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WRC 世界ラリー選手権 の情報を現地からのレポートで配信中!

WRC 世界ラリー選手権

Car@niftyでは、2009年 WRC(世界ラリー選手権)の模様を現地からのレポートでお送りいたします。※開催地の通信状況により掲載が遅れる可能性がありますm(_ _)m

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2009年5月25日 (月)

<DAY3>WRC第6戦 ラリー・サルディニア

WRCイタリア、ラトバラがWRC2勝目を決める。ペターは3位に

 2009年WRC(世界ラリー選手権)の第6戦ラリー・イタリアの最終日デイ3が5月24日(日)にサルディニア島のオルビアを中心に行われた。この日はSS13からSS17まで計5本のSSが行われ、デイ1からトップを守り続けたヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)が優勝。キャリア2勝目を挙げた。2位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)。3位フィニッシュのセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が2分のペナルティを課せられ4位に順位を落としたことで、ペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)が3位を得た。

 立ち上るダストがラトバラのキャリア2勝目を後押しした。9秒9後方に2位ヒルボネンを従えてデイ3にのぞんだラトバラは、オープニングのSS13からフルアタックを敢行。先頭スタートゆえにコース表層のルーズグラベルに足をとられてタイムはそれほど伸びないのでは? と、思われた。しかし2番手スタートで2位のヒルボネンは18秒6と大幅に遅れる。ラトバラのマシンが巻き上げたダストでほとんど前が見えないほど視界が悪くなってしまったのだ。ラトバラは2SS連続でベストタイムを刻み、2位ヒルボネンに対するリードを32秒3に拡大。ドライバーズ選手権を考えフォードはヒルボネンを優先するチームオーダーの発令も準備していたが、ラトバラのリードがあまりにも大きいためにそのままラトバラを勝たせる作戦にシフト。去年のラリージャパンではヒルボネンに勝利を譲ったラトバラだが、今回は逃げ切りを許されトップでフィニッシュ。去年のスウェーデン以来となる、WRC2勝目を飾った。

「もう最高の気分だよ。初日の走行順が有利にはたらいたことは事実だけど、今回は大きなミスを犯さなかったからね。今まではどんな時でもフルアタックしていたけれど、今回は全体のバランスを考えながら走ったんだ」と、興奮した面持ちで語るラトバラ。ドライビングミスによるリタイア続きで一時はワークスシート喪失の噂も聞かれたラトバラだが、今回の勝利でチームの信頼を回復したといえるだろう。

 2位にはヒルボネンが、そして3位にはSS15で前を行くソルベルグを捉えたローブが入った。しかしローブは、デイ2でパンクをしてタイヤ交換をする際にマシンが止まっていない段階でコ・ドライバーのダニエル・エレナがシートベルトを外していたことが発覚。FIAによる審議の結果2分間のペナルティが課せられることになり4位にポジションダウン。入れ代わる形で3位に浮上したソルベルグは、第3戦キプロス以来となる表彰台で喜びを爆発させた。

 なお、同時開催のPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)ではナッサー・アル-アティヤ(スバル・インプレッサ)が優勝。JWRC(ジュニア世界ラリー選手権)はマルティン・プロコップが優勝した。


Wrc1 今シーズン初となる、ローブがいないポディウム。フォード勢にとっては最高の週末となった。







Wrc2

デイ3、旧型マシンでローブと3位を争ったソルベルグに観客から大きな拍手と歓声が送られた。







Wrc32008年のスウェーデン以来となる優勝を遂げたラトバラ。今回の勝利でブレイクスルーなるか?


