<DAY3>WRC第8戦 ラリー・ポーランド
ラリー・ポーランド by Car@nifty編集部
WRCポーランド、ヒルボネンが優勝で選手権首位に浮上
2009年WRC(世界ラリー選手権)第8戦ラリー・ポーランドの最終日デイ3が6月28日(日)にポーランド北部のミコワイキを中心に行われた。スーパーSS1本を含む合計5本のステージを戦い優勝はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)。2位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)、3位はヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)。2位につけていたヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)は最終のスーパーSSでクラッシュ、リタイアという信じられない結末を迎えた。
1-2フィニッシュを確信し喜びを爆発させる準備をしていたフォード陣営は、目の前で起こったハプニングにしばしぼう然としヒルボネンが2連勝を決めても笑顔は少なかった。ラリー・ポーランドの最終SSとなったミコワイキでのスーパーSSは全長わずか2.5km。クライマックスはヒルボネンとラトバラによる2台同時のランデブー走行。フォードにとっては最高のエンディングとなるはずだったが、ラトバラがまさかのドライビングミス。コーナーイン側にあった砂を詰めたドラム缶にマシンをヒットしてサスペンションを破損。そのままアウト側のガードレールに激突して止まった。最スタートを試みるがマシンは前に進まず、やがてエンジンルームからもうもうと煙が立ち昇りラトバラはまさかのリタイアという結果に肩を落とし涙を流した。
ラトバラのリタイアによりソルドが2位に順位を上げ、さらに3位にはヘニング・ソルベルグが浮上。デイ2終了時点でヘニングの前を走っていたペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)は、エンジンのオイルレベルゲージが外れてオイルが吹き出しウインドスクリーンがオイルでまったく見えない状態となってしまったためにペースダウン。ヘニングがペターを抜いて5位に上がった。さらに、4位につけていたセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)がSS16でエンジントラブルによりリタイアしたことでヘニングは4位に。そしてラトバラのリタイアによりヘニングはポディウムを得たのだった。
その後方では、デイ1でリタイアしたセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)にポイントを獲得させるためのシトロエンによる工作が相次いだ。シトロエン・ジュニアチームから出場のコンラッド・ローテンバッハ、そしてエフゲニー・ノビコフ。2台のシトロエンC4WRCはステージ中で意図的に止まり総合順位を下げた。その結果ローブは7位でフィニッシュしドライバーズポイントおよびマニュファクチャラーズポイントを獲得。シリーズリーダーの座はヒルボネンに譲ったが、その差をわずか1点に抑えることに成功した。ローブは「ここで得たポイントがシリーズの後半で役に立つかもしれない」と語っていたが、その表情は苦みばしっていた。
総合3位以下の順位は4位ペター・ソルベルグ、5位マシュー・ウイルソン(フォード・フォーカスRS WRC) 、6位クリストフ・ホロウィツィク(フォード・フォーカスRS WRC)。併催のJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)ではR3カテゴリーマシンのルノー・クリオを駆るケヴィン・アブリングが初優勝を飾った。
前戦アクロポリスに続き2連勝を果たしたヒルボネンはついにシリーズリーダーとなった。
1-2フィニッシュ目前にクラッシュでリタイアと最悪の結果になってしまったラトバラ。
text by Car@nifty編集部 | 2009.06.29 | [ ラリー・ポーランド ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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