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WRC 世界ラリー選手権 の情報を現地からのレポートで配信中!

WRC 世界ラリー選手権

Car@niftyでは、2009年 WRC(世界ラリー選手権)の模様を現地からのレポートでお送りいたします。※開催地の通信状況により掲載が遅れる可能性がありますm(_ _)m

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2008年11月 2日 (日)

<DAY3>WRC第14戦 ラリージャパン

ラリージャパン、ヒルボネンが優勝もローブがタイトルを確定

 WRC第14戦ラリージャパンの競技3日目、最終日となるデイ3が11月2日(日)に北海道の道央圏で行われた。優勝したのはデイ1からリードを保ち続けたミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC08)で、今季3勝目。2位はヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC08)、そして3位はセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)。ローブは今回3位に入ったことで最終戦を待たずして5年連続5度目となるWRCドライバーズタイトルを決めた。

 背水の陣でのぞんだヒルボネンの望みはついに断たれた。仮に優勝してもローブが3位以内に入れば、シリーズ2位のヒルボネンがチャンピオンとなる可能性は消える。そしてローブは慎重すぎるほど慎重にデイ3のステージを走りきり3位でフィニッシュ。その瞬間、ローブは史上最強の男となった。トミ・マキネンが三菱時代に達成した4年連続タイトルの記録を破り、5年連続チャンピオンを獲得したのだ。その歴史的な瞬間を目撃した日本の観客は幸運といえるだろう。

 優勝を飾ったヒルボネンだが、デイ3では午前中のセクションでチームメイトであるラトバラの激しいチャージを受けた。すでにローブの3位は確定的となり、ヒルボネンの逆転王座はほぼ不可能となったことで、これまでヒルボネンのヘルプ役を務めてきたラトバラは優勝に対する欲求を急激に高めたのだ。しかし、フォードとしては1位ヒルボネンと2位ラトバラがやり合って同士打ちとなることだけは避けたい。シトロエンにリードを許しているとはいえ、マニュファクチャラーズタイトル獲得の可能性も残っている。なんとか1-2フィニッシュでフルポイントを獲得したいと考えたフォード監督のマルコム・ウイルソンは、日中のサービスでラトバラにヒルボネンを追わないように指示。どうしても勝ちたいラトバラは涙を流しながらウイルソンに追撃許可を訴えたが、最終的にはチームオーダーを受け入れペースを落としたのだった。

 総合4位はクリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC2008)。アトキンソンはデイ2終了時点で3位ローブに大きな差をつけられていたため、デイ3では順位を守ることに集中。SS25 でベストタイムをマークしてスバルのファンを喜ばせた。スバルはデイ2でリタイアしたペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)もスーパーラリーで復活。SS21、SS28、そして最終のSS29でベストタイムをマークして速さを取り戻しつつあることをアピールした。

 スズキはパー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)が2番手タイムを連発し、スズキにとってのベストリザルトとなる5位でフィニッシュ。チームメイトのトニ・ガルデマイスター(スズキSX4WRC)も6位に入るなど、日本で最高の結果を残すことに成功。スーパーSSのスタンド席やサービスパークにはイエローのウェアを着たスズキのファンの姿も多く、スズキがWRCでの地位を確立しつつあることを印象づけた。

 なお、PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)ではユッホ・ハンニネン(三菱ランサーエボリューション)が今季3勝目をマーク。選手権トップに躍り出た。日本勢では新井敏弘(スバル・インプレッサ)が3位、鎌田卓麻(スバル・インプレッサ)が5位、田口勝彦(三菱ランサーエボリューション)が7位、奴田原文雄(三菱ランサーエボリューション)が8位という結果になっている。

Wrc1 タイトルはローブに持っていかれたが、ヒルボネンは去年に続きラリージャパン優勝を果たした





Wrc2 堅実すぎるほど堅実な走りで、ローブは3位に入り5年連続王者に。まさに史上最強のドライバーだ





Wrc3 他がペースを落としたとはいえ、ベストタイムを何度かマークしてスバルは復活をアピールした

11月 2, 2008 ラリージャパン | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 1日 (土)

<DAY2>WRC第14戦 ラリージャパン

ヒルボネンが首位を守る

 WRC第14戦ラリージャパン、競技2日目が11月1日(土)に北海道の道央圏で行われた。デイ1に続き総合1位を守ったのはミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC08)。2位にはヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC08)がつけるなどフォードが1-2体制をがっちりと固めた。

 ヒルボネンのクレバーさが光る1日だった、デイ1で2位ラトバラに26秒2差をつけたヒルボネンは、リスクを抑えた走りでリードをキープ。両者の差は最終的に15秒5にまで縮まったが、ヒルボネンは落ち着いた表情で「無理はしていない。とくに午後のステージはワダチが深く、大きな石がゴロゴロと転がっていて走りにくかったが結果には満足しているよ」と、コメント。2位のラトバラは「ヒルボネンのタイムは気にせずに3位ローブとの差だけを考えて走った。マニュファクチャラーズ選手権のことを考えるとフォードが1-2でフィニッシュすることが大事だからね」と、冷静にコメントしている。

 2位ラトバラと38秒0差の3位セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)は「大切なのはタイトル獲得で、無理にラトバラを追いかけようとは思っていないよ」と、あくまでも選手権を優先させることを宣言。しかし、言葉の端々からは少しでも上の順位でフィニッシュしたいという気持ちが強く伝わってきた。