5月 25, 2009 ラリー・サルディニア | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月24日 (日)

<DAY2>WRC第6戦 ラリー・サルディニア

WRCイタリアDAY2、フォードのラトバラが首位を堅持。ペターは3位に浮上

 2009年WRC(世界ラリー選手権)の第6戦ラリー・イタリアのデイ2が5月23日(土)にサルディニア島のオルビアを中心に行われた。SS7からSS12まで計6本のSSを経て、首位はデイ1に続きヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)。2位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、3位にはセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)をかわしてペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)がポジションを上げた。

 ラトバラが首位を守った。デイ1で2位ヒルボネンに39秒8、3位ローブに42秒8差をつけたラトバラは、この日先頭スタートとなり路面を覆うルーズグラベルに苦戦。ステージごとに徐々にアドバンテージを削られていく。それでもラトバラは大きなミスを犯すことなくステディな走行を続け、チームメイトのヒルボネンを9秒9差で抑えて総合1位を守りきった。ただしラリーリーダーということで最終日のデイ3もまた先頭スタートを担う。残るSS距離はそれほど長くはないが、状況としては2番手スタートのヒルボネンがやや有利だ。デイ2終了時点でチームオーダーは出されていないようで、ラトバラは「チームポイントのために優勝する」と、ヒルボネンは「マキシマムアタックで逆転優勝を狙う」と双方ともに譲らぬ姿勢をアピール。はたして凱歌はどちらに? デイ3はかなり面白い1日となりそうだ。

 デイ1で3位につけていたローブは、3番手スタートながら期待したほどタイムが伸びず。 SS8と9でベストタイムを刻んだが2位ヒルボネンを捕えるまでには至らない。そして迎えたSS11、ローブはコースのイン側にあった木の切り株に右フロントタイヤをヒットしてパンク。コース上でタイヤ交換を実施して約1分を失った。その結果4番手に順位を落とし、代わってソルベルグが3位に浮上。ソルベルグはそのSS11でこのラリー初となるベストタイムを刻むなど調子を上げてきている。ソルベルグは「午前中のセクションではエンジンがイマイチだった。午後は、サービスを出てすぐにタイヤがホイールから外れてしまったんだ。つまりスペアタイヤが1本しかない状況で、摩耗したタイヤを履き続けなくてはならずグリップがかなり厳しかった。それでもSS11でのベストは嬉しいね。パンクしたローブの後をしばらく走ってたからタイムをロスしたはずなんだけど、ツイスティなセクションではけっこう速かったと思うよ」と、上機嫌。ただしデイ2最終のSS12ではローブがベストで両者の差はわずか2秒2。「ローブを抑えることは簡単じゃないだろうけど出きる限り頑張るよ」と、ソルベルグは力強く宣言した。


Wrc1

先頭スタートいう困難な状況にも関わらずラトバラは首位を堅持。最終日デイ3、WRC2勝目を狙う。







Wrc2ローブとペター・ソルベルグ。かつて世界王者の座を競ったふたりが今回は3位争いに。







Wrc3開幕6連勝に黄信号が点滅。珍しくミスで大きく遅れてしまったローブは3位を目指す。



5月 24, 2009 ラリー・サルディニア | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月23日 (土)

<DAY1>WRC第6戦 ラリー・サルディニア

WRCイタリアDAY1、フォードのラトバラがラリーをリード

 2009年WRC(世界ラリー選手権)の第6戦ラリー・イタリアのデイ1が5月22日(金)にサルディニア島のオルビアを中心に行われた。この日はSS1からSS6まで合計6本のSSで戦われ、ヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)が首位に。2位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、3位はセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)という順位になっている。

 各チームの黒い策略が渦巻く1日だった。晴天続きで完全なドライコンディションとなったサルディニア島のグラベル(未舗装路)ステージは非常に滑りやすい。とくに、WRCマシンが走っていない状態では道の表面を細かい粒のルーズグラベルが覆い、それをかき分けながら走る先頭走者は圧倒的に不利となる。選手権リーダーゆえに先頭スタートとなったローブは予想どうり苦戦する。対照的に、7番手と遅いスタート順のラトバラはクリーンな路面でベストタイムを2度マークしてラリーをリード。午前中のセクションが終了した時点で1位ラトバラ、14秒6遅れで2位ローブ、3秒7遅れで3位ヒルボネンという順位になった。

