧コースはよく貸切のテストコースとして使われるので事前に走れる日を確認する必要があるのです。折角ニュルまで行って走れなかった、では絶対!諦め切れませんから、、。それで来る前にニュルブルクリンクのHPからコース開放日(2005/11月の場合)日程<土日が多く、この日も日曜でした。を確認し、逆算して旅程を決めました、しかし行って急遽クローズしてた、なんてイヤですよ。
さて食事が済んだらいよいよ本題です。といってもその私の個人的な目的地に向かいます。来る途中見かけて、あった!と喜んだのはNURBURGRINGの標識でした。
ここでまたおことわりですが、又しても残念な事に昨日充電が十分でなかったらしく、ライン河を撮り過ぎてまた電池切れしてしまい、この世紀の出来事を撮る事が出来ないのです。オマケにその後ケルンの大聖堂にも行く予定なのに、、、。トホホ;;)
地図で見るとニュルブルクはコブレンツから西に40kmくらいのアイフェル山地のふもとにあり、ベルギーの国境まですぐの処で、シューマッハ兄弟の故郷ケルペンもこの近くらしいです。
昨日来た道を逆行(本当に此処は道が複雑です)街道に出て暫く走ると、昨日見た表示板が見えたのでそっちの道に入りました。2車線の広い道が1本の狭い道になり、次第にゆるい登り坂の道になって来ます。途中EIFELの標識も見えちょっと安心。そして更に草地の中の1本道(舗装された)状態で他に走っている車は皆無、なだらかな起伏の道を走り続けるとT字路に、、しかしその時何処からか、それらしきスポーツタイプのコンバーチブル(車種不明)がやって来たのでその後を追尾していくと急に車線の広い道になって先にニュルブルクリンクの看板が見えました!
あ、サーキットが見える、コブレンツから走って来た道は、まるで此処に来る為に作られた道みたいです。道路の右のサーキットのゲートに入りました。奥に進むとパドック代わりのようなコンクリートのPがあるばかりですが、コース入る箇所もあります。コンクリートで囲まれた地下駐車場に行くような道があって、下りてくぐって行ってみたのですが、此処はF1で見るニュルのサーキットで、走れる旧コースではないようです。やはり旧コースが走りたくて来ていると思われる車が何台か旧コースを探して私達と同じように迷っているみたいです。
誰かに聞いてみようと車を停め外に出て少し歩くと建物があったので、中に入ってみると案内のような所がありました。男性のスタッフがいたので旧コースの場所を聞いた所、地図を出して、
『あなたは今此処(新コース)にいます、ゲートの外に一旦出て、左に行くと、更に左に入る道があるのでそれを行けば旧コースに着きます。』と、地図の場所に印を入れながらルートを示してくれました。
(画像:もらった地図)(画像:地図左下の小さく突起した部分がF1がある新コース、その右の大きな周回路が旧(北)コースです。サーキットの大きさの違いがよく分ると思います。)
示されたとおり、外に出てゲート前の広い道から、え、こんな道でいいの?というような農道級の細い脇道に入って、道なりにずっと走って行くと、この狭い道の脇に人だかりが、、どうやらそこが旧コース(北コース)の入口のようです。右側に建物が見えます。一旦先の道端に車を停め、下りて様子を見に、、。奥の牧場の柵みたいな木の門を何台も車が通っていきます。それがサーキットへのコースインのようで友人や家族を乗せた普通の一般車が次々コースインして行くのです。建物の脇にチケットの自動販売機があって、1周12E(くらいだったと思いました)。とにかく1周してみようとチケットを購入。車に戻ってUターンして構内に入りました。
コースイン!
