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WRC 世界ラリー選手権 の情報を現地からのレポートで配信中!

WRC 世界ラリー選手権

Car@niftyでは、2009年 WRC(世界ラリー選手権)の模様を現地からのレポートでお送りいたします。※開催地の通信状況により掲載が遅れる可能性がありますm(_ _)m

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2009年6月29日 (月)

<DAY3>WRC第8戦 ラリー・ポーランド

WRCポーランド、ヒルボネンが優勝で選手権首位に浮上

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第8戦ラリー・ポーランドの最終日デイ3が6月28日(日)にポーランド北部のミコワイキを中心に行われた。スーパーSS1本を含む合計5本のステージを戦い優勝はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)。2位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)、3位はヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)。2位につけていたヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)は最終のスーパーSSでクラッシュ、リタイアという信じられない結末を迎えた。

 1-2フィニッシュを確信し喜びを爆発させる準備をしていたフォード陣営は、目の前で起こったハプニングにしばしぼう然としヒルボネンが2連勝を決めても笑顔は少なかった。ラリー・ポーランドの最終SSとなったミコワイキでのスーパーSSは全長わずか2.5km。クライマックスはヒルボネンとラトバラによる2台同時のランデブー走行。フォードにとっては最高のエンディングとなるはずだったが、ラトバラがまさかのドライビングミス。コーナーイン側にあった砂を詰めたドラム缶にマシンをヒットしてサスペンションを破損。そのままアウト側のガードレールに激突して止まった。最スタートを試みるがマシンは前に進まず、やがてエンジンルームからもうもうと煙が立ち昇りラトバラはまさかのリタイアという結果に肩を落とし涙を流した。

 ラトバラのリタイアによりソルドが2位に順位を上げ、さらに3位にはヘニング・ソルベルグが浮上。デイ2終了時点でヘニングの前を走っていたペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)は、エンジンのオイルレベルゲージが外れてオイルが吹き出しウインドスクリーンがオイルでまったく見えない状態となってしまったためにペースダウン。ヘニングがペターを抜いて5位に上がった。さらに、4位につけていたセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)がSS16でエンジントラブルによりリタイアしたことでヘニングは4位に。そしてラトバラのリタイアによりヘニングはポディウムを得たのだった。

 その後方では、デイ1でリタイアしたセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)にポイントを獲得させるためのシトロエンによる工作が相次いだ。シトロエン・ジュニアチームから出場のコンラッド・ローテンバッハ、そしてエフゲニー・ノビコフ。2台のシトロエンC4WRCはステージ中で意図的に止まり総合順位を下げた。その結果ローブは7位でフィニッシュしドライバーズポイントおよびマニュファクチャラーズポイントを獲得。シリーズリーダーの座はヒルボネンに譲ったが、その差をわずか1点に抑えることに成功した。ローブは「ここで得たポイントがシリーズの後半で役に立つかもしれない」と語っていたが、その表情は苦みばしっていた。

 総合3位以下の順位は4位ペター・ソルベルグ、5位マシュー・ウイルソン(フォード・フォーカスRS WRC) 、6位クリストフ・ホロウィツィク(フォード・フォーカスRS WRC)。併催のJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)ではR3カテゴリーマシンのルノー・クリオを駆るケヴィン・アブリングが初優勝を飾った。

Wrc1 前戦アクロポリスに続き2連勝を果たしたヒルボネンはついにシリーズリーダーとなった。







Wrc2 1-2フィニッシュ目前にクラッシュでリタイアと最悪の結果になってしまったラトバラ。







Wrc3 ラトバラが消えたことで2位を得たソルドだが、ラトバラを気づかってか笑顔は見られなかった。

6月 29, 2009 ラリー・ポーランド | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月28日 (日)

<DAY2>WRC第8戦 ラリー・ポーランド

WRCポーランド、DAY2もヒルボネンが首位をキープ

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第8戦ラリー・ポーランドのデイ2が6月27日(土)にポーランド北部のミコワイキを中心に行われた。合計6本のステージを経て1位はデイ1トップのミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)。2位は12秒0差でヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)、3位は首位から38秒5遅れでダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)と、トップ3の順位に変化はなかった。

