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WRC 世界ラリー選手権 の情報を現地からのレポートで配信中!

WRC 世界ラリー選手権

Car@niftyでは、2009年 WRC(世界ラリー選手権)の模様を現地からのレポートでお送りいたします。※開催地の通信状況により掲載が遅れる可能性がありますm(_ _)m

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2009年3月30日 (月)

<直前情報>WRC第4戦 ラリー・ポルトガル

WRC第4戦ラリー・ポルトガルが今週開幕。グロンホルムがスバルで出場!

 2009年WRCのシリーズ第4戦となるラリー・ポルトガルが4月2日(木)にスタートする。前回のWRC開催は2007年、ウイナーはセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)だったが今回もまたローブが優勝候補の筆頭。しかし、そのローブにとっての“天敵”が今回のラリーで久々のWRC復帰を果たす。過去2度世界王者となり、2007年をもって現役を引退したマーカス・グロンホルムだ。

 グロンホルムがドライブするマシンは最後に属したフォードのフォーカスRS WRCではなく、プロドライブ製のスバル・インプレッサWRC2008。プロドライブはスバルが2009年もWRC活動を継続していれば、グロンホルムをワークスに迎え入れようとしていた。活動末期、当時スバルのエースだったペター・ソルベルグとプロドライブの関係は最悪の状態でソルベルグはマシンが良くないと、プロドライブはドライバーが良くないとそれぞれ陰で主張。そこでプロドライブはソルベルグに内緒でグロンホルムにインプレッサWRC2008をテストさせ、2009年シーズンはグロンホルムに3台目のマシンを与えて何戦かに出させようと考えていた。グロンホルムの力をかりて「マシンは悪くない」と、アピールすることがその狙いだったと考えられる。しかし、そのプランもスバルの撤退で頓挫。今回のポルトガルに関しては主催者のスペシャルゲスト的な形で特別参戦が決まった。マシンはプロドライブ製のインプレッサWRC2008で、ダンパーにオーリンズを採用するなど去年モデルからやや進化している。はたしてグロンホルムは久々のWRC復帰で、そして初めてのインプレッサWRC2008でどこまでいくことができるのか? グロンホルム本人は「3位を目標にする」と、控えめに抱負を述べている。

 ラリー・ポルトガルのコースはグラベル(未舗装路)で、路面はかなり堅い。道自体はキプロスやトルコと比べれば大きな石が少なく比較的フラットだが、とにかく路面が堅いためにタイヤに関してはけっこう厳しいラリーといえる。ポルトガル南部のアルガルベ地方、ファロを中心とするコースは前回の2007年大会と比べると52%が変更を受け完全なニューステージも追加された。ただし、サービスパークが置かれるアルガルベ・スタジアムでのスーパーSSは健在で、ラリー初日となる4月2日(木)の晩にはオープニングのSS1としてスーパーSSが予定されている。

 今回もまたレギュラーのWRCマニュファクチャラーおよびマニュファクチャラーチームに加えて、ペター・ソルベルグがエントリーしているのも話題のひとつ。2001年製造の旧型マシン、シトロエン・クサラWRCを駆りソルベルグはノルウェーで6位、前戦キプロスでは3位に入る活躍をみせた。今回もまた表彰台フィニッシュが期待されるが、キプロスと比べるとポルトガルはスピードレンジが高くエンジンパワーが要求される。旧型エンジンを搭載するクサラWRC&ソルベルグにとっては少々厳しいラリーとなるかもしれない。また、ソルベルグにとっては古巣であるスバルのマシンに乗るグロンホルムにだけは絶対に負けられないところだ。ローブを中心とする(であろう)優勝争いだけでなく、ソルベルグやグロンホルムの走りにも目を向けると今回のラリー・ポルトガルはいっそう興味深い1戦となるはずだ。

Wrc1 グロンホルムが搭乗する、ポルトガル観光局のカラーリングが施されたインプレッサWRC2008







Wrc2 前回の2007年大会では1位ローブ、2位グロンホルム、3位ヒルボネンという順位だった







Wrc3 ラリー・ポルトガルのコースは南ヨーロッパらしい美しい風景も自慢のひとつ

3月 30, 2009 ラリー・ポルトガル | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月16日 (月)