さ、それでは走りましょ!前の4人乗りの古いシトロエンのセダンに続いて並び、木のゲート脇にいる係員にチケットを渡し、いよいよニュルの北コースを走るのです、コースイン前一瞬緊張。前にあるパイロンの先を回ってコースに入れ、というような指示をされ、恐る恐るコースイン!さ、走り始めます。といってもコースレイアウトも何も知らず、ただ前に続く道を走って行くだけです。周囲は木立で山のワインディングロードといった気分。でも一応アウトインアウトを考えながらアクセルを踏んで行きました。コース幅はそんなに狭くなく見通しも悪くないのですが、普通のサーキットにはないようなアップダウンがあります。くぼみを飛び越える感じの箇所も、、。交差する橋の上でギャラリーがいっぱい走る車を見ています。少し走るとサーキットで走っているような(って、実際そうなのですが^^)運転になってきてスキール音を立てながらコーナリング、、慌てたナビ君に、『これ、レンタカーだからね、、』とご注意。^^;あ、そうだそうだいけない、すっかり走りに夢中になってその事を忘れてしまっていました。レンタカーでサーキットを走って壊したら、いくら保険に入っていても補償が受けられず弁償かもしれません、、。アクセルをちょっと戻しましたが、そこはやはりサーキット、バイクが何台も後から煽って来るし、ヘルメットにグローブの本格走行の車も走っていて、ラインが分らなくて邪魔になるといけないのでそうそうゆっくり走っているという訳にも行かず、幸い混んでいなかったので(20数キロのコースがそうそう混むとは思えませんが、)、折角なので踏めそうな所はちょっと踏んだりしてみました。後の席の75歳の高齢者は全く平気な様子で同乗していました^^。所々何キロ地点、といった立札が立っているのですが、最初もう大分走ったと思ってもまだ6kmくらいだったり、もうそろそろ1周かと思ったらまだ半分くらいだったり(立札の数字はうろ覚えです)、このコースを覚えて、タイムアタック走行なんかするとしたらもの凄い集中力を要するでしょう。でもこうして一般車(者)もヘルメットもグローブも無しに、まして同乗者を乗せて普通に入って混走出来るサーキットなんて他にあるでしょうか!?ようやく20km立札が見えてきて、そろそろゴールでしょう、、。速度を緩めてパイロンの立っている側道にのほうに移動し回って外に出ました。何周も走る車は別のチケットがありますが、また一旦走りなおすのか、どうしているのかはよく分りませんでした。
ともあれ、無事走行終了です^^自分にチェッカーフラッグ!
小さなPUNTOの底力
しかし、このプントという車、小柄で型もスポーツ車から程遠い見かけですし、アウトバーンでは余り意識も無くただ普通に運転していたので気付きませんでしたが、凄い車だなぁ、、とサーキットを走ってその性能の良さに驚かされました。タイトなサスペンションと遊びの少ない切れのいいステアリング、3人を乗せ、サーキットで曲がりなりにもアウトイン走行が何の支障も感じず出来てしまう車なんて!登りもなんなくこなし、馬力も十分でそのまま普通にサーキット走行が出来る車といっても過言でないと思いました。タイトなサスペンションはヨーロッパ独自の仕様かもしれませんが、タイトといっても別段乗っていて座り心地が悪いわけではありませんし、運転席のシートもセミスポーツ風になっています。でも日本に輸入されたら普通の日本人好み向けに柔らかくされてしまっているかもしれません。
此処に来てこのプント君の実力を改めて見直した次第。
是非一家に一台、欲しい車です^ー^。
さて、念願の個人的な目的だったサーキットを走り終えて、皆安堵の顔、きっと内心緊張していたのでしょうね^^。降りて早速スキール音をたてたタイヤを点検^^;なんとも無い様子。
ともかく車が無事だったのが何よりでした。
ほっとした顔の同乗者を乗せて、次の行先は?もう何処でもリクエストにお応えしますよ。
え?ケルンの大聖堂ですか、はいはい了解。ではしゅっぱ~つ!