 ポーランドの大地を舞台とする超ハイスピードバトルに観客は酔いしれた。上空は雲に覆われているが路面は全般的に乾いている。シーズン唯一の東欧開催イベントであるラリー・ポーランドにはデイ2もまた信じられないほど多くの観客が集った。その数、そして熱気はWRCきっての大盛り上がりで知られるラリー・アルゼンチン以上かもしれない。

 デイ1ではセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)がコースアウトでリタイアするというハプニングが起こり、ヒルボネンが8秒9差で2位ラトバラを従えラリーリーダーとなった。フォードはヒルボネンが勝てばシリーズリーダーに浮上するということで、同士打ちを避けるようヒルボネンとラトバラに指示。しかし、デイ2が始まると首位から37秒差の3位につけるソルドのペースが想像以上に速く、ラトバラはスピードを上げざるを得なくなってしまった。その結果、1位ヒルボネンも全開アタックを続行。トップ3、そしてスーパーラリーで復活したローブを交えたベストタイム合戦が延々と続いた。

 午前中のセクションではシトロエン勢が速く、3本のステージが終了した時点で3位ソルドは2位ラトバラに16秒5、首位ヒルボネンに19秒5差と迫った。しかし、午後のステージ群ではフォード勢が巻き返して結局順位の変動はなし。3位ソルドと2位ラトバラの差は若干縮まったが、ソルドと1位ヒルボネンの差はわずかながら広がった。トップを守りきったヒルボネンは「完璧に近い1日だった。ソルドの追い上げが想像以上にハードだったから僕らも全開で攻め続けた。タイム差を考えるとデイ3も気が抜けないね」と、笑顔でコメント。超高速ラリーゆえ一瞬のミスが命取りとなるだけに、デイ3もまた緊張感に満ちた1日となることだろう。

 総合4位にはシトロエンジュニアチームのセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)が順位を上げた。デイ1で4位につけていたペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)は、エンジンのパワー不足を訴え一時は6位に順位を落とした。しかしデイ2最終のSS13で前を走る兄のヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)を捉えて5位へと浮上。4位オジエとの差は7秒4と僅差ゆえに、デイ3では激しい4位争いが展開されるはずだ。



Wrc1 チームメイトのラトバラを抑えて首位を守りきったヒルボネン。2連勝まで残すところあと1日だ。







Wrc2 ヒルボネンを追うつもりはないラトバラだが、3位ソルドに突っつかれてペースアップを余儀なくされた。







Wrc3 「出来る限りのことはやっているがこれが限界だ」と言いながらもペターは全開アタックを続けた。


6月 28, 2009 ラリー・ポーランド | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月27日 (土)

<DAY1>WRC第8戦 ラリー・ポーランド

WRCポーランドDAY1はヒルボネンが首位。ローブはまたしてもリタイア

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第8戦ラリー・ポーランドのデイ1が6月26日(金)にポーランド北部のミコワイキを中心に行われた。合計6本のステージが終了した時点でトップに立ったのは2連勝を狙う ミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)。2位は8秒9差でヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)、3位は首位から37秒遅れでダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)。SS1トップのペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)は4位、セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)はSS4でコースアウトによりリタイアとなった。

 またしてもローブがやってしまった。第6戦サルディニア(イタリア)ではパンクによるタイヤ交換騒動で遅れ4位。第7戦アクロポリス(ギリシア)では高速コースアウトでマシンを全損リタイア。そして今回もマシンをコースサイドの木の切り株にヒットしてサスペンションを破損、コースアウトにより早々にリタイアとなってしまった。ローブはこれで3戦連続で大きなミスを犯したことになる。精密機械のようなドライビング、強靭な精神力を誇るローブに一体何が起こったのだろうか?

