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WRC 世界ラリー選手権 の情報を現地からのレポートで配信中!

WRC 世界ラリー選手権

Car@niftyでは、2009年 WRC(世界ラリー選手権)の模様を現地からのレポートでお送りいたします。※開催地の通信状況により掲載が遅れる可能性がありますm(_ _)m

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2009年4月27日 (月)

<DAY3>WRC第5戦 ラリー・アルゼンチン

ローブがWRCアルゼンチン優勝で開幕5連勝を達成

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第5戦ラリー・アルゼンチンの最終日デイ3が4月26日(日)にアルゼンチンのカルロス・パスを中心に行われた。SS19から23まで計5本のSSで戦われ、デイ2でトップに立ったセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が優勝。ローブはアルゼンチン5連勝、そして今季開幕5連勝を飾った。なお2位にはダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)が入り、シトロエンは1-2フィニッシュを実現した。

 デイ2終了時点で2位ソルドに大きな差をつけていたローブは、しかしデイ3が始まってもスピードに陰りが見られなかった。ローブはSS19と20でステージベストを刻みリードをさらに盤石なものに。SS21および22はヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)にベストを譲ったが、それでも余裕の2番手タイム。最終ステージとなったコルドバ・スタジアムでのスーパーSSをベストタイムでクリアすると、最終的には総合2位のソルドに1分13秒1差をつけて開幕5連勝を達成した。

 入れ替わりが激しかったのは3位争いだ。デイ2終了時点ではラトバラが3位につけおり盤石と思われたが、ラトバラのマシンはSS19でジャンプの着地後フューエルプレッシャーが低下してエンジンがストップ。システムを再起動しスタートには成功したが8分以上と大幅にタイムをロスして総合7位にドロップしてしまった。ラトバラが後退したことで3位に浮上したのはペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)だった。しかし、そのペターにもSS20で災難が降りかかる。フィニッシュまであと少しというところでクサラWRCはフューエルプレッシャーが下がりストップ。ペターは最スタートを試みたがエンジンは始動せずリタイアとなってしまったのだ。

 ペターのリタイアにより3位を得たのは兄のヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)だった。ヘニングは駆動系のトラブルなどで厳しい週末を送っていたが、最後の最後に運がまわってきた。「ペターには申しわけないけど3位に入れて嬉しいよ」と、ヘニングは上機嫌でポディウムに上がった。以下、4位は地元アルゼンチン出身のフェデリコ・ヴィラグラ(フォード・フォーカスRS WRC)、5位にはマシュー・ウイルソン(フォード・フォーカスRS WRC)が入った。

 同時開催のPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)ではナッサー・アル-アティヤ(スバル・インプレッサ)が今季初優勝。トラブル続きだった新井敏弘(スバル・インプレッサ)は3位でフィニッシュした。また、JWRC(ジュニア世界ラリー選手権)はミハウ・コシュッツコ(スズキ・スイフトS1600)が優勝している。


Wrc1_2 ソルド、ヘニングを従え今季5度目の優勝を祝うローブ。6年連続の王座獲得は間違いなし?







Wrc2_2 前を走る選手たちが相次いで消えたことで気がつけば表彰台のヘニング・ソルベルグ。







Wrc3 ラトバラの後退により今季2度目となる3位フィニッシュが期待されたペター・ソルベルグだったが。

4月 27, 2009 ラリー・アルゼンティーナ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月26日 (日)

<DAY2>WRC第5戦 ラリー・アルゼンチン

波乱のWRCアルゼンチンDAY2はヒルボネンがリタイア、ローブが首位に

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第5戦ラリー・アルゼンチンのデイ2が4月25日(土)にかけてアルゼンチンのカルロス・パスを中心に行われた。SS10から18まで計9本のSSが終了し、トップに立ったのはデイ1で3位だったセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)。ローブと首位を争っていたミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)はエンジントラブルでリタイアとなっている。

 1位から4位にかけてのタイム差が非常に接近しており、デイ2は勝負の緊迫感を保ったままスタートした。この日のコースはミナ・クラベロやエル・コンドルといったアルゼンチン名物ともいえる壮大な風景の中を走る。かなり標高が高いエリアを通るためにエンジンの性能低下が起こりやすく、エンジニアは補正マップを用意してパフォーマンスダウンに対応しなくてはならない。