今回の反省とご教訓
・プッツンと切れてはいけないのは頭だけではありません。
器材の電池や充電、フィルムやテープ。特に海外で切らすと日本で買うよりずっと高くつきます。余裕を持って出かけましょう>了解^^ゞ
・余裕といえば時間の余裕も必要ですよね。そして時間配分も、、。
うっかり一箇所でたくさん撮り過ぎ無い為にも撮る場所の撮影時間は決めておいたほうが無難です。そうでないと、こんな肝心な時の画像が撮れないで、公開も出来なくて後悔、、なんちゃって/^0^)
次回 最終回 は「リベンジでマインツへ・フランクフルトがいっぱい!」です。
text by iraneko | 2005.11.15 | [ レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (1)
November 08, 2005
第10回:ハイデルベルクちょっと観光・そしてコブレンツ
レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ by iraneko
アルトハイデルベルク
ハイデルベルクといえば、思い浮かぶのが有名な戯曲「アルトハイデルベルク」(作・マイヤー・フェルスター)です。
日本でも「若きハイデルベルク」として舞台で上演されています。
ストーリーは、自由を求めて学生の街の大学都市にやって来た王子、カール・ハインリッヒと宿屋の娘ケィティーの淡い恋の物語です。身分違いで結ばれない結果になるのですが、此処はドイツ最古の大学がある街で、物語の王位の後継者として厳格に育った王子ハインリッヒがこの街のビアホールで友人達と飲み語らい、暫しの間自由な青春を謳歌した、というのは実際行ってみるとなるほど物語の現実味が感じられる街です。
古城街道にあるハイデルベルクの街はネッカー川を挟んで旧市街と新市街に分かれていて、私達は古城街道ではなくホッケンハイムから乗ったアウトバーンから旧市街(Altstadt)のほうへ入りました。この街は車で訪れた旅人の私達をとっても優しく迎えてくれました。というのも、Pの標識に従って行くと地下に大きな駐車場があって、停めて出ると、すぐに旧市街のメインストリートに出るのです。不案内の外国人が殆ど迷わないでスンナリ観光出来るのは、(特に方向音痴な私にとって)何より一番有難いのです。個人的に印象が’旅人に優しい街、となりました。^^
車を降りて早速街の中を見物がてら歩きながらも目はレストラン探しモード^^。何しろホッケンハイムに寄道したので昼食を取っていないのです。時刻は午後2時近く。ちょっと古めかしい雰囲気のある入口のレストランに入りました。外観の通り、中もいかにもドイツ風といったがっしりとした椅子やテーブルが並び、先の戯曲の中の王子ハインリッヒはきっとこんな所で友人達とビールを飲んだのかと思われるような昔風のインテリアです。観光地なので英語版のメニューを持ってきてくれました。勿論メインはビールなのですが、、、私は運転があるので夜までおあずけです;;)料理がとても美味しくて、他の2人はドイツワインなんかも頼んでました。いいなぁ、、。
さてお腹が一杯になったら本格的に観光です。街はローテンブルクの規模を拡大したような感じで、建物は皆大きく、バロック型という建築様式のモノが多いです。
(画像:ハイデルベルクの街並み)
*問題
さて、この豪華なバロック調の店(↓画像)は何でしょう?
って、拡大すれば一目瞭然^ー^(Mc・ハイデルベルク店)
先ずは街から見上げられるハイデルベルク城に行ってみました。メインストリートを外れ、奥のほうへと進むと城に入る道がありました。坂を上がっているとちょっとデジャヴが、、あ、これってモンサンミッシェルに入る坂道に似ている。かなり急な坂を上がっていくとハイデルベルクの古城に着きました。この城はかつて城主が廃城にしたらしく、現在は観光のため保存管理されているようです。
(画像:街から見えるハイデルベルク城)(画像:城からの眺め、中央は教会)
(画像:ハイデルベルク城内部)
此処からの眺めは絶景で、ネッカー川と街並みが一望出来ます。実はお城を巡っている最中残念な事に此処でVTRのバッテリーが終了してしまい画像で紹介出来ないのですが、城の地下に入ると異様に大きなワインの樽が展示されていました。世界一大きな樽だそうです。写真が撮れないので出口で絵葉書を買いました。
城を観光してもう一度街へ降りるとそろそろ夕暮れの気配、コブレンツまでは150kmはあるでしょう。ホッケンハイムの寄道が祟って行程が遅くなってしまい、此処で仕方なくルート変更せざるを得なくなりました。折角名前とガイドブックの案内に惹かれ、ルートを変えまで通るつもりだったマンハイムまでの古城街道を端折ってアウトバーンに乗ることにしたのです。たくさんのお城が見られたのでしょうが、先を急ぐので仕方ありません。レースが観れたのですから、お城は我慢しないと、、。(しかし、思わぬ古城巡りが次回で、、)
アウトバーンに乗って車は一路コブレンツに向かいます。コブレンツはライン河とモーゼル河の合流地点にあって水路で栄えた街だという事で、ライン下りの船着場もあるようです。街に入る道すがらとある標識が見えました。あ、こっちだ!明日はそこには迷わないで行けそうです。さてまた此処で問題です、そこって一体何処でしょう^^、、。(答えのヒントは次回の表題予定にあります)
近くに見えてもホテルは遠い?