<DAY3>WRC第3戦 キプロス・ラリー

ローブがキプロスでWRC通算50勝を達成。ペターは3位を獲得

 2009年WRC第3戦キプロス・ラリーの競技最終日、デイ3が3月15日(日)に行われ、セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が優勝。開幕3連勝を飾るとともに、WRC通算50勝の大記録を達成した。2位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、そして3位には旧式マシンで出場のペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)が入った。

 ラリー最終日、サービスパークが置かれるレメソス周辺は晴れていたがSSは前の晩に降った雨でウェットに。デイ2と同じく滑りやすいマディなグラベルコースが戦いの舞台となった。デイ3に残されたSSはわずか3本。しかし、2本目のSS13は全長40.54kmと今ラリー最長で、3ステージ合計では82.27kmのSSが残されている。コースコンディションが極端に悪いことから、選手たちはまったく気が抜けない状況が続く。

 デイ3のオープニングとなるSS12を制したのは2位ヒルボネンだった。デイ2が終了した時点でヒルボネンと1位ローブの差は49秒8。かなり大きな差であることに違いはないが、ヒルボネンはローブのミス誘発を狙い攻撃の手を休めない。しかし、ローブは自分の走りに集中するためスプリットタイムを確認せず、リスクを排した走りで3番手タイムを獲得。ヒルボネンとの差を44秒に留めた。続くSS13、最後の勝負どころでもヒルボネンはベストタイムを刻むが、ローブは危なげない走りで4番手フィニッシュ。両者の差は26秒9差に縮まったが、残るステージは1本のみ。しかも11.7kmと短いためヒルボネンはここで追撃を諦めた。そしてファイナルステージのSS14ではローブ3番手、ヒルボネンは4番手タイムでラリーは終了。最終的には2位ヒルボネンに27秒2差をつけローブはWRC通算50勝目を飾ったのだった。

 優勝したローブは「50勝はやはり特別だ。嬉しいよ。でも、これで終わりではない。次は51勝目を目指す」と、コメント。対するヒルボネンは「勝負はデイ1の金曜日の段階ですでについていたね」と、語りながらもライバルの大記録実現を祝福。次戦ポルトガルに気持ちを切り換えた。

 見ごたえがあったのは3位争いだ。デイ2終了時点で3位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)、それを2001年型の旧式マシンに乗るペター・ソルベルグが15秒9差で追う。ソルベルグはSS12で2番手タイムを刻み、その差を13秒2に縮小。途中、ギヤシフトのトラブルでエンジンがストールし、1速にギヤを戻すのに12秒もかかってしまったにも関わらず素晴らしいタイムをマークした。手ごたえを感じたソルベルグは、続くロングステージのSS13でもフルアタックを敢行。やはり2番手タイムを刻み、ついにはソルドを逆転して3位に浮上。最終のSS14を注意深く5番手タイムで走破し3位でフィニッシュ。昨年のアクロポリス以来となるシャンパンファイトに参加した。「凄く嬉しいよ。信じられないね。ソルドを抜かしてシトロエンには悪かったと思うけど、彼らは誇るべきだ。古いクサラがこれだけ高い戦闘力を備えているってことをね」と、笑顔でコメント。なお、プライベート出場の選手がポディウムに上がるのは2005年モンテカルロのトニ・ガルデマイスター(プジョー307WRC)以来のことである。

 以下、4位はソルド。5位は最終のSS14でヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)と同タイムのベストタイムをマークしたマシュー・ウイルソン(フォード・フォーカスRS WRC)という結果になっている。なお、同時開催のPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)ではパトリック・サンデル(シュコダ・ファビアS2000)がノルウェーに続き開幕2連勝を達成。新井敏弘(スバル・インプレッサ)はいくつかのトラブルに見舞われ4位に終わった。また、同じく同時開催のJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)ではマルティン_プロコップ(シトロエンC2 S1600)が優勝を果たしている。


Wrc1 WRC通算50勝目を手にしたローブ。次なるターゲットは今季12勝、つまり全勝記録か?