 青空の下スタートしたオープニングのSS10でトップタイムをマークしたのはデイ1であまりペースが上がらなかったローブだ。「デイ2が勝負。プッシュする」という言葉どおりローブはフルアタックを敢行し、続くSS11でもベストを刻みヒルボネンを捕えて総合2位に浮上。さらに、SS12も最速タイムで駆け抜けるとついには首位ダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)をかわして総合1位に躍り出た。ソルドはヒルボネンにも先行を許し3位に後退。ローブが4連続ベストを決めたSS13が終わり、午前中のセクションが終了した段階で1位ローブ、2位は7秒3遅れでヒルボネン、3位はローブから12秒2遅れでソルドという順位となった。

 カルロス・パスでのサービスを経て始まった午後のセクションでは、セッティングを変更してスピードを増したヒルボネンがチャージ。デイ2初のベストで首位ローブとの差を6秒1に縮めた。そして迎えたSS15、さらなる激戦が予想されたがヒルボネンはトップタイムのローブから53秒遅れの9番手タイムに終わり総合3位に後退してしまった。フィニッシュまであと少しというところでヒルボネンのマシンはエンジンの水温が急上昇し、ペースダウンを余儀なくされたのだ。ヒルボネンはSS16へと向かうリエゾンセクションで冷却水を補充するなどしてトラブルの解決を試みたが、水温130度以上にまで達してしまったエンジンは直らず。ヒルボネンはリタイアという苦渋の決断を下した。その結果デイ1の6位から4位にまで順位を回復していたヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)がSS16でベストを刻み3位に上がった。しかしデイ2が終了した時点で1位ローブと2位ソルドの差は58秒6、ソルドと3位ラトバラの差は41秒5とそれぞれ大きく開いている。最終日デイ3に残されたSS合計距離は短いため大きな順位変動が起こる可能性はそれほど高くない。

 総合4位はペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)。デイ1ではトップから18秒9差の好位置につけていたソルベルグだが、標高が高いエリアが舞台となるデイ2でプライベーターである彼のマシンはエンジンの大幅性能ダウンに直面。思うようにタイムが上がらず、さらには午後のセクションでパンクで大幅に遅れ1位との差は2分40秒3と大きく開いてしまった。なお、ペターの43秒7後方の5位には実兄であるヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)が迫っている。

 同時開催のPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)ではナッサー・アル-アティヤ(スバル・インプレッサ)が1位。新井敏弘(スバル・インプレッサ)はデイ1に続きステアリング系のトラブルに悩まされたが3位と順位をひとつ上げた。


Wrc1 ヒルボネンのリタイアで一気に楽になったローブ。開幕5連勝、そしてアルゼンチン5連覇はほぼ確実か







Wrc2 ローブに6秒1差にまで迫っていたヒルボネンはリタイアで連続ポイント獲得記録の更新は絶望的







Wrc3 ステアリング系のトラブルが完治せず本来の速さが見られない新井敏弘はPWRC3位



4月 26, 2009 ラリー・アルゼンティーナ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月25日 (土)

<DAY1>WRC第5戦 ラリー・アルゼンチン

WRCアルゼンチンDAY1、大接戦のトップ争いはソルドがリード

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第5戦ラリー・アルゼンチンのデイ1が4月23日(木)から24日(金)にかけてアルゼンチンのカルロス・パスを中心に行われた。合計9本のSSが終わってトップに立ったのはダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)。2位には5秒1差でミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)がつけている。

 久々のシーソーゲームがアルゼンチンの観客を熱狂させた。23日(木)にコルドバ・スタジアムのスーパーSSで幕をあけたラリー・アルゼンチンはまず王者セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)がリード。一夜明けた24日(金)から本格的なグラベルステージがスタートした。天気予報によれば降雨の可能性もあったが、オープニングステージとなったSS2のコースコンディションは完全ドライ。土煙を立てながらトップタイムをマークし首位に躍り出たのはリタイア続きのヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)だった。しかし、フォードはラトバラのペースが速すぎると判断しいつものように序盤で致命的なミスを犯すことを警戒。今回は完走を接待目標としているためにペースを落とす指令をラトバラに出し、以降ラトバラは抑えた走りを続け首位争いからは退いた。