アウトバーンを降りると少しライン沿いに走って橋を渡り街の中に入りました。ホテルから何故か非常に詳しい地図がFAXされて来ていたのですが、暫く走っているとそのホテルが大きく見えてきました。なンだ、すぐにわかる処じゃない、よかった、とその方向に進むと道が無くなるのです。あれっ?また地図を見直すのですが、こんなに大きく見えているのに道が無い、、、。何回もぐるぐる周囲を周回しているうちにやっと謎が解けました。ホテルのある場所は小高くなっていて、一旦下の道路をくぐって回り込まないと入れないのですが、そのくぐる為の道に出られず、今まで堂々巡りをしていました。
(チェーンなので)パリにある事務局から来た予約確認のFAXにはそのルートが書かれていたのです。小高いところに建っているのでよく見えてすぐに行けそうに思われたので親切な地図を無視してしまい大失敗でした。
ホテルにチェックインして部屋に入ると窓からライン河が見えました。暫く休憩して午後7時くらいだったでしょうか、夕食を取ろうと街に出てみました。外はもう薄暗くなっていました。
並木道の大通りがいくつも交差している近代的な割と大きな街なのですが、街の目抜き通りには人が殆ど、というか全く見当たらず、入るようなレストランも無いし、殆どの店はもう閉まっています。暫くうろつきましたが余りにも誰もいない街なので結局ホテルに帰って来てしまいました。此処の人達の生活時間帯は早いのでしょうか?
幸い戻ってホテルのダイニングで夕食を取る事が出来ました。もうちょっと遅ければまた夕飯を食べ損なうところでした。
ところで此処のレストランが結構美味しくて、(ドイツは何処でもお料理は美味しいです。)最初から此処に来ればよかった。横では20人ぐらいのご年配の方々ばかりのグループが宴会をしていました(同窓会みたいでした)。ゆったりとした賑やかさで、皆笑顔で楽しそうでした。お昼にビールが飲めなかったし、お隣の楽しそうな雰囲気に釣られて私達もうっかりワインを2本飲んでしまいました。そういえば此処はライン河のほとり、ワインの名産地ではないですか!せっかくそんな所に来たのにワインには全然詳しくないiranekoでした。残念!でも飲んで美味しければ良いンですよね^^;
さて明日は窓から見えるライン河のほとりを少し走ってみることにしましょう。そして・・・
今回のご教訓と反省
・旅行で欲張ってはいけません。あっちも、こっちも、と観ていると
やはり何処か端折らなくてはいけないハメに、、だって日が暮れてしまいますもんね^^。
・一見大したことが無い書類だと思っても隅々までちゃんと目を通しましょう。
案外大事な事が書いてあるかも、、です^^;。
・ホテルのダイニングの料理って一応基本的には美味しいンですよね。
・ドライブ旅行で快適な条件
道が良い、GASの補給が容易、トイレと食料が調達出来る、
Pが分りやすい便利な処にある、天気が良く外が明るい。
・大学はタダ?!
知り合いの日本在住のドイツ人、ハーフのお子さんは大学受験でドイツの大学を受けるとか、、
何故って、ドイツは(公立)大学は学費無料なんですって、ホント!?
