<DAY1>WRC第8戦 ラリー・オブ・ターキー
ラリー・オブ・ターキー by Car@nifty編集部
●DAY1はローブがトップ。しかし、その表情は複雑?
WRC第8戦、ラリー・オブ・ターキーのデイ1が6月13日(金)に行われた。ラリーリーダーとなったのはセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)だったが、意外にも当のローブはあまり嬉しそうではなかった。
13日(金)、ラリーはサービスパークが置かれるケメル西側のマウンテンステージで本格的に競技がスタートした。SSの数は前部で8本。いずれもグラベル(未舗装路)で、道の表面は細かいダストや砂利によって覆われており非常に滑りやすい。つまり1番手スタートの選手が圧倒的に不利となり、ドライバー選手権のリーダーゆえに先頭スタートとなったローブはズルズルと滑る路面に大苦戦することになった。
デイ1でラリーを全般的に支配したのはフォード勢で、SS8が終了した時点で首位に立っていたのはミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC07)、2番手はヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC07)。さらに、ストバートのジジ・ガリ(フォード・フォーカスRS WRC07)が3番手となるなどフォーカスRS WRC07が速さを示した。この時点でローブは4番手だったが、デイ1最後のステージとなったSS9でヒルボネン、ラトバラ、そしてガリのトップ3がまさかの失速。ローブは一気に首位に立ったのだった。
実際のところこれはフォードの作戦で、SS走行距離の長いデイ2でフォードのドライバーたちが不利な先頭走者とならないための処置だったのである。デイ2以降はデイ1終了後の総合順位順にスタートすることになり、そうなると上位3名の選手が路面の掃除役をつとめる羽目となりかなり不利になる。そこでフォードはヒルボネン、ラトバラ、ガリの3名に関して最終のSS9でタイム調整を行い、ローブが首位=先頭走者となるように仕組んだのだった。この作戦は以前にWRCヨルダンで施行されて成功しており、その時はデイ2でダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)を先頭走者に祭り上げた。そしてソルドはフォードの読みどおり失速し、ヒルボネンが逆転優勝を実現したのだった。今回は相手がローブと、ソルドと比べると格段に手ごわいが、果たしてフォードの策略は吉と出るか凶と出るか。ちなみにデイ1が終了した時点で1位はローブ、2位はヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC07)、3位はラトバラ、4位はガリ、そして5位はヒルボネンという順位。1位ローブと5位ヒルボネンのタイム差はわずか6秒8で、トップ5に関しては大接戦だ。
前戦のアクロポリスで2位と健闘したスバル勢はペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)が6位。しかし5位ヒルボネンには42秒3と大きな差をつけられている。残念ながら、チームメイトのクリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC2008)はSS6終了後にリタイア。右フロントサスペンションが破損してボディのホイールハウスを突き抜け走行不可能となってしまった。なお、スズキはトニ・ガルデマイスター(スズキSX4WRC)が9位、パー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)が12位につけている。
先頭走者として路面の掃除役に苦しんだローブ。フォードの策略でデイ2もまた同様の仕事を担う
結果的に総合2位につけるヘニング・ソルベルグ。デイ2では2番手スタートとなる
text by Car@nifty編集部 | 2008.06.14 | [ ラリー・オブ・ターキー ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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