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WRC 世界ラリー選手権

Car@niftyでは、2008年 WRC(世界ラリー選手権)の模様を現地からのレポートでお送りいたします。※開催地の通信状況により掲載が遅れる可能性がありますm(_ _)m

2008年8月30日 (土)

<DAY2>WRC第11戦 ラリー・ニュージーランド スバル

ラリー・ニュージーランド by Car@nifty編集部

ラトバラがワケありで首位に浮上

 WRC第11戦、ラリー・ニュージーランドのデイ2が8月30日(土)にハミルトンを中心に行われた。この日トップに立ったのはヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC08)だったが、それはシトロエンとセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)の順位操作によるものだった。

 デイ1終了時点で1位ミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC08)と、2位ローブとの差は27秒8。ラリーリーダーのヒルボネンはルールにより先頭走者となり、予想どおりルーズグラベルに足をとられてタイムが伸びない。ローブは1ステージごとにヒルボネンとの差を確実に詰めていき、ついにSS10でヒルボネンをとらえて首位に浮上した。ローブは続くSS11も速いペースで走っていたが、フィニッシュ前のセクションで突如スローダウン。10番手タイムで総合3位に順位を落とした。その結果ラトバラが首位に立ち、ヒルボネンは2番手に。ローブがペースを意図的に落としたのは、ラリーリーダーとしてデイ2をフィニッシュしないようにすることが目的だった。デイ2で先頭走者のヒルボネンが苦戦したことからもわかるように、ルーズグラベルの処理係となるフロントランナーはかなりのタイムロスを強いられる。ならば翌日に先頭スタートとならないよう、2~3番手ぐらいに順位を落としてしまおうとシトロエンは考えたわけである。

 この戦略的順位操作はもともと今季フォードが始めたものであり、ヨルダンとトルコではヒルボネンがその恩恵を受けて優勝した。その際に勝利を失ったシトロエン監督のオリビエ・ケネルはたいそう腹を立てていたが、今回こうしてニュージーランドで報復措置に出たわけである。これでローブは最終日のデイ3にラトバラ、ヒルボネンが走った後の比較的クリーンな道を走ることになり状況的にはかなり有利となった。

 デイ2終了時点で1位はラトバラ、1位は9秒3差でヒルボネン、3位はヒルボネンと4秒差でローブというオーダー。デイ3には合計85.04kmのSSが残されていることを考えれば、3人の中では出走順が遅いローブが大きなアドバンテージを得ているといえるだろう。

 総合4位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)、総合5位はフランソワ・デュバル(フォード・フォーカスRS WRC07)、総合6位はプライベーターのウルモ・アーヴァ(シトロエンC4WRC)という順位。日本車勢はペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)が7位、パー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)が8位、トニ・ガルデマイスター(スズキSX4WRC)が9位とかたまっている。ソルベルグはデイ2に入ってもマシンのセッティングがうまく合わず、苦しい戦いが続いている。

 なお、併催のPWRCではマルティン・プロコップ(三菱ランサーエボリューション)がトップに。デイ1で3位につけていた奴田原文雄は、コースアウトによりリタイアに終わっている。

Wrc1_2 ローブのペースダウンにより図らずもトップに立ったラトバラ。デイ3では先頭スタート役を担うことになる。







Wrc2_3 スバルはソルベルグ、そして再出走組にまわったアトキンソンともに満足なタイムが出ず苦戦中。







Wrc3_2 2位のヒルボネンに、ペースダウンをした理由を説明しにローブがやってきた。本当はローブも嫌なようだ

text by Car@nifty編集部 | 2008.08.30 | [ ラリー・ニュージーランド ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

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