Wrc2 こん身のアタックで久々のポディウムフィニッシュを果たしたペター・ソルベルグ







Wrc3 最後の最後で三菱のアルミンド・アラウジョをかわしサンデルがPWRC2連勝を達成

3月 16, 2009 キプロス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月15日 (日)

<DAY2>WRC第3戦 キプロス・ラリー

WRCキプロスはデイ2もローブが首位を堅持。ペターは4位に浮上

 2009年WRC第3戦キプロス・ラリーの競技2日目、デイ2が3月14日(土)に行われた。ターマックのデイ1から一転、雨でマディになったグラベルステージが舞台となったが、セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)は総合1位の座を守りきった。

 夜中に降り続いた雨でキプロス、トロードス山脈のグラベルロードは大量の水分を含みコースは滑りやすい泥で覆われた。少しぐらいウェットな状況ならばコース表面のルーズグラベルは落ち着き先頭走者であるローブの不利は軽減されるが、泥濘化した路面では初めてラインを刻む先頭走者はタイムロスを強いられる。デイ1では6ステージ中5箇所でSSベストを刻んだローブもさすがにペースが上がらない。この日3本目のSS9では何とか最速タイムをマークしたが、オープニングのSS7ではヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)が、続くSS8ではミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)が一番時計をマークするなどフォード勢の速さが目立った。とくに総合3位のヒルボネンは、SS8で総合2位のダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)がやや遅れたこともあり2位へとポジションアップを果たした。

 ヒルボネンに続けとアタックを行っていたラトバラは、しかしSS8でコースアウト。ダメージはそれほど大きくなかったが、マシンをコースへと戻すため約1kmを歩き観客に援助を要請。結果、走行を再開するまでに20分以上を要し総合25位に落ちてしまった。

 昼間のサービスをはさんで始まった午後最初のステージSS9ではローブがベストタイムをたたき出し、総合2位ヒルボネンとの差を1分08秒3に広げる。そして、その後方ではプライベーター最上位の4位ペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)が、3位ソルドとの差を1分25秒7にまで詰めていた。太陽が顔を出しドライとなったSS10、攻めに攻めたソルベルグが今回初のベストタイムをマーク。さらにはデイ2最終ステージとなるSS11でもソルベルグは最速タイムを刻み、4位の座は変わらずも3位ソルドとの差を一気に15秒9にまで削りとりポディウムに1歩近づいたのだった。

 デイ2が終了してローブの首位は変わらず。しかし、ローブはSS10の途中でブレーキトラブルに見まれSS6番手、続 くSS11でもペースが上がらず8番手タイムに沈んだ。この結果総合2位ヒルボネンとの差はやや縮まり49秒8差に。少し貯金を使ってしまった形だ。キプロス・ラリーは残すところあと1日、最終日デイ3は3本のSS合計82.27kmで戦われる。


Wrc1 デイ2の終盤はブレーキのトラブルなどによりペースが上がらなかったローブだが1位は堅持







Wrc2 雨で泥だらけになった路面を果敢に攻めるヒルボネン。ソルドをかわして2位に浮上した







Wrc3 走行条件に恵まれたとはいえ、2ステージ連続のベストタイムにソルベルグも思わず笑顔

3月 15, 2009 キプロス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月14日 (土)

<DAY1>WRC第3戦 キプロス・ラリー

WRCキプロス、ターマックのデイ1はローブがライバルを圧倒

 2009年WRC第3戦キプロス・ラリーの競技初日、デイ1が3月13日(金)に行われた。すべてがターマック(舗装路)となる6本のSSが終了してトップに立ったのはセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)。2位ダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)に41秒8差を刻むなど圧倒的な速さで大量リードを築いた。

 デイ1がターマック、デイ2とデイ3はグラベル(未舗装路)で行われる今回のキプロス。王者ローブはデイ1にかけていた。というのも、デイ1で少しぐらいのリードを築いたとしても、先頭走者としてグラベルのデイ2およびデイ3を走ることになれば大きなハンディを負うことになるからだ。キプロスのような深いグラベルのコースでは、路面の表面を覆う滑りやすいルーズグラベルによって1番手スタートの選手はどうしても大幅にタイムをロスしてしまう。ローブとしては、ラリーリーダーとしてデイ2を1番手スタートしても追いつかれないほど大きなリードをデイ1のターマックSSで築いておきたかったのだ。