 午後の再走ステージではSS4でラトバラが、SS5でローブがベストを刻みその差は17秒2に拡大。そしてラリーはデイ1最終のSS6を迎えた。このステージ、ローブはフィニッシュ間際で急激にペースを落としトップから25秒6遅れの9番手タイムでフィニッシュ。デイ2で先頭走行とならないよう、順位を調整するためペースを落としたのだ。その情報は走行中のヒルボネンにも伝えられたが、ヒルボネンはスピードを落としきれず総合順位でローブの上に浮上してしまった。チームはあわてて、コースインしたラトバラにペースアップを指示。ラトバラはベストタイムを刻み、総合1位でデイ1を終了した。

 シトロエンとフォードの情報戦は、まずはシトロエンの勝ちといったところだろうか。デイ2もまたルーズグラベルに覆われたステージが多く、先頭走者となるラトバラ苦戦することだろう。その点、3番手スタートを得たローブはアドバンテージがある。注目すべきは1位ラトバラと3位ローブの差が42秒8と離れていることで、果たしてラトバラがこのギャップを維持できるかどうか興味深い。ローブはデイ2でのマキシマムアタックを宣言しており、彼のプランはデイ2でトップに立ち大きなリードを築いてデイ3を迎えるというもの。デイ3は走行距離が短いため、先頭スタートの不利はそれほど大きく影響しないからだ。デイ2でのトップ3の戦いはし烈を極めそうだ。

 なお、総合4位はシトロエン・クサラWRCを2006年仕様にアップデートしてのぞんだペター・ソルベルグ。冷却系が進化しているクサラWRCだが、想像以上に気温が高くなったことでオーバーヒート傾向が出てソルベルグはパワーダウンに悩まされていた。ただし、ソルベルグは3位ローブから3秒6遅れ、首位のラトバラからも46秒4遅れと健闘している。4番手スタートとなるデイ2での活躍を期待したいところだ。


Wrc1

「監督から初めてペースを上げろと指示されたよ」と、笑顔を見せたラトバラ。WRC2勝目なるか。







Wrc2

本来戦略ごとはあまり好まないローブだが、デイ1最終ステージで時間調整の裏技に出た。







Wrc3 進化したクサラWRCで表彰台を狙うソルベルグ。エンジン温度の上昇でペースが上がらず4位に。

5月 23, 2009 ラリー・サルディニア | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月22日 (金)

<DAY0>WRC第6戦 ラリー・サルディニア

WRC第6戦ラリー・イタリア、サルディニア島でスタート

 2009年WRC(世界ラリー選手権)のシリーズ第6戦となるラリー・イタリアが5月21日(木)にサルディニア島のオルビアでスタートした。同日の午前中に行われたシェイクダウンでは開幕6連勝を狙うセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が、2番手タイムのヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)を1秒以上も引き離すベストタイムをマーク。好調ぶりをアピールした。

 早朝から強い日差しが降り注ぐサルディニア島。シェイクダウンが始まった午前8時には気温がかなり上昇し、路面は完全にドライコンディションに。本番前の最終マシンチェックを行うべく、最初にコースインしたのはローブだった。ローブは3回目のアタックでシェイクダウン最速タイムをマークし、上機嫌でシェイクダウンを終了した。「コースは最初、ルーズグラベルが表面を覆っていてかなり滑りやすかった。でも何台か走るとグリップ力が上がってタイムが大幅に向上した。明日からの本番でも同じような状況だから先頭スタートは厳しいだろうね」と、ローブ。相変わらず慎重なコメントだが、その表情には自信と余裕が感じられる。

 2番手タイムはヘニング、そして3番手タイムはペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)と、ソルベルグ兄弟が僅差で並んだ。今回、ペターはクサラWRCを従来の01年仕様から06年仕様へとアップデート。センターデフがこれまでのアクティブ制御式から、機械式のパッシブへと変更された。また、フロントまわりの冷却系が大きく変わりエンジン性能が向上。「ポルトガルでは気温が高くなるとエンジンパワーが大幅に下がったけど、今回は大丈夫だと思う」と、ペター。目標は表彰台、できればキプロス以上の成績ということで2位をターゲットに置いている。