・ハイデルベルク城は時間があれば(&ドイツ語が解れば^^)
入れない箇所も案内してくれる城内ツアーがあって、
時間があったらもっとじっくり観られたのですけど、、。
・明日があるさ!無理しないで行くとまた思わぬ事も待っています。
それが旅の醍醐味、、かも。
*都合で予定の表題を変更しました。
次回は「ライン下りはドライブで、&完走1周22km」 です。
text by iraneko | 2005.11.08 | [ レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
November 01, 2005
第9回:古城街道寸前寄道ホッケンハイム
レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ by iraneko
ローテンブルク到着
ロマンチック街道を北上中。
フュッセンの観光案内で貰った地図にはこの街道沿いにある名所旧跡がたくさん書いてあるのですが、今回はその1つ1つを見て廻る余裕はありません。兎に角ローテンブルクに向けて街道を爆走^^ひた走ります。
ロマンチック街道という名の由来は分りませんが、このガイドマップに拠れば、やはり起点はブルツブルクで、終点フュッセンに至るまで、保存された中世の街並やノイスバンシュタイン城など処々にあるドイツ中世の文化を結ぶ街道のイメージからそう呼ばれているようです。
時折道の何処かに「Romantische Straße」(ロマンティッシュ・シュトラッセ)と書いてあって、この道で間違いない、と確認出来るのですが、あるところで、板にペンキで「ロマンチック街道」と日本語で書かれた表示板を見かけた時は一瞬あれっ??^^此処を通る日本人がいかに多いかを物語っていますね。(画像:ロマンチック街道走行中)
また途中通り過ぎる木々の間から赤い屋根だらけという大きな街が見えました。おそらくネルトリンゲンという円形都市でしょう。ここも行きたいところではありましたが、ローテンブルクも一応城壁内の集落なので、そう変らないでしょう。(画像:赤い屋根の集落)
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さて街道を飛ばして(私の他に車は殆ど見当たりませんので^^)シーズンにはちょっと時期が早いのか、観光バスにも遭遇せずローテンブルクと書かれた標識が出てきました。もう直ぐそこです。
幸いまだ明るいうちに到着出来たので、車でそろそろと城門の中に入ってみました。
まるでディズニーランドの中みたいですが、此処は本物の街です。ゆっくりと周回して道端に車を止め、少し歩きました。きれいに飾られたショーウインドウや古い町の名残のような壁、迷路を歩いているようです。(大戦時誤爆されて復旧させた街並みだとか、、)でも古い街の部分も残っています。中央の時計台のあるマルクト広場に着くと人が大勢集まっています。何かあるな、、と待っていると、案の定仕掛け時計が鳴り出しました。気が付くといつの間にか暮れなずんできています。明かりの点きはじめた夕刻のローテンブルクの街は確かにおとぎ話の中の国、現代から中世にワープして来たような気分になりました。
(画像:レーダー門から街に入る)
(画像:街のウインドウディスプレー、流石ドイツ、中世の街にもミハイルがいる!^^)
(画像:街は中世・市庁舎のからくり時計台では酒飲み市長が時を告げる)
暗く、寒くなってきたのでホテルにチェックインする事にしました。ホテルは城門のそばで丁度ローテンブルクに入って来た道の脇に建っていたので直ぐに分りました。今回、前にイギリスのチェスターでホテル探しに四苦八苦した経験からなるべく分りやすい場所にあるホテルをチョイスしたのです。ホテルといっても個人経営のペンションといった宿です。英語も通じるみたいでちょっと安心しました。ドイツ人は片付け名人の人種らしいので、ペンション級のホテルとはいえインテリアも内装もキッチリきれいにまとまっていました。
夕食は外に出てレストランを探す事に、、少し歩くと何やら賑やかそうなお店が、、今日の夕飯は此処で決まりです。ウインナーシュニッツェルやソーセージ、そして何よりドイツビール!やっぱり本場だ!美味しい~。
翌朝、朝食をホテルで済ませ、早めにチェックアウトして荷物を車に置いて、昨晩行った城内の街の中に散歩に行きました。天気もよくて、こうして海外を旅の最中、のんびり散歩出来るなんてちょっと妙な気分、物音一つしない、鳥のさえずりだけが響く朝の空気の中を歩きながら、生えている草や木や花を見ていると心地良い時の流れを感じて、外国に来ているという事を忘れてしまいそうです。
暫く歩いていると登り口が見えたので街を囲んでいる城壁に上ってみました。そう高くは無いのですが城内の街が展望出来ます。
(画像:城門の外は至って普通の街並)(画像:鉄道の駅もすぐそば)