 オープニングのSS1、ローブは狙いどおりベストタイムを刻む。2番手ソルドを13秒5も引き離す俊足ぶりはSS2、SS3でも衰えず午前中のセクションで総合2位のソルドに22秒5、3位ミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)に42秒のギャップを確保した。さすがはターマック無敵のローブだが、速さの秘密はテクニックだけでなくその戦略にもあった。実はローブ、摩耗して溝が浅くなったタイヤをあえて履いていたのである。

 今回のキプロスは、ターマックのデイ1もグラベルタイヤで走ることが義務づけられている。しかしグラベル用タイヤは各ブロックが小さくしかも柔らかいためによれてマシンがふらつきやすい。そこでローブはシェイクダウンでブロックを適度に摩耗させ、スリックタイヤのように浅溝化したグラベルタイヤを履いてスタート。摩耗による性能低下が心配されたが、気温が低かったこと、そしてタイヤに優しいローブのドライビングが好結果を生んだ。

 サービスをはさんで午後のセクションでは皆がローブのやり方を真似し、フロントに摩耗したタイヤを装着。リヤには新品タイヤを履かせるという組合わせが主流となった。それでもローブの速さは変わらずSS4、SS5とスタートからこれで5ステージ連続のベストを記録。デイ1最終のSS6では雨が降ってきたため大事をとって2番手となったが、1日が終わってみれば総合2位のソルドに41秒8、3位ヒルボネンに1分00秒2という大差をつけることに成功。これだけの大量リードがあれば、デイ2のグラベルコースでもリードを守りきることができるに違いない。

 なお、4位はヤリーマーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)、5位はペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)、6位はセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)というオーダーに。ストバートから出場のヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)はサービスからSS1へと向かうリエゾン区間で一般車と衝突。幸いにしてけが人は出なかったがマシンは大きなダメージを負い、SSを1本も走ることなくリタイアという残念な結果になってしまった。


Wrc1 あえて摩耗したタイヤを履き午前中で大量リードを築いたローブ。完璧ともいえるラリー展開だ







Wrc2 午後は前後に4本の摩耗タイヤを装着して勝負に出たヒルボネンだったが、結果はハズレだった







Wrc3 旧型マシンでワークス勢に離されんと奮闘するペター・ソルベルグ。午前中はアンダーステアに苦しんだ

3月 14, 2009 キプロス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月13日 (金)

<DAY0>WRC第3戦 キプロス・ラリー

WRC第3戦キプロス開幕。ソルドがシェイクダウン最速、ペターは2位

 2009年WRC(世界ラリー選手権)の第3戦キプロス・ラリーが3月12日(木)にキプロスのリマソルでスタート。セレモニアルスタートを前に午前中行われたシェイクダウンでベストタイムをマークしたのはダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)だった。そして、2番手にはプライベート出場のペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)がつけた。

 ラリーウイークの前週は雨がちでリゾートアイランドらしからぬはっきりしない天気が続いたキプロス島だが、シェイクダウンが行われた12日は快晴。気温は摂氏19度まで上昇した。デイ1はターマック(舗装路)、デイ2とデイ3はグラベルというミックスサーフェスで行われる今回のキプロス、注目のシェイクダウンは全長3.35kmのターマックコースが選ばれた。路面はターマックであるが、規則により使用できるタイヤはピレリのグラベル用ハードコンパウンド1種類のみ。路面がダスティだったこともあり、多くのドライバーが「グリップ力が低くて非常に滑りやすい」と、戸惑いの表情を浮かべる。

 そのような難しい路面状況でトップタイムを刻んだのは、シトロエンのナンバー2であるソルドだった。ソルドは「ターマックをグラベル用タイヤで走るということでまだ完璧なドライビングができてはいない。でも、良いフィーリングを得ることができたし、ベストタイムを記録することができて明日に対する自信が持てた」と、コメント。ソルドとしては得意とするターマックのデイ1でリードを広げ、WRC初勝利を手にしたいところだ。