 続くSS3ではソルドがベストで、2位ヒルボネンに1秒8差をつけて総合1位に立つ。そしてSS4ではプライベーターとして旧式のマシンで出場のペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)が最速タイムをマーク。今回より前後デフをアクティブ・タイプからシンプルな機械式のパッシブ・タイプへと変更し、クサラWRCのハンドリングが以前よりもナチュラルになったことでソルベルグはスピードを増した。そしてこのSS3ではソルドが遅れ首位はヒルボネン、2位は3秒差でローブという総合順位になった。午前中最後のステージとなるSS5ではローブがベスト。総合1位のヒルボネンとの差を0秒6に詰める。総合3位はソルド、総合4位はペター・ソルベルグで、ソルベルグと首位ヒルボネンの差は7秒と上位陣は接戦状態が続く。

 昼間のサービスを経て始まった午後の再走ステージは降り始めた雨で路面が濡れ湿った状態に。砂煙で視界がさえぎられなくなり選手たちにとっては走りやすいコンディションとなった。SS6はソルドがベストを刻み一気に総合1位に。2位ヒルボネン、3位ローブと順位が動いた。続くSS7ではヒルボネンが速く、ソルドを0秒7差の2位に従えて総合1位に。さらに、SS8ではローブがトップタイムでソルドが再び総合1位となり、ヒルボネンは総合2位に後退するなど首位は目まぐるしく変わる。そして、今季もっとも激しく見ごたえのある1位攻防戦はデイ1最終のSS9を迎えた。デイ2での出走順を巡る策略が渦巻く中トップタイムを刻んだのは、スローパンクチャーで総合6位にまで順位を落としていたラトバラ。2番手タイムはソルドで、ソルドは首位をキープしデイ2では先頭走者となることがこれで決まった。総合2位はヒルボネンで、ソルドとは6秒7差。3位はSS6番手のローブで首位からは16秒3遅れ。そして4位は首位から18秒9遅れでペター・ソルベルグと、トップ4までは接戦状態が続いている。路面のコンディション次第ではデイ2でさらに大きく順位が変動する可能性もあり、一瞬たりとも目を離すことができない非常に緊迫した戦いが予想される。

 同時開催のPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)では地元アルゼンチン出身のガブリエル・ポッゾ(スバル・インプレッサ)が1位。新井敏弘(スバル・インプレッサ)はステアリング系のトラブルにより4位と遅れている。

Wrc1 ターマックを得意とするソルドだが、今回はグラベルでもローブ以上に速く初優勝の期待が高まる







Wrc2 ソルドと激しく首位を争い2位となったヒルボネン。デイ2は2番手スタートとなる







Wrc3 「マシンの調子が良い」と喜ぶソルベルグは優勝も十分に狙える4位につける

4月 25, 2009 ラリー・アルゼンティーナ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月24日 (金)

<DAY0>WRC第5戦 ラリー・アルゼンチン

WRC第5戦アルゼンチン開幕、SS1は王者ローブがベスト

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第5戦ラリー・アルゼンチンが4月23日(木)にアルゼンチンのコルドバでスタートした。大観衆が詰めかけたコルドバ・スタジアムで行われたスーパーSSのSS1でトップに立ったのはセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)。開幕後ここまで4連勝を飾っているローブがまずは順当にラリーリーダーとなった。

 今季初のヨーロッパ圏外イベントとなるアルゼンチン。ラリーの舞台となるコルドバおよびカルロス・パス周辺は晴天に恵まれた。午前中に行われたシェイクダウンのコースコンディションはドライ。全長6.23kmのコースは全般的に砂で覆われており非常に柔らかく、マシンが通過すると派手な砂煙がもうもうと立ちのぼる。そして、シェイクダウンでトップタイムをマークしたのはローブだった。シリーズリーダーとしてデイ1では先頭スタートすることになるローブは、ダスティな路面にマッチするようなセッティングをシェイクダウンでトライ。満足の行くセットアップが見つかったようだ。シェイクダウン2番手はシリーズ2位のミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、3番手にはダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)が続いた。

