<直前情報>WRC第1戦 ラリー・アイルランド
ラリー・アイルランド by Car@nifty編集部
2009年WRC(世界ラリー選手権)が今週アイルランドで開幕
短い冬休みを経て、2009年WRCが今週開幕する。オープニングラウンドを務めるのは伝統のモンテカルロではなく、今回が2度目の世界選手権開催となるアイルランド。全部で24のラリーを2年間にわたって行うという年間12戦の新カレンダー導入により、今年モンテカルロはWRCを外れIRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)として開催されることになった。そのため、WRC開幕戦の栄誉がアイルランドにまわってきた形だ。
昨年末に日本のモータースポーツ界を震撼させたスバルとスズキのWRC撤退騒動により、今季WRCの参戦マニュファクチャラーはシトロエンとフォードの2メーカーのみと少々寂しいエントリーになった。しかし、マニュファクチャラーチーム(MT)という形で昨年までと同様ストバート・フォードがマニュファクチャラー登録。さらに、新チームとしてシトロエン・ジュニアチームが結成されやはりマニュファクチャラー登録を行った。その結果、マニュファクチャラー選手権を戦うのは全部で4チームに。ただし昨年までマニュファクチャラーチームとして戦ったミュンヒス・フォードは姿を消している。
ドライバーの顔ぶれはシトロエンがセバスチャン・ローブとダニエル・ソルド、フォードがミッコ・ヒルボネンとヤリ-マーティ・ラトバラ。ワークス直系の2チームに変化はない。ストバートは、アイルランドに関してはシトロエン系のPHスポールから移籍したウルモ・アーヴァと、ヘニング・ソルベルグをノミネート。シトロエン・ジュニアチームは元スバルのクリス・アトキンソンと、コンラッド・ローテンバッハのふたりでアイルランドを戦う。この他に、ワークスノミネートではないがカリッド・アル-カシミがフォードから、マシュー・ウイルソンがストバート・フォードから出場。さらに、昨年のJWRC王者でありWRC最終戦グレートブリテンで初のWRカー出場(シトロエンC4WRC)ながら一時ラリーをリードしたセバスチャン・オジエがシトロエンC4WRCを駆り出場。オジエは先週行われたIRC開幕戦モンテカルロでプジョー207S2000をドライブして優勝、その勢いをかってアイルランドにのぞむ。
この他に地元勢など数多くの選手がWRカーで出場を予定しているが、残念ながらペター・ソルベルグ、トニ・ガルデマイスター、そしてパー・ガンナー・アンダーソンといったスバルおよびスズキに関わっていた選手たちの名はエントリーリストにない。改めて、急な撤退を実施した日本チームが残した傷の深さを感じる。
ラリーは前回と同様アイルランド北西部の町スライゴーを中心に開催。コースは全般的に幅の狭いターマックで、季節柄雨や雪も予想される。そのためオフィシャル・タイヤサプライヤーであるピレリは通常のターマック用ドライタイヤに加えてレインタイヤ、さらにスノータイヤも用意。もしスノータイヤを使うような状況となれば、モンテカルロと似たキャラクターのラリーと成り得る。基本的にはターマックを得意とするシトロエンのローブとソルドが有利と予想されるが、荒れた展開となる可能性もある。1月30日(木)のセレモニアルスタートで幕をあけるWRCラリー・アイルランドは、一瞬たりとも目が離せない緊張感に満ちた1戦となるだろう。
道幅の狭いターマックロードが続くアイルランドのSSは非常に難易度が高い
真冬のアイルランドは雨だけでなく雪も予想される。タイヤ選択も勝負の鍵となるかもしれない
text by Car@nifty編集部 | 2009.01.26 | [ ラリー・アイルランド ] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/51035/43860337
この記事へのトラックバック一覧です: <直前情報>WRC第1戦 ラリー・アイルランド:






コメント
ペター・ソルベルグが参戦できないのが残念です。
スバルやスズキが撤退した原因の一つに
今年は日本開催がないということもあるかもしれませんね。
投稿者: (2009/01/26 10:49:41)