 ソルドに0秒3遅れの2番手タイムをマークしたのは、前戦ノルウェーに続き自らのチームを率いプライベート出場のペター・ソルベルグ。ペターのマシンは相変わらず旧タイプのクサラWRCながら、エンジンとダンパーが更新されノルウェーと比べれば戦闘力は向上している。ペターは「今のところ何も問題ない。マシンのフィーリングはいい感じだ」と、セカンドベストに表情も明るい。

 3番手タイムはシトロエン・ジュニアチームからエントリーのセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)、4番手は開幕3連勝とWRC通算50勝目の大記録達成が期待される王者セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)、5番手はフォードのセカンドドライバーであるヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)という順位になっている。

Wrc1 5番手タイムのラトバラ。グラベルタイヤを履きながらも車高はターマック用にかなり下げている







Wrc2 シトロエン・ワークスのC4WRCは今回からホワイトが目立つ新しいカラーリングが採用された







Wrc3 トップドライバーの中では唯一旧世代のマシン、クサラWRCをドライブするペターが2番手タイムを記録

3月 13, 2009 キプロス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 9日 (月)

<直前情報>WRC第3戦 キプロス・ラリー

今週開催のWRC第3戦キプロスはミックスサーフェスがポイント

 2009年WRCのシリーズ第3戦、キプロス・ラリーが3月12日(木)にスタートする。久しぶりのWRC開催となるキプロスは、これまた久しぶりに復活するミックスサーフェス・イベントとして大きな注目を集めている。初日のデイ1はターマック(舗装路)、そしてデイ2とデイ3はグラベル(未舗装路)で戦われるキプロスで勝つのは誰か? 過去3戦はセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が勝利をおさめている。

 WRCが地中海に帰ってくる。去年の第14戦ラリー・ジャパンからしばらく“寒い”ラリーが続いていたWRCだが、地中海に浮かぶキプロス島では強い日差しがクルーを迎えることだろう。ラリーのホストタウンを務めるリマソルは有名なビーチリゾートであり、この時期でも気温は摂氏20度前後と暖かい。以前と比べればややはやい時期の開催ということで暑さはそれほど強烈ではなく、選手やマシンにとっては過ごしやすい気候だ。

 キプロスというと非常にラフなグラベルコースが思い浮かぶが、今回はそれだけではない。競技3日間のうち初日がターマック、あとの2日間がグラベルという変則的なミックスサーフェスで行われるのだ。ミックスサーフェスイベントはWRCで過去にサンレモ(イタリア)などでも行われていた。しかし、チームは足まわりやタイヤなど路面に応じて2タイプを用意する必要があり、それが参戦コストの高騰につながるとしてしばらく禁じられていた。その解禁第1戦が今回のキプロスというわけである。

 以前のミックスサーフェスイベントと異なるのは、初日のターマックステージでもグラベル用タイヤを使うことだ。2種類のタイヤを用意する必要がないためコストの面でのメリットがあり、また路面グリップ力が低く派手なドリフト走行が期待できるという意味で観客側からみると面白い試みといえる。反面、グラベル用タイヤでターマックを走るためにタイヤの摩耗が心配される。事前のテストではなかなか良好な結果が出たようだが、果たして本番ではどうだろうか? 主催者はタイヤ交換の機会を増やして対応するようだが、それでもタイヤの摩耗が勝負に大きな影響を及ぼす可能性が高い。

 過去をふり返ってみれば3回連続でローブが優勝している。そして今回は、そのローブがもっとも得意とするターマックが含まれるとあって彼が4連覇を果たす可能性はかなり高い。もしもローブがキプロスで勝てば、それはWRC通算50勝の記念すべき勝利となる。いろいろな意味で話題豊富なイベントであるが、ノルウェーに続きプライベーターとして参戦するペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)の戦いぶりにも注目したいところだ。

Wrc1 キプロスといえば荒れたグラベル路面が特長だが、ジャンプもまた名物である







Wrc2 前回の06年も最終日にターマックSSが行われたが単なるエキジビション扱いだった







Wrc3 ノルウェーに続きペター・ソルベルグもクサラWRCで出場。表彰台に上れるか?

3月 9, 2009 キプロス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)




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