今日これからの予定は、本来ならロマンチック街道の終点、(本当は起点らしい)ブルツブルクまで行ってロマンチック街道完走、となるのですが、何故か古城街道という名前に惹かれ、完走50kmを残し、西に向かってハイデルベルクに通じるアウトバーンに乗って、ハイデルベルクから古城街道を少し通りつつコブレンツに向かうことにしました。本日の走行道程は約350kmです。
ローテンブルク城内散策を終え、車に戻ってさぁ出発。西へ向かうアウトバーンに乗って一路ハイデルベルクへ。
寄道ホッケンハイム
しかし、途中寄ったサービスエリアで見たものは・・・何と、カフェや売店は車の雑誌やチェッカーフラッグやフォーミュラを模ったフィギュアの飾り、いかにも此処はもうサーキット内のカフェ、といった雰囲気。ハイデルベルクはホッケンハイムに近いというのは知っていたけど、と思いつつ車を走らせていると、「ホッケンハイムこちら」の標識
が私達を呼んでいました。
ハイハイ、今行きま~す^^とばかりに寄道即決!標識に導かれるようにアウトバーンを降りたのです。降りる辺りでもうサーキットが見えます。そういえばF1解説者Kちゃんが、以前ホッケンハイムは高速のすぐ脇にあるといってましたっけ、、。
高速を降りたT字路、さてどっち?ナビ君の勘でこっち、、という具合に道を進むと、ちょっと
大きな道に出て、ホッケンハイムの案内板がありました。そのまま道なりに廻っていくともうサーキットの構内といった感じですが日曜日の学校の裏手、といった感じで、誰もいないみたい。正面ゲートらしきを見つけて、建物の脇の空いていたPに駐車、降りて建物の入口から中に入ってみました。
出たところはパドックに通じるトンネルの入口。丁度前にチケットの立ち売りがいて、
サーキットではどうやらレースをやっているらしく、エンジン音が響いています。
ちょっと観てみたい、と取敢えず立売のお兄さんからチケットを買いました。9e=約1000円でした。何のレースか分らないのでパンフレットも買いました。
ポルシェレースにフェラーリが?
階段を下り、トンネルをくぐってパドックに出ると、外とはうってかわって、パドック内はたいそう賑わっています。何処でも変らぬレースウイークエンド風景。大きなトランポが何台も並んでいたり、レースにエントリーしているゼッケンを付けた車が停まっていたり、人もいっぱいで何かのお祭りのようです。
さっきから聞こえているエンジン音のするほうに行ってみました。囲いの脇の入口からサーキットのインフィールド側のスタンドに入れるようです。スタンドに入ると片側のスタンドは半分くらい観客で席が埋まっていました。コースではポルシェがレースをやっています。パンフレットを見ると表紙にはGTP(GRANTURISMO POWER SPEED WEEKEND)と書いてありました。英語ですけど、、、。さしづめヨーロッパチャンピオンカップといったところでしょうか。今回丁度ラッキーなホッケンハイム開催、次回はニュルブルクリンク、以降スパ・フランコルシャンやザントフールト、A1リンク、モンツァ、などとヨーロッパのサーキットを転戦するシリーズ戦みたいです。
(画像:レーススタンバイ中のポルシェ・チケットとパンフレット)
(画像:ポルシェレース)
(画像:レースが終わってパドックに並ぶエントリー車両)
エントリーリストを見ると、ポルシェカップのほかスーパー7やロータスエリーゼのワンメイクレース、ワーゲンカップ、カートやクラス別混走レースなどもあるみたいです。
暫しレース観戦を楽しもうとサーキットに目をやっていると、あれっ!何故??ポルシェばかりが走行している中に1台赤のフェラーリが、、、今のは目の錯覚か何かの見間違い、、とまた周回して来たのをよ~く見てもやはりあれはフェラーリ、間違いない!
でもまた何故ポルシェレースの中にフェラーリが紛れ込んでいるのでしょう。レースの場内実況アナウンスをよぉく聞いていると、フェラーリのドライバーさんを ’ドクター・アラビアン’と呼んでいます。アラビアの人がゲストエントリーなのか<でも住所は国内のグリュンワルトですが、、??などと沸いてくる疑問。 そうだ、きっとポルシェでエントリーしたものの車を壊して急遽フェラーリに、、いやいやまさか走行会じゃあるまいし・・・疑問は解決しないままフィニッシュ。
一旦スタンドの外に出て周回路を歩いていると丁度表彰台のあるメインスタンドの前に来ました。勝った3台のポルシェが並べられて、そばで見ていると表彰式が始まりました。今走ったポルシェです。3人が表彰されたあと、アナウンスがさっきのフェラーリのドライバー、ドクターアラビアン氏の名前を言っています。1台だけフェラーリでよく健闘しました、とでも言っているのでしょうか?ドイツ語(も)分りません^^;
(画像:表彰式)(画像:ポルシェの中にフェラーリが1台だけ<最下部、謎のエントリー表?)