 やがて日が暮れ空が暗くなりはじめると、コルドバ・スタジアムでラリーのオープニングを祝うスーパーSSがスタート。例年と同様数多くの観客がスタンドを埋め尽くし、スタート前から会場は異様な熱気に包まれた。そして、大観衆が見守る中ベストタイムを刻んだのは目下ラリー・アルゼンチン4連勝中のローブだった。「コースは非常に滑りやすかったよ」と語るローブだが、2番手タイムのヒルボネンに1秒差をつけるなど完璧ともいえる走りでSS1を制覇。翌日24日(金)より始まる本格的なSSに向けて幸先の良いスタートを切った。

 ヒルボネンに続く3番手タイムはソルド、そして1位ローブから1秒9遅れの4位には今回もプライベート出場となるペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)がつけた。ソルベルグは第3戦キプロスでレジオネラ菌に感染して以降極度の体調不良に悩まされていたが、アルゼンチンでは元気な姿を披露。ただし今回も旧式のマシンで出場となり、最新のワークスマシンを駆るライバルにどこまで対抗できるか見物である。なお、SS5番手には実兄であるストバートのヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)がつけ、兄弟対決の第1ラウンドは弟ペターに軍配が上がった。



Wrc1 パウダー状の砂に覆われたシェイクダウンコースを飛ばすローブ。狙うは開幕5連覇







Wrc2 ローブの連勝を止めたいヒルボネンとしては、まずはデイ1で大量リードを築きたいところだ







Wrc3 旧式マシンで健闘し続けるペター・ソルベルグだが、エンジン性能の差はいかんともしがたい

4月 24, 2009 ラリー・アルゼンティーナ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月20日 (月)

<直前情報>WRC第5戦 ラリー・アルゼンチン

WRC第5戦ラリー・アルゼンチンが今週コルドバでスタート

 2009年WRC第5戦ラリー・アルゼンチンが4月23日(木)にスタートする。開幕から4戦連続ヨーロッパ内で行われてきたWRCだが、舞台はいよいよ南米大陸へと移動。多くのドライバーが「ベストラリー」に挙げるなど魅力満載のラリー・アルゼンチンは26日(日)までの4日間、コルドバおよびカルロス・パスを中心とするグラベルロードで行われる。

 世界王者セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が開幕4連勝を決めるなど圧倒的な速さを示し続けている2009年WRC。ローブの連勝を唯一止めることができるのは、現状ミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)ぐらいのものだ。ヒルボネンは開幕戦アイルランドで3位となって以降、3戦連続で2位。その確実性の高い走りは評価に値するものだが、どうしてもローブにだけは勝つことができない。「チャンピオンを狙う」と公言しているヒルボネンだけに、今回のアルゼンチンではある程度のリスクを覚悟で優勝を狙うしかないだろう。ヒルボネンのチームメイトであるヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)も優勝を狙えるスピードを備えているが、ラトバラは前戦ポルトガルで合計17回も転がるという激しいクラッシュを経験しているため「今回はミスなく走って4位を目指す」と、やや消極的だ。そういう意味でも、ローブの敵となり得るのはヒルボネンぐらいのものだろう。

 プライベート出場のペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)の活躍にも期待したいところだ。ソルベルグはアルゼンチンを得意とするドライバーのひとりではあるが、高速コーナーが多いアルゼンチンのコースではエンジン性能が重要となり彼のドライブする古いマシンはどうしても不利。ただし、今回からソルベルグのリクエストによりベーシックな前後メカニカルデフが装着されるのは朗報か。今まで使ってきた前後アクティブデフよりもマシンの挙動が自然になるものと予想され、それがプラスに働けばソルベルグは今まで以上のスピードを発揮するかもしれない。第3戦キプロスに続く表彰台フィニッシュを得る可能性は十分にある。

 今回のラリー・アルゼンチンのコースは、例年の定番ともいえるSSをもとにかなりのコンパクト化がはかられた。例年ではデイごとに異なる3エリアの谷を訪れコースバリエーションが非常に豊富だったが、今回はカルロスパスの北側と、南西方向にある2エリアの谷に設けられたコースのみを走る。規模はやや縮小されたが、それでも数多くのウォータースプラッシュやジャンプが選手たちを待ちかまえ、さらには「世界一熱狂的な」観客たちがおおいにラリーを盛り上げることだろう。WRC第5戦ラリー・アルゼンチンは4月23日(木)の晩に、コルドバ・スタジアムでのスーパーSSで戦いの火ぶたが切って落とされる。



Wrc1 アルゼンチン名物のウォータスプラッシュを豪快に通過するローブ。開幕5連勝なるか?







