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WRC 世界ラリー選手権 の情報を現地からのレポートで配信中!

WRC 世界ラリー選手権

Car@niftyでは、2009年 WRC(世界ラリー選手権)の模様を現地からのレポートでお送りいたします。※開催地の通信状況により掲載が遅れる可能性がありますm(_ _)m

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2008年12月 8日 (月)

<DAY3>WRC第15戦 ラリー・グレートブリテン

王者ローブが逆転でWRC最終戦GBを制す。マニュファクチャラーズタイトルはシトロエンが獲得

 WRC第15戦ラリー・グレートブリテンの競技3日目最終日、デイ3が12月7日(日)にイギリスのウェールズで行われた。優勝はデイ2で2位につけていたセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)、2位は土壇場でローブに逆転を許したヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC08)、3位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)という結果になっている。 

 王者ローブが底力を見せた。デイ2が終了した時点で1位ラトバラと2位ローブの差は7秒3、デイ3で残るステージは4本合計96.1km。天気は良いが気温は低く道は凍っている。非常に滑りやすい路面でローブは4ステージ連続でベストタイムをマークするなど圧倒的な速さをみせた。対するラトバラは先頭走者ということもあり走りのリズムがつかめずローブほどはタイムが伸びない。結局、ラトバラは3本目のSS18でローブに逆転を許し、最後は12秒7差をつけられて2位でフィニッシュ。スウェーデンに続く2勝目を飾ることはかなわなかった。ラリー後ラトバラは「来年はチャンピオンを狙っていく。そのためには精神面でもっと強くならないと」と、自分に気合いを入れていた。

 ローブは今回がラリー・グレートブリテン初勝利で、今季これで11勝目。ソルドも3位に入ったことにより、シトロエンは2005年以来となるマニュファクチャラーズタイトルの獲得に成功した。ローブがドライバーズタイトルを手にし、JWRCではC2 S1600をドライブするセバスチャン・オジエがチャンピオンになるなど2008年はまさにシトロエンの年だったといえよう。

 総合4位はペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)。デイ2終了視点で3位ソルドとは24秒6差だったこともあり、ソルベルグは逆転ポディウムを目指してアタックをかけた。しかし凍結路面でインプレッサWRC2008はハンドリングが芳しくなく、ソルドとの差は拡大。ソルベルグは追撃を諦め4位でラリーを終えた。また、ソルベルグの後方5位にはパー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)が。5位のリザルトは前戦ラリージャパンと並びスズキにとってのベストリザルト。また、トニ・ガルデマイスター(スズキSX4WRC)も初日に窓が曇り前が見えなくなるトラブルで遅れながらも7位でフィニッシュ。2人が揃ってポイントを獲得するなど上々のエンディングとなった。

 併催イベントのPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)では、パトリック・フローディン(スバル・インプレッサ)がPWRC初優勝。そして、ドライバーズタイトルは2位に入ったアンドレアス・アイグナー(三菱ランサーエボリューション)が手にした。なお、日本の奴田原文雄(三菱ランサーエボリューション)はデイ1でクラッシュにより残念ながらリタイアとなっている。

Wrc1カーディフのポディウムで健闘を讚えあう勝者ローブ(右)と、2位ラトバラ(左)





Wrc2 ラリーをリードし続けたラトバラは凍った路面に手を焼き、ローブに逆転を許してしまった





Wrc3 ポディウムを目指しソルドを追ったソルベルグだが、逆に差を広げられ4位でフィニッシュ

12月 8, 2008 ラリー・グレートブリテン | | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年12月 7日 (日)

<DAY2>WRC第15戦 ラリー・グレートブリテン

●デイ2もラトバラが速し。スバルのソルベルグは4位に浮上

 WRC第15戦ラリー・グレートブリテンの競技2日目、デイ2が12月6日(土)にイギリスのウェールズで行われた。総合1位は、デイ1でトップに立ったヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC08)。2位はセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)、3位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)という順位になっている。 

 ウェールズは久しぶりに快晴に恵まれ、空は青く澄みわたった。しかし気温は非常に低く、湿り気を含んだグラベル(未舗装路)路面は朝方凍結し非常に滑りやすいコンディションに。レギュレーションにより1種類のグラベル用タイヤしか使えない選手達は、悪天候に見舞われたデイ1以上に慎重な走行を強いられた。