 ローブが消えたことで首位争いはフォードのふたりによって展開された。SS2とSS3でベストタイムを刻んだヒルボネンがSS3でトップに立ち、それをラトバラが追うという形でラリーは進んでいく。ラトバラはSS4、SS5と連続ベストで1位ヒルボネンに1秒4差に迫ったが、続くSS6でヒルボネンが2番手ラトバラに8秒2差をつけるSSベストタイムを刻み差を9秒6に拡大。デイ1最終のSS7はラトバラが制したが逆転には至らず1位ヒルボネン、2位ラトバラという順位でデイ1は終了した。ローブがいなくなり楽な展開となったヒルボネンは「コースはものすごく高速で僕に合っていると思う。でもラトバラがかなり速いし、3位ソルドとの差も大きくはない。デイ2も気が抜けないね」と、コメント。このままローブがノーポイントに終わり、ヒルボネンが優勝すればドライバーズ選手権で3点差をつけてヒルボネンが首位に浮上する。ヒルボネンとしては是が非でも優勝したいところだろうし、フォードもそれを何らかの形でバックアップするはずだ。

 前戦のアクロポリスではワークス勢に負けないスピードをみせ一時トップ争いをしたペター・ソルベルグは、ラリー・フィンランドなみに高速なポーランドのステージで苦戦しながらも4位につけた。直線的なステージが多くエンジンパフォーマンスが重要となるポーランドで、やはり型式が古いソルベルグのマシンは分が悪い。「一生懸命攻めているんだけどワークス勢いは追いつけないよ」と、ソルベルグは打つ手なしといった表情だ。なお、一時はソルベルグを上まわる4位につけていたプライベーターのアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビアWRC)はSS7でエンジントラブルによりスローダウン、17位に順位を落としてしまった。



Wrc1_2 ローブが早々に消えたことで、ヒルボネンは優勝すればドライバーズ選手権首位浮上のチャンス







Wrc2_2 今季2勝目を目指して僚友ヒルボネンを追うラトバラだが、なかなか追いつかない







Wrc3_2 今回もまたローブの抜けた穴を埋める役割を担うことになったソルド。リタイアは許されない

6月 27, 2009 ラリー・ポーランド | | コメント (0) | トラックバック (0)

<DAY0>WRC第8戦 ラリー・ポーランド

36年ぶりのWRC開催となるラリー・ポーランドがスタート

 2009年WRC(世界ラリー選手権)のシリーズ第8戦となるラリー・ポーランドが6月25日(木)にポーランド北部のミコワイキでスタートした。午前中に行われたシェイクダウンではセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)とミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)がトップタイムを分け合った。その後、夕刻にスタートしたスーパーSSのSS1ではプライベーターとして出場するペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)がベストタイムを刻み、会場に詰めかけたファンを沸かせた。

 久しぶりのWRC開催を是非ともこの目でと、ホストタウンとなったミコワイキにはポーランドをはじめとする東欧諸国、さらには西欧やロシアからも多数のWRCファンが集った。普段は静かな湖畔のリゾートタウンであるミコワイキは観客でごったがえし、シィエクダウンにも多数の人々が訪れ異様なほどの熱気が会場を支配した。

 ポーランドのステージは基本的に高速グラベルでありながら道幅が狭い場所が多く、ライン選択の自由度は低い。路面はフラットな部分が多く柔らかめで、ラリーウイークに入って強く降った雨により全般的に地盤が緩み一部はぬかるんでいる。それはシェイクダウンのコースも同様で、張りがありそうに見えた路面は真っ先にコースインしたローブが走るとはやくも掘れてワダチが刻まれる。水分をたっぷりと吸い込んだ路面はWRカーが数台走るとあっというまに荒れ果て、タイムは後になればなるほど落ちていった。ここ数戦続いた、ドライ&ラフグラベルのラリーとは違う展開となることが十分に予想される。