Wrc2 すっかり2位が定位置となってしまったヒルボネン。そろそろ今季初優勝が欲しいところだ。







Wrc3 PWRCは、はやくも前半戦最後となる第4戦として開催。スバル・インプレッサの新井敏弘に期待したい。

4月 20, 2009 ラリー・アルゼンティーナ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 6日 (月)

<DAY3>WRC第4戦 ラリー・ポルトガル

最終日、ローブが開幕4連勝を飾る!

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第4戦ラリー・ポルトガルの最終日デイ3が4月5日(日)に行われた。優勝はセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)で、開幕戦から負けなしの4連勝。WRC通算勝利数を51に伸ばした。2位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、3位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)、そして4位にはペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)が入った。

 ラリーの舞台となるポルトガル南部ファロ周辺は、競技最終日も好天に恵まれた。コースは完全にドライでマシンは長いホコリの尾を引きながら疾駆する。そして、このホコリが勝負に大きな影響をもたらすことになった。本来ならホコリが溜まり滑りやすくなった路面を走行する先頭ランナー、つまりローブが不利となる。しかし、ローブのマシンが巻き上げたホコリはなかなかおさまらず2番手スタートのヒルボネンは視界不良に悩まされることになった。その結果ヒルボネンはペースが上がらず、デイ3のオープニングではローブが2連続ベストタイムをマークして2位ヒルボネンとの差を31秒1差に拡大した。この時点で勝負はほぼ決まりヒルボネンは敗北を宣言。ローブもアタックを止めて巡航モードへと走りを切り換えた。そして、ローブ、ヒルボネン、ソルドという順位のままラリーは終了。ローブは開幕4連勝を達成し、ドライバーズ選手権ポイントでは2位ヒルボネンとの差を10点に拡大した。

 総合4位に入ったのは、プライベーター最上位となるペター・ソルベルグ。優勝したローブからは2分38秒5と大きく離されてしまったが「ポルトガルは高速でエンジン性能の差が出やすいから、前戦キプロスのようにうまく行くとは思っていなかった。状況を考えれば4位は満足すべき結果だ」と、ポジティブに語った。ペターに続く5位には実兄のヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)が入った。SS17で総合5番手を走っていたチームメイトのマシュー・ウイルソン(フォード・フォーカスRS WRC)がブレーキトラブルによりコースアウト、リタイアしたことでヘニングが5位を手にした形だ。また、6位にはマッツ・オストベルグ(スバル・インプレッサWRC2008)が入ったことで、トップ6内に3人のノルウェー人ドライバーが入る結果となった。

 WRCと同時に行われたPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)では、地元ポルトガル出身のアルミンド・アラウージョ(三菱ランサーエボリューション)がPWRC初優勝を達成。また、JWRC(ジュニア世界ラリー選手権)ではミハウ・コシューツコ(スズキ・スイフトS1600)が優勝した。


Wrc1 開幕4連勝、そしてWRC通算51勝目を飾ったローブ。今季全勝も夢ではない?







Wrc2 グラベルでもローブに勝てなかったヒルボネンだが「まだタイトルは諦めない」と闘志を燃やす



4月 6, 2009 ラリー・ポルトガル | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 5日 (日)

<DAY2>WRC第4戦 ラリー・ポルトガル

ローブが全SS制覇で総合1位に!