あとでエントリーリストをよく見てみると、今観戦したこのレースはGTPミシュラン杯という14周=64,6kmを走行するレースで、4クラス22台がエントリーしていたようです。
またこのシリーズは翌日日曜日にもレースがあって、その中のメインともいうべき耐久レース、88周=402,51kmにもDr.アラビアン氏の1台だけフェラーリが(他全てポルシェの中)エントリーする記載がありました。
これらがポルシェワンメイクレースで、もし何かの理由でフェラーリのエントリーを認めたのなら、オーガナイザーの度量は大きいですね。
ホッケンハイムにちょっと寄道して観光するつもりが、うっかり観戦まで、、^^;
F1ではありませんでしたが、思わぬ旅の記念のレース観戦になりました。
パドックを出るとPの近くにあった建物が展示館だったので、毒を食わばでここにもついでにちょっと入ってみました。
(画像:コンセプトカー?)(画像:エンジンは手描き^^)
(画像:ドイツ名物)(画像:ホッケンハイム名物、13号車ブラックデビル号)
さて、そろそろ寄道を終えハイデルベルクに向かわないと、観光出来なくなってしまいます。
Pを出て戻る道を迷ったのか、何故か住宅街の真ん中を抜けてしまいました。
そういえばドイツではあのラウンドアバウトは余り見かけませんが、その代わり一方通行がとても多いのと、こういった住宅街には交差点各所にバウンドさせて速度を抑制させる丸い金属が横1列に埋め込んでありました。
車はチラと見えるサーキットに名残を惜しみながら、またアウトバーンに入ります。向かうハイデルベルクは此処から20kmほど、もう目と鼻の先です。
そういえばホッケンハイムを囲んでいるというシュバルツバルト(黒い森)が見えなかったけれど、何処にあったのでしょうか?
今回のご教訓と反省
・やっぱり知らない処では宿は街道沿いが便利ですね。netで選ぶ時に、街道沿いはうるさいのでは、、などと迷いましたが、場所が直ぐ判って助かりました。特に方向音痴σ^^にはうってつけです。
・ホッケンハイムもハイデルベルクもドイツのシュタットガルトという都市にある街です。アウトバーンならミュンヘンとフランクフルトのほぼ中間、地図の距離で約180kmくらいの処です。F1観戦ならどちらかからレンタカーで、が便利なのではないでしょうか。あ、混雑のほどは分りません。なおホッケンハイムの案内に拠るとこの後の6月にサーキットでローリングストーンズのコンサートが開催されるとか。その時期に来ればよかった。
・ドイツのビール、文句無く何処で飲んでも美味しい!です。付け合せはてんこ盛りポテト、大きなソーセージ、や厚切りのハムなど。そのせいかどうか、ドイツ人はかなり大柄で、駐在した友人(日本では並サイズ)は洋服と靴はいつも子ども用売り場で買っていたらしい。大柄ドイツ人に釣られて食べすぎにはご注意^^;
・残念!時間があればもっとゆっくりローテンブルクや他の街も見物出来たのですが、
欲張りツアーなので仕方ありません。尚、ローテンブルクの画像はドイツ旅行に行った方々がHPでいっぱい出されているようなので、そちらでご覧下さい。
*番外
iranekoも週末ホッケンハイムならぬ日本のサーキットでスプリント初参戦してきました。
結果は、もし賞が貰えたなら、参加賞・完走賞・ブービーメーカー賞、でしたでしょうね^0^
(次回は「古い街若きハイデルベルクから古城街道行く」です。
text by iraneko | 2005.11.01 | [ レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ ] | 固定リンク | コメント (7) | トラックバック (0)
October 25, 2005
第8回:ドイツ編:ロマンチック街道へ
レンタカー ドライブ道中記:ヨーロッパの観光地へ by iraneko
長い旅はミュンヘンから
かなり前に読んだ雑誌の記事に、歌手の井上陽水がふとアウトバーンを走りたいと思い立ってもう数日後にはメルセデスを借りて走っていたそうで、その時2人乗りのバイクが明らかに200km/h以上で抜いて行ってびっくりした、という話が載っていました。ふ~ん、アウトバーンって速度制限が無いと聞いてはいたけどそんな凄い道路なのかと思っていました。