 デイ2に入ってもラリーリーダー、ラトバラは首位を守り続けた。1番手スタートとなったラトバラはレコードラインが刻まれていない凍結したステージで、ブレーキングポイントを決めかね序盤苦戦。2位のローブに一時2秒4差にまで詰め寄られた。しかし、なんとしてでも今年2勝目を手にしたいラトバラは、ライバルを圧倒するステージタイムを出すなどして1位のポジションを辛うじてキープ。総合2位のローブに7秒3差をつけて優勝に向けまた1歩前進した。

 驚くべき速さをみせたのは、デイ1で6位に低迷していたソルドだ。ソルドは凍った路面を慎重かつ果敢に攻め続け、デイ2オープニングのSS9で2番手のヒルボネンを18秒上まわるスーパータイムをマーク。一気に2位にジャンプアップを果たした。その後ソルドはチームメイトのローブに逆転を許し3位に順位を落としたが、マニュファクチャラーズタイトル奪還を狙うシトロエンにとっては満足すべき陣形に違いない。シトロエンを追うフォードは、デイ1でヒルボネンが転倒して遅れたことにより「現実的に考えて逆転の可能性は低い」と事実上の敗北宣言。ラトバラの優勝を最優先する方針を明らかにした。

 デイ1で3位と素晴らしい速さを示したパー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)は、午前中の滑りやすい路面で慎重になりすぎてタイムが伸びずポジションダウン。ソルドや4位ペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)に先行を許し5位にポジションを落とした。ソルベルグは、全体的には決して遅くはないのだが午前中のステージでソルドに遅れてしまったことが響き4位に。また、デイ1で4位につけていたマッツ・オストベルク(スバル・インプレッサWRC)はエンジントラブルで遅れ、最終的にはコースアウトでリタイアという残念な結果となってしまった。

Wrc1 王者ローブを相手に一歩も引かず首位を守ったラトバラ。スウェーデンに続くWRC2勝目なるか。







 

Wrc2 スバルはようやくフォードやシトロエンと互角に戦うことができるようになった







Wrc3 GB初優勝を狙うローブは1位ラトバラと7秒3差の2位に。最終日での逆転を狙っている

12月 7, 2008 ラリー・グレートブリテン | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 6日 (土)

<DAY1>WRC第15戦 ラリー・グレートブリテン

●デイ1はラトバラがトップ。スズキのアンダーソンが3位に入るなど大健闘

 2008年のWRC最終戦となる第15戦ラリー・グレートブリテンが競技初日のデイ1を迎え、新鋭ヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC08)がトップに立った。そして3位にはパー・ガンナー・アンダーソン(スズキSX4WRC)が入るなど、ラリーは予想外の展開となった。

 スズキのサービスパークが歓びにわいた。WRC初参戦の今シーズン、最終戦でついに初日を3位でクリアしたのだ。前戦のラリージャパンでスズキにとってのベストリザルトである5位をマークしたアンダーソンは、雪や雨でこのうえなく滑りやすくなったウェールズのグラベル路面を疾駆。有利な遅い出走順にも助けられたが、それでもフォードやシトロエンに負けない好タイムをマークし3位につけた。

 サプライズは他にもある。今回初めてWRカーを駆り出場したセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)が、ベストタイムをマークしたうえでリーダーとしてしばらくラリーを牽引したのだ。また、旧型のスバル・インプレッサWRCで出場したマッツ・オストベルクも一時2位につけるなど速さをアピール。オジエ、オストベルクともに遅い出走順が有利に働いたことは確かだが、悪条件の中実力は十分に発揮した。残念ながらオジエはギヤボックスのトラブルで8位に、オストベルクは窓が曇るトラブルとスピンで4位に順位を下げてしまった。

 総合1位でデイ1を締めくくったラトバラは、SS6で最速タイムを刻み一気にトップに浮上。2番手のセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)に12秒9差をつけている。ローブから遅れること9秒6の3位はアンダーソン。旧型マシンの4位オストベルグを3秒4差で5位ペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)が追う。デイ1はSS1/4のキャンセルや各ステージの短縮化などにより走行距離が短かったこともあり、上位陣に関しては大きな差がついていない。デイ2ははやめの出走順で走るアンダーソンやオストベルグが、経験豊かなペター・ソルベルグの追撃を抑えることができるかどうか注目したい。