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第4戦ラリー・ポルトガルのデイ2が4月4日(土)に行われた。SS8から13まで、この日に用意された計6本のSSすべてをベストタイムで駆け抜けたセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)がデイ1の3位から総合1位にポジションをアップ。2位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、3位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)というオーダーに。また、ポディウムを狙っていたマーカス・グロンホルム(スバル・インプレッサWRC2008)はコースアウトでリタイアしている。

 開幕4連勝を狙うローブが攻めに攻めた。デイ1で3位につけていたローブはSS8で2位に、SS9で1位ヒルボネンを逆転してついに総合1位に浮上した。ローブはその後もペースを緩めず、デイ2すべてのSSでベストタイムを刻むなどして2位ヒルボネンとの差を拡大。26秒8差のリードを築いて最終日デイ3にのぞむことになった。一方のヒルボネンは先頭走者ということになり、コース表面を覆うルーズグラベルに足をとられてとくに午前中タイムが伸び悩んだ。しかし、最終日デイ3では1位のローブが先頭走者となり、またSSの距離も約80km残っているためまだまだ逆転のチャンスはある。ヒルボネンとしては何とか1位を奪い返し、今シーズン初優勝を決めたいところだ。

 3位のソルドは1位ローブから56秒4遅れと、優勝は難しい状況になった。そして、4位のペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)とも1分以上離れているため、シトロエンの方針から推測するに最終日デイ3はポジションキープに専念するものと考えられる。なお、デイ1で4位につけポディウムフィニッシュを狙っていたグロンホルムは、デイ2最初のSS8でまさかのコースアウト。スタートして間もなく左コーナーではらみ、マシンのリヤを木にヒットした衝撃でコースを外れて転倒してしまった。グロンホルムはマシンを立て直して何とか最スタートを果たしたが、スタートから5kmほど進んだあたりでエンジンがオーバーヒートしたため競技続行を諦めた。グロンホルムは「順位を上げようとしてちょいとばかりエキサイトしてしまったのがコースアウトの原因だ。エンジンさえ無事だったらデイ3で再スタートできるんだけど」と、残念そうな表情でコメント。今後のWRC出場プランに関しては「現時点で未定」と言葉を濁す。なお、グロンホルムが消えたことでペター・ソルベルグが4位に浮上した。ただし、旧型マシンでの出場ということでエンジンパワーでライバルに劣り、ソルベルグはなかなかペースが上がらない。自力での表彰台フィニッシュは少々難しそうだ。


Wrc1 デイ2すべてのSSでベストを刻んだローブが総合1位に。デイ3では不利な先頭スタートとなる







Wrc2 1番手スタートとなりペースが上がらなかったヒルボネンは2位。最終日デイ3に勝負をかける







Wrc3 グロンホルムが消えたことでソルベルグはプライべーター最上位となる総合4位に順位を上げた

4月 5, 2009 ラリー・ポルトガル | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 4日 (土)

<DAY1>WRC第4戦 ラリー・ポルトガル

フォードのヒルボネンが首位に立つ

 2009年WRC(世界ラリー選手権)の第4戦ラリー・ポルトガルのデイ1が4月3日(金)に行われた。この日競技はSS2からスタート、合計6本のSSを走り終えて総合1位となったのはミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)だった。2位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)で、王者セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)は3位。プライベート出場のマーカス・グロンホルム(スバル・インプレッサWRC)は4位、ペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)は5位につけている。

 2日(木)の夕方に行われたスーパーSSから一夜明け、ラリー・ポルトガルは青空の下で本格的に競技がスタートした。コースは完全にドライで、グラベル(未舗装路)ステージの表面はダストにより覆われ滑りやすく走行順のはやい選手たちには不利な路面コンディションだ。実際、1番手スタートのローブや2番手スタートのヒルボネンは午前中のステージでなかなかペースが上がらない。とくにローブはSS2でコースアウトして大幅にタイムロスするなど、らしからぬミスで序盤7位と伸び悩む。

 そんなトップランカーたちを尻目にSS2とSS3でベストタイムをマークしてラリーをリードしたのはヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)だった。ラトバラは恵まれた走行順にも助けられてリードを拡大。しかし、SS4でハイスピードクラッシュをきっしマシンは何度も宙を舞って大破。幸いにしてクルーに怪我はなかったが、ラトバラはこのアクシデントによりリタイアとなってしまった。

 ラトバラが消えたことでトップに立ったのはソルドだ。しかし、ソルドはSS5でジャンクションをオーバーシュートしてタイムをロス。SS5でラリーリーダーの座はヒルボネンへと渡った。ヒルボネンはトップでデイ1を終え不利な先頭走者としてデイ2を走ることを心配しながらもSS5でベストタイムをマーク。その後タイヤの摩耗でなかなかペースが上がらなかったが、2位ソルドに15秒、3位ローブに18秒差をつけデイ1を首位で締めくくった。