それで一昨年、2003年4月、数年間住んだヨーロッパを離れる前に暫く旅行したいというナビ君に付き合って、また前回のヒマな3人で欧州巡りの旅の始まりに選んだのはドイツでした。飛行機の都合でミラノの空港で合流しミュンヘンへ向かいました。
因みに私が10日は費やして立てたツアープランで、ドイツはドライブ旅行と決め込みました。ミュンヘンでレンタカーを借りフュッセンまで行ってかの有名なノイスバンシュタイン城を見物、そこからロマンチック街道を通って途中ローテンブルクで1泊、またライン河のほとりのコブレンツに2泊、此処でちょっと個人的に楽しいイベントの企み、そしてケルンの大聖堂を見に行き、終点のフランクフルトでレンタカーを返す、というプランです。ドイツツアーのパンフレットに載っているティピカルなコースに従えば、ロマンチック街道というのはドイツに行ったら絶対外せない観光ルートのようで、必ず項目に入っていて現地バスツアーもいくつか出ているのですが、そこを車で走ってみようと思ったのは前記の話を思い出してアウトバーンが走ってみたくなったのと、前にドイツ観光ツアーに行った親類の者が、ツアーはとても急ぎ足の旅なので旅情を味わう間もなく、バスで寝ている間にロマンチック街道は通り過ぎていた、という話を聞いたからです。しかし殆どの観光ツアーは何故かフランクフルトを起点に南下しているので、こっちは逆行ですね。
出発前にアウトバーンを走ると聞いて、ヨーロッパのあちこちに住んだことのある知人に、「気をつけてね、どんな車に乗るのか知らないけど、バックミラーにポルシェが小さく見えて3つ数えたらもう真後ろに来ているからね。」とレクチャーされました。スポーツカーがミラーに映ったら1・2・3の間に車線変更ですね。
ミュンヘンに到着したのは夕刻、翌日は1日街を観光して回り、美味しいビールをたくさん飲んで、大きなアイスバインをお代わりしたナビ君は隣の席の若いOL風の女性に大笑いされてました^^。(画像:ミュンヘン市庁舎の大きな仕掛け時計と中の動く人形)![]()
(画像:ホテルより)(ミュンヘンの中心街)
(画像:ビルの壁に取り付くドラゴン)
そして次の日、いよいよミュンヘンの駅のレンタカーショップに。、勿論、今回もレンタカーは日本から予約を入れていて、希望車種はフォルクスワーゲンだったのですが、さて何の車が借りられるのでしょうか、、。コピーしてきた確認の書類を受付のスタッフに渡すと、ちょっとPCで書類をチェックし、直ぐに駅のPに案内されました。そして、これですというように示された車はフィアットのプント、とてもきれいな水色の車で、オマケにおそらく新車でしょう、タイヤは殆ど使っていない感じです。
(画像:punt)
タッフは間もなく帰っていき、余りスムースに行ったのでうっかり道を聞くのを忘れていたのでまたショップに戻って、フュッセンへ行く高速までのルートを聞き、市内の地図を貰いました。ショップの人はPからのルートを市内の地図にペンで書き込み、高速のナンバーを大きく書いてくれました。
フュッセンはドイツの南の端でスイスとの国境に位置し、目指すノイスバンシュタイン城は更にちょっと東に行ったところにあるはずです。
それとドイツ語なのですが、英語以上に全然出来ません。取りあえず標識や看板の文字くらいは読めるという程度、なにしろドイツではビッテ、とダンケでだけでなんとかなると信じていますけど、この先の旅程、大丈夫なのでしょうか?
(画像:雪が降ってきました、タイヤはノーマルで怖い!)
アウトバーンに雪が降り、、
車に乗り込みいよいよ出発。フュッセンまで地図の距離で約100km、そこからローテンブルクまでは同じく約200km、道程にすると400km近く走る事になるでしょう。
またまた出だしから暫くは左右があやふやになって右左折で反対車線に入ろうとしたりしながらも何とか高速道路の入口にたどり着きました。やっと乗って一安心です。これがあのアウトバーンなのか、、と半信半疑で走行。景色は直ぐに両側に林が続く道になりました。
暫く走っていると何やらフロント