 総合4位は、デイ1の5位から順位を上げたクリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC2008)。SS18で4位につけていたチームメイトのペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)がコースアウトによりリタイアしたため4位にポジションアップを果たした。そのソルベルグは、ロングステージのSS12でこのラリー初のベストタイムをマーク。リタイアする直前のSS17までフォードやシトロエン勢に引けをとらないタイムを出していた。SS18ではコース上の穴にステアリングをとられてマシンをぶつけ左リヤを破損。残念な結果となってしまったが、サービスパークへと戻ってきたソルベルグは「マシンはかなり良くなってきた。ベストタイムも出すことができたし、今日は自信を持ってドライブすることができた」と、ポジティブにコメント。デイ3ではスーパーラリーで最出走を果たす予定となっている。

 スズキはトニ・ガルデマイスター(スズキSX4WRC)が6位に浮上、パー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)が7位に。ガルデマイスターは札幌ドーム内でのSS19で1位、SS20で2位のタイムをマーク。アンダーソンはSS11で2番手タイムを出すなどそれぞれ見せ場を作ってスズキファンを喜ばせた。

 なお、PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)ではロシア出身の18才エフゲニー・ノビコフ(三菱ランサーエボリューション)が首位をキープ。新井敏弘(スバル・インプレッサ)は3位、鎌田卓麻(スバル・インプレッサ)は5位、田口勝彦(三菱ランサーエボリューション)は7位、奴田原文雄(三菱ランサーエボリューション)は8位につけている。

Wrc1_3 セカンドドライバーのラトバラを2位に従えてヒルボネンが首位をキープ。優勝に王手をかけた





Wrc2_2 ベストタイムを出すなど速さを取り戻したソルベルグは惜しくもSS18でリタイア。アトキンソンが4位に浮上した





Wrc3_2 スーパーSSながらガルデマイスターがSS19でスズキにとって初のSSベストタイムをマークした

11月 1, 2008 ラリージャパン | | コメント (0) | トラックバック (0)

<DAY1>WRC第14戦 ラリージャパン

負けられないヒルボネンがスタートダッシュ

 WRC第14戦ラリージャパンがついにスタート。10月31日(金)に競技初日となるデイ1が行われ、逆転王者を目指すミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC08)がトップに立った。

 ヒルボネンの意地が北の大地に炸裂した。勝たなければ後がないというプレッシャーをはねのけ、ヒルボネンが全7ステージ中5箇所でベストタイムをマーク。チームメイトのヤリ-マーティ・ラトバラはスピードでヒルボネンに及ばず2位に。選手権リーダーで今回3位以内に入ればタイトルが確定するセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が3位となった。

 デイ1はSS3と7が路面コンディションの悪化によりキャンセルとなるなど、全般的に雪と雨の影響で路面が緩んでいる。非常に滑りやすくリスキーなため、とくに勝つ必要のないローブはペースをかなり抑えて走った。その一方でヒルボネンは全開アタックを敢行。SSベストを連発し、デイ1にして2位ラトバラに26秒2差をつける快走をみせたのだった。ほぼノーミスで1日を終えたヒルボネンは「マシンも自分も調子が良い。道はかなり滑りやすかったけどトップに立つことができて嬉しいよ」と、笑顔で語る。ローブは「ミッコは速いね。でも、デイ2では僕ももう少し速く走れるはずだから優勝を諦めてはいない」と、不敵な笑顔を浮かべた。

 4位はクリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC2008)、5位はペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)と2台のスバルが続いたが、スピードではトップ3にかなわない。ツイスティかつスリッパリーな路面でのトラクションが若干足らないようだ。日本での復活優勝を目指して準備をすすめてきたスバルだが、4位のアトキンソンがすでに1位ヒルボネンから約1分遅れるなど挽回はかなり難しい状況だ。ただし、チームによればデイ2以降のステージのほうがマシンには合っているということなので巻き返しに期待したい。

 もうひとつの日本チーム、スズキはパー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)が7位、トニ・ガルデマイスター(スズキSX4WRC)が8位とまずまずの出足。今後の頑張りようによっては今季のベストリザルトである6位を更新することも可能な位置だ。

 ところで、デイ1ではSS6でストバートのフランソワ・デュバル(フォード・フォーカスRS WRC07)がクラッシュしてコ・ドライバーのパトリック・ピバトが骨盤と脛骨を骨折するという大けがを負ってしまった。このアクシデントによりSS6は中断、続くSS8は時間的な問題でキャンセルとなるなど荒れたラリー初日となってしまった。

 なお、PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)ではロシア期待の若手選手エフゲニー・ノビコフ(三菱ランサーエボリューション)が1位に。新井敏弘(スバル・インプレッサ)は3位、田口勝彦(三菱ランサーエボリューション)は5位、奴田原文雄(三菱ランサーエボリューション)は6位につけている。

Wrc1 SSベストタイムを連発してデイ1トップに立ったヒルボネン。落ち着いてラリーを戦っている





Wrc2 スバル勢はやや苦戦中でアトキンソン、ソルベルグとも首位争いには絡むことができていない





Wrc3 PWRCで今季初勝利を狙う新井敏弘は首位ノビコフに5秒3差の2位につけている

11月 1, 2008 ラリージャパン | | コメント (0) | トラックバック (0)




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