<直前情報>WRC第4戦 ラリー・ポルトガル
WRC第4戦ラリー・ポルトガルが今週開幕。グロンホルムがスバルで出場!
2009年WRCのシリーズ第4戦となるラリー・ポルトガルが4月2日(木)にスタートする。前回のWRC開催は2007年、ウイナーはセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)だったが今回もまたローブが優勝候補の筆頭。しかし、そのローブにとっての“天敵”が今回のラリーで久々のWRC復帰を果たす。過去2度世界王者となり、2007年をもって現役を引退したマーカス・グロンホルムだ。
グロンホルムがドライブするマシンは最後に属したフォードのフォーカスRS WRCではなく、プロドライブ製のスバル・インプレッサWRC2008。プロドライブはスバルが2009年もWRC活動を継続していれば、グロンホルムをワークスに迎え入れようとしていた。活動末期、当時スバルのエースだったペター・ソルベルグとプロドライブの関係は最悪の状態でソルベルグはマシンが良くないと、プロドライブはドライバーが良くないとそれぞれ陰で主張。そこでプロドライブはソルベルグに内緒でグロンホルムにインプレッサWRC2008をテストさせ、2009年シーズンはグロンホルムに3台目のマシンを与えて何戦かに出させようと考えていた。グロンホルムの力をかりて「マシンは悪くない」と、アピールすることがその狙いだったと考えられる。しかし、そのプランもスバルの撤退で頓挫。今回のポルトガルに関しては主催者のスペシャルゲスト的な形で特別参戦が決まった。マシンはプロドライブ製のインプレッサWRC2008で、ダンパーにオーリンズを採用するなど去年モデルからやや進化している。はたしてグロンホルムは久々のWRC復帰で、そして初めてのインプレッサWRC2008でどこまでいくことができるのか? グロンホルム本人は「3位を目標にする」と、控えめに抱負を述べている。
ラリー・ポルトガルのコースはグラベル(未舗装路)で、路面はかなり堅い。道自体はキプロスやトルコと比べれば大きな石が少なく比較的フラットだが、とにかく路面が堅いためにタイヤに関してはけっこう厳しいラリーといえる。ポルトガル南部のアルガルベ地方、ファロを中心とするコースは前回の2007年大会と比べると52%が変更を受け完全なニューステージも追加された。ただし、サービスパークが置かれるアルガルベ・スタジアムでのスーパーSSは健在で、ラリー初日となる4月2日(木)の晩にはオープニングのSS1としてスーパーSSが予定されている。
今回もまたレギュラーのWRCマニュファクチャラーおよびマニュファクチャラーチームに加えて、ペター・ソルベルグがエントリーしているのも話題のひとつ。2001年製造の旧型マシン、シトロエン・クサラWRCを駆りソルベルグはノルウェーで6位、前戦キプロスでは3位に入る活躍をみせた。今回もまた表彰台フィニッシュが期待されるが、キプロスと比べるとポルトガルはスピードレンジが高くエンジンパワーが要求される。旧型エンジンを搭載するクサラWRC&ソルベルグにとっては少々厳しいラリーとなるかもしれない。また、ソルベルグにとっては古巣であるスバルのマシンに乗るグロンホルムにだけは絶対に負けられないところだ。ローブを中心とする(であろう)優勝争いだけでなく、ソルベルグやグロンホルムの走りにも目を向けると今回のラリー・ポルトガルはいっそう興味深い1戦となるはずだ。
グロンホルムが搭乗する、ポルトガル観光局のカラーリングが施されたインプレッサWRC2008
前回の2007年大会では1位ローブ、2位グロンホルム、3位ヒルボネンという順位だった
3月 30, 2009 ラリー・ポルトガル | Permalink | コメント (0) | トラックバック (0)




