 なお、SS3が終了した時点で11位と大きく遅れていたミッコ・ヒルボネンはSS5のゴール付近で横転して大幅にタイムをロス、またSS6で6位につけていたクリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC2008)はSS7で大クラッシュをきっしリタイアとなってしまった。アトキンソンはすぐに病院に運ばれ現在は検査を受けている段階だが、体に大きなダメージはないもようだ。

Wrc1 SS2番手タイムを出すなど速さを示したアンダーソンは初日3位と素晴らしい出だし





Wrc2 ソルベルグは戦闘力を高めつつあるインプレッサWRC2008で4位に。ポディウムは十分に狙える





Wrc3 なかなかスピードに乗れなかったヒルボネンはSS5でまさかの転倒し下位に沈んだ

12月 6, 2008 ラリー・グレートブリテン | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 5日 (金)

<DAY0>WRC第15戦 ラリー・グレートブリテン

●WRC最終戦グレートブリテンは波乱の予感

2008年WRCの最終戦となる第15戦ラリー・グレートブリテンが12月4日(木)の夜にイギリスのウェールズ、カーディフで開幕した。マニュファクチャラーズ選手権の行方が注目されるこの1戦、天候と路面コンディションが勝負に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。

レッキ(コースの下見走行)を行った選手たちは一様に困惑の表情を浮かべていた。「北のほうのステージは雪が積もっているよ。これじゃスノーラリーだ」。積雪がない場所でも路面が凍結しているところが多く、先日ラリージャパンで5度目の世界王者となったシトロエンのセバスチャン・ローブはアイスバーンに足をすくわれレッキでまさかのコースアウト。レッキカーの三菱ランサーエボリューションを転倒させてしまった。

この時期のウェールズは天気が安定しない。晴れていたと思ったら雨が降り、やがてそれが雪に変わることも。とにかく路面は滑りやすく、各チームともタイヤのグリップ力を高めるためにシェイクダウンでは足まわりのセッティングに力を入れていた。とくにマニュファクチャラー選手権でシトロエンを追う立場にあるフォードは、いつも以上に入念なマシンチェックを実施。その成果か、シェイクダウンではエースのミッコ・ヒルボネンがトップタイムをマーク。0秒9差でスバルのペター・ソルベルグが続いた。ソルベルグは、ラリージャパンでは結果こそ残せなかったもののマシンのハンドリング性能向上に強い手ごたえを感じていた。ようやく自分の思い通りに動くようになったインプレッサWRC2008で、ソルベルグは復活Vを狙う。3番手タイムはローブ。すでにタイトルを決めているローブは、いまだ優勝の経験がないグレートブリテンでの勝利を虎視眈々と狙っている。

レギュラー選手以外で大きな注目を集めたのは、2輪モトGPの2008年王者であるバレンティーノ・ロッシだ。以前プジョー206WRCでラリー・グレートブリテンに、スバル・インプレッサWRCでラリー・ニュージーランドに出場した経験のあるロッシは大のラリー好きで知られる。今回はストバート・フォードの一員としてフォーカスRS
WRC07のステアリングを握ることになった。他に、今年のJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)王者であるセバスチャン・オジエも、シトロエンC2
S1600でJWRCタイトルをとったご褒美として今回はWRカーのC4WRCでエントリー。シェイクダウンでは経験豊富な先輩たちに遜色のないタイムを出し才能をアピールした。

ラリー初日となる12月5日(金)のデイ1は、ここしばらくラリー・グレートブリテンでは使われていなかった北側のステージ群が舞台となる。ただしこのエリアはコース上に雪が残っている場所が多く、どのような展開となるかまったく予想がつかない。やはり雪に翻弄されたラリージャパンと同じように、波乱のラリー初日となる可能性も十分にあるだろう。