 シェイクダウンでトップタイムをマークしたのは王者ローブとヒルボネン。ローブはまっさらな路面での最初のアタックがベストということになった。2戦連続で表彰台を逃しているローブとしては、ポーランドは絶対に勝ちたい1戦。普段よりも多く、5回もシェイクダウンを走ったあたりに気合いが感じられる。一方のヒルボネンは3度目のアタックでベストをマーク。ぬかるんだ路面でも良いタイムが出たことは本戦での大きな励みとなるに違いない。3番手タイムはヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)、以下4番手エフゲニィ・ノビコフ(シトロエンC4WRC)、5番手ペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)という順位になっている。

 シェイクダウンが終了した後、午後7時57分からミコワイキのサービスパークすぐ横に設けられた特設会場でスーパーSSがスタート。1位ペター・ソルベルグ、2位ローブ、3位はヒルボネンとアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビアWRC)が同タイム。5位ダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)という順位で第66回ラリー・ポーランドは幕を開けた。


Wrc1 シェイクダウンでヒルボネンと同タイムのベストを刻んだローブ。この後すぐに路面は荒れていった。







Wrc2 ドライバーズ選手権で首位ローブに7点差に迫ったヒルボネン。2連勝でその差をさらに詰めたい。







Wrc3 オープニングのスーパーSSでベストタイムを刻み、ソルベルグは速さを観客にアピールした。

6月 27, 2009 ラリー・ポーランド | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月22日 (月)

<直前情報>WRC第8戦 ラリー・ポーランド

 6月25日(木)、WRC(世界ラリー選手権)のシリーズ第8戦となるラリー・ポーランドが開幕する。新規参入イベントとなるポーランドだが、かつて1973年にWRCとして開催された実績がある。さらにはラリー・モンテカルロに次ぐ古い歴史を誇るラリーということで注目度は抜群。中~東欧圏で開催される唯一の世界選手権がどのような展開となるか、非常に楽しみだ。

 久しぶりのWRC開催を目指して、ラリー・ポーランドの主催者は長い時間をかけて準備を進めてきた。2005年まではターマック(舗装)ラリーとして行われていたポーランドだが、主にコースの安全性の問題からグラベル(未舗装路)ラリーへと変身。FIA(世界自動車連盟)の承認を得て、念願のWRCステップアップを果たした。

 ラリーのホストタウンを務めるのはポーランド北部の町ミコワイキ。首都ワルシャワから北へ230kmほど行ったマズールィ湖水地方のリゾートタウンであり、リトアニア、ベラルーシ、そしてロシア領の飛び地であるカリーニングラードからも近い。森林地帯および平野部に設定されたグラベルステージ群は全体的にとても高速で、ドライバーたちによればフィンランドのステージによく似ているという。ただしフィンランドと比べるとコース幅はやや狭く、路面が柔らかで、ジャンプが少ない。ソフトな路面は何台かのマシンが走るとワダチが深まり、地中に隠れていた石が出現してパンクの原因となる。また、雨が多く降るようなら路面はぬかるみマディなコンディションとなることが予想される。フィンランドと似ていながらも、独自の個性を備えているのがラリー・ポーランドのステージだ。

 フィンランドとの共通点が多いということで、有利と考えられるのがフォードの若手フィンランド人ふたりだ。ヤリ-マーティ・ラトバラは第6戦サルディニア(イタリア)で、ミッコ・ヒルボネンは第7戦アクロポリス(ギリシア)でそれぞれ今季初優勝を決めた。とくに、7ポイント差でドライバーズ選手権1位のセバスチャン・ローブ(シトロエン)を追うヒルボネンは、今回のポーランドとその後に続くフィンランドを勝負の山場として捉えている。得意とする高速グラベル連戦で優勝し、先行するローブにさらなるプレッシャーをかけたいところだろう。

 そのローブであるが、開幕5連勝を果たした後は2戦連続で自滅。とくに前戦アクロポリスでの高速クラッシュはマシンが修復不可能なほどの大ダメージを受けるほど壮絶なものだった。流れが悪い方向へと向かってしまったローブが軌道修正に成功するかどうか、ポーランドはその点でも興味深い1戦である。もともとローブは高速ラリーを得意としており、去年のフィンランドではヒルボネンに打ち勝って優勝を果たした。何かしらアクシデントやトラブルがない限り優勝