<DAY3>WRC第6戦 ラリー・サルディニア
WRCイタリア、ラトバラがWRC2勝目を決める。ペターは3位に
2009年WRC(世界ラリー選手権)の第6戦ラリー・イタリアの最終日デイ3が5月24日(日)にサルディニア島のオルビアを中心に行われた。この日はSS13からSS17まで計5本のSSが行われ、デイ1からトップを守り続けたヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)が優勝。キャリア2勝目を挙げた。2位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)。3位フィニッシュのセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が2分のペナルティを課せられ4位に順位を落としたことで、ペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)が3位を得た。
立ち上るダストがラトバラのキャリア2勝目を後押しした。9秒9後方に2位ヒルボネンを従えてデイ3にのぞんだラトバラは、オープニングのSS13からフルアタックを敢行。先頭スタートゆえにコース表層のルーズグラベルに足をとられてタイムはそれほど伸びないのでは? と、思われた。しかし2番手スタートで2位のヒルボネンは18秒6と大幅に遅れる。ラトバラのマシンが巻き上げたダストでほとんど前が見えないほど視界が悪くなってしまったのだ。ラトバラは2SS連続でベストタイムを刻み、2位ヒルボネンに対するリードを32秒3に拡大。ドライバーズ選手権を考えフォードはヒルボネンを優先するチームオーダーの発令も準備していたが、ラトバラのリードがあまりにも大きいためにそのままラトバラを勝たせる作戦にシフト。去年のラリージャパンではヒルボネンに勝利を譲ったラトバラだが、今回は逃げ切りを許されトップでフィニッシュ。去年のスウェーデン以来となる、WRC2勝目を飾った。
「もう最高の気分だよ。初日の走行順が有利にはたらいたことは事実だけど、今回は大きなミスを犯さなかったからね。今まではどんな時でもフルアタックしていたけれど、今回は全体のバランスを考えながら走ったんだ」と、興奮した面持ちで語るラトバラ。ドライビングミスによるリタイア続きで一時はワークスシート喪失の噂も聞かれたラトバラだが、今回の勝利でチームの信頼を回復したといえるだろう。
2位にはヒルボネンが、そして3位にはSS15で前を行くソルベルグを捉えたローブが入った。しかしローブは、デイ2でパンクをしてタイヤ交換をする際にマシンが止まっていない段階でコ・ドライバーのダニエル・エレナがシートベルトを外していたことが発覚。FIAによる審議の結果2分間のペナルティが課せられることになり4位にポジションダウン。入れ代わる形で3位に浮上したソルベルグは、第3戦キプロス以来となる表彰台で喜びを爆発させた。
なお、同時開催のPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)ではナッサー・アル-アティヤ(スバル・インプレッサ)が優勝。JWRC(ジュニア世界ラリー選手権)はマルティン・プロコップが優勝した。
今シーズン初となる、ローブがいないポディウム。フォード勢にとっては最高の週末となった。
デイ3、旧型マシンでローブと3位を争ったソルベルグに観客から大きな拍手と歓声が送られた。
2008年のスウェーデン以来となる優勝を遂げたラトバラ。今回の勝利でブレイクスルーなるか?
5月 25, 2009 ラリー・サルディニア | Permalink | コメント (0) | トラックバック (0)

