 3位ローブにわずか5秒9差の4位には久々に現役復帰を果たしたグロンホルムがつけ存在感を示す。グロンホルムはSS6まで総合2位を走るなどブランクを感じさせないラリーはこびでワークス勢にプレッシャーをかける。デイ2では4番手スタートと有利な走行順を得て表彰台フィニッシュも夢ではない。また、旧型マシンのクサラWRCで出場のペター・ソルベルグはトップと42秒6差と、やや遅れ気味ながら総合5位と健闘している。ローブ、グロンホルム、そしてソルベルグと新旧3人の世界王者経験者がトップ5に入り、ラリー・ポルトガルは普段のWRC以上に華やかな雰囲気で4日(土)にデイ2を迎える。


Wrc1 通常ならデイ2での走行順を考えペースを落とすところだが、ヒルボネンは1位を保ち正面勝負の道を選んだ







Wrc2 ともにミスで遅れをとってしまったシトロエンのふたり。ただし、デイ2での走行順は悪くない







Wrc3 慣れないマシン、そして久しぶりのWRCにも関わらずグロンホルムは表彰台を狙える位置につけている

4月 4, 2009 ラリー・ポルトガル | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 3日 (金)

<DAY0>WRC第4戦 ラリー・ポルトガル

WRC第4戦ラリー・ポルトガル、SSS1はヘニング・ソルベルグが制する

 2009年WRC(世界ラリー選手権)の第4戦ラリー・ポルトガルが4月2日(木)にファロでスタート。シェイクダウンに続き夕方よりアルガルベ・スタジアムで行われたスーパーSSのSS1ではストバートのヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)がベストタイムをマークしてラリーリーダーとなった。なお、注目のマーカス・グロンホルム(スバル・インプレッサWRC2008)は6番手につけている。

 2007年以来の開催となるラリー・ポルトガルは、強い日差しの下でオープニングを迎えた。2日(木)の午前中に行われたシェイクダウンではヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)が最速タイムを刻み好調をアピール。ワークス・フォードのマシンは今回エンジンに改良が加えられ、多少ではあるが性能が向上している。また、シトロエンも今回2009年モデルのC4WRCを投入。エンジン、ギヤボックス、そしてサスペンションがモディファイされたが、それほど大きな変更ではないとチームは証言する。

 ラリーがスタートしたのは夕方。サッカーのワールドカップ開催のために作られたアルガルベ・スタジアムが記念すべきSS1の舞台となった。全長2.1kmと短いこのスーパーSSステージでトップタイムをマークしたのはヘニング・ソルベルグ。2位ダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)に0秒1差、3位ミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)に0秒2差、4位セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)に1秒2差をつけて初めてWRCのラリーリーダーとなった。「距離は短かったけど、大勢のお客さんの前でベストタイムを出すことができて嬉しいよ」と、ヘニングは素直に1番手タイムを喜んだ。

 久々のWRC出場ということでその走りに注目が集まったグロンホルムは1位ヘニングから4秒5遅れの6位。「マシンのアンダーステアが強い」と、インプレッサWRC2008のハンドリングにやや不満気味だ。また、前戦キプロスでは3位と活躍したペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)はトップから5秒9遅れの8位と奮わなかった。

 ラリーは3日(金)の早朝より、ファロ周辺のグラベルコースで本格的な戦いがスタートする。はたしてローブが開幕4連勝を決めるのか、それともフォード勢もしくは強力なプライベーターたちが今季初優勝を手にするのか。日曜日のフィニッシュに向けての熱いバトルが今スタートした。


Wrc1 SS1でベストタイムをマークしたヘニング。旧型マシンで出場の弟、ペターにだけは負けられない







Wrc2 「どうしても走りたくなったんだ」というグロンホルムが久々にWRC出場。刀は錆びていない?







Wrc3 シェイクダウン最速のラトバラ。速いがミスも多いという悪評をそろそろ立ち切る必要がある


4月 3, 2009 ラリー・ポルトガル | | コメント (0) | トラックバック (0)




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