 4番手にはダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)がつけたが、気になるのはヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)と同タイムの5番手に並んだミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)だ。ヒルボネンはシェイクダウンの途中で発熱、体調を崩し早々にホテルに引き上げてしまった。ラリーのスタートまでに回復するかどうか、心配なところである。

Wrc1

シェイクダウンでは普段以上に気合いが入っているように感じられたローブ。







Wrc2

インタークーラーなど冷却系が改良され、06年仕様へと進化したペターのシトロエン・クサラWRC。







Wrc3

2位ヘニング、3位ペターと並んだソルベルグ兄弟。ポディウムの兄弟同時登壇なるか?

5月 22, 2009 ラリー・サルディニア | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月18日 (月)

<直前情報>WRC第6戦 ラリー・サルディニア

WRC第6戦ラリー・イタリア、サルディニア島で今週スタート

 2009年WRC前半戦最後の戦いとなるラリー・イタリアが5月21日(木)にサルディニア島でスタートする。今季は開幕からアルゼンチンまで5戦連続でセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が勝利をおさめている。ローブが開幕6連勝を飾るか、それともライバルたちが一矢報いるか。地中海のリゾートアイランドを舞台とするグラベル戦に世界中の注目が集まる。

 イタリア人にとっての憧れの島、サルディニアはすでに夏の陽気。島の島北部に広がるコスタ・スメラルダ(エメラルド海岸)は本格的なリゾートシーズンのはじまりを前に日々華やぎを増していく。そしてラリーはコスタ・スメラルダの玄関口であるオルビアを中心に今年も開催される。ゴルフ・アランチの港にサービスパークが置かれ、その周辺の山岳地帯をSSが走るという基本フォーマットは去年までと変わらず。コースは砂がちなグラベルロードが中心で、いかにタイヤのグリップ力を上げていくかが勝負の大きなポイントとなる。

 今シーズンは開幕からローブが負けなしの5連勝だが、サルディニアでも優勝候補の筆頭はやはりローブだ。過去サルディニアでは3勝を飾っており、現役選手で優勝経験があるのはペター・ソルベルグのみ。そのソルベルグは今回もまた旧型のシトロエン・クサラWRCでの出場となり、優勝争いに加わることは少々難しいかもしれない。ただし、今回からマシンのスペックが2006年仕様になると言われており(今までは2001年仕様)、すべてがうまく行けばポディウム争いには絡んでくるものと予想される。

 ローブの直接的なライバルとなり得るのはフォードの2台だ。ミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、そしてヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)のふたりには今季初優勝の期待がかかる。両名ともフィンランド人で基本的にはグラベルラリーを得意としている。しかしヒルボネンはスピード不足で、ラトバラはミスが多くローブを追いつめるまでには至っていない。このあたりで1勝を挙げておかないと、場合によってはローブのシーズン全勝を許す結果にもなりかねない。ヒルボネンには今まで以上の激しいプッシュを、ラトバラにはステディなラリー運びを期待したいところだ。

 ラリーは21日(木)の晩にオルビアでセレモニアルスタートを行い、22日(金)より競技がスタート。24日(日)のフィニッシュまで3日間にかけてSS合計距離341.8kmで戦われる。

Wrc1

開幕6連勝で前半戦完全制覇を狙うローブ。マシンは信頼性、パフォーマンスともに死角なし。







Wrc2_2 前戦アルゼンチンではエンジントラブルでリタイアとなったヒルボネン。何とか1勝が欲しい。







Wrc3 ようやく06年仕様のマシンを手にしたペター・ソルベルグ。兄のヘニング(左)だけには負けられない。

5月 18, 2009 ラリー・サルディニア | | コメント (0) | トラックバック (0)




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