Wrc1 レッキ中、凍結路面で派手にコースアウトしてしまったローブ。グレートブリテン初優勝なるか







Wrc2 ラリージャパンでハンドリングに大幅な進歩が認められたスバル・インプレッサWRC2008







Wrc3 モトGPのカリスマ、ロッシは3度目のWRC出場でトップ10フィニッシュを狙う

12月 5, 2008 ラリー・グレートブリテン | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 2日 (火)

<直前情報>WRC第15戦 ラリー・グレートブリテン

●2008年WRC最終戦グレートブリテンが今週スタート

 2008年WRC(世界ラリー選手権)の最終戦、ラリー・グレートブリテンが今週12月4日(木)にイギリスのウェールズで開幕する。ドライバーズタイトルはすでに前戦ラリー・ジャパンでセバスチャン・ローブが決めているが、マニュファクチャラーズタイトルに関しては決定が最終戦に持ち越された。トップのシトロエンを11ポイント差で追うフォード。両チームによる総力戦がラリー・グレートブリテン最大の見どころである。

 2007年よりも1戦少ない全15戦で競われた2008年WRCもようやく長かったシーズンが終わる。最終戦グレートブリテンはラリージャパンと同じくグラベルロード(未舗装路)を舞台とするラリーで、雨が多く路面が滑りやすいことで知られている。雪の可能性もあるということで、やはり一部コースが雪で覆われた今年のラリージャパンと非常に似た特長を持つラリーといえる。

 サービスパークはウェールズの首都カーディフの西南に位置する港町スウォンジーに置かれ、そこを中心に北側に広がる山岳森林地帯にSSが広がる。ここ数年グレートブリテンのコースは基本的に大きなルート変更が行われなかったが、今年は初日デイ1のコースが完全にリニューアルされた。随分と前にグレートブリテンで使われていたスウィートラムなど、カーディフやスウォンジーから北側に遠く離れたエリアを舞台とする3本のステージが新たに追加されたのだ。3本のステージは2回づつ使用されるが、その間のサービスは簡便なリモートサービスのみ。SS群がメインサービスから遠く離れているため、必要最低限の機材と人員だけで行うリモートサービスを導入することになったのだ。規則により大がかりな整備作業ができないため、選手達はいつも以上にマシンをいたわって走らなければならない。同じくリモートサービスが採用された今年の第2戦スウェーデンでは、サービスの直前にローブが転倒してダメージを負いリモートサービスでは完全には修復できずリタイアとなってしまった。何が起こるかわからない、リモートサービスを核としたコース設定のデイ1は勝負の大きなポイントとなる。

 グレートブリテンではすでにタイトルを決め精神的に楽になったローブがマキシマムアタックで優勝を狙ってくるだろう。そして、選手権2位に終わったフォードのミッコ・ヒルボネンも去年に続く2連勝を実現すべくオープニングステージから攻めていくはず。さらに、ヒルボネンのチームメイトで、ラリージャパンではチームオーダーによりヒルボネン追撃を諦めたヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード)もデイ1からフルアタックをかけていくと思われる。いずれにせよ、ローブとフォードのふたりが有力な優勝候補であることは間違いない。

 ラリージャパンで今季最高の走りを見せたスバルのペター・ソルベルグも、元々グレートブリテンを得意としているだけに期待できる。ソルベルグのコ・ドライバーであるフィル・ミルズはウェールズの出身で、彼が保有している情報の精度と量はソルベルグにとって大きな味方となるはずだ。スバル・インプレッサWRC2008もラリージャパンではハンドリングに関して大きな進歩が見られ、条件さえ整えばスバル勢が表彰台フィニッシュを果たすことも夢ではない。その他日本勢では、ラリージャパンでWRC参戦以来最高リザルトとなる5位を得たスズキもさらなる記録更新を狙ってくるはずだ。シーズンの集大成として、各チームおよび選手がラリー・グレートブリテンにかける思いは我々の想像以上に熱い。

Wrc1 タイトル決定のため日本では守りの走りに徹したローブ。今回は優勝を狙ってくるはず







Wrc2 今季最高の走りをした日本での速さを、ソルベルグは再現することができるだろうか







Wrc3 カーディフの有名なミレニアムスタジアムでは単独走行のスーパーSSが行われる

12月 2, 2008 ラリー・グレートブリテン | | コメント (0) | トラックバック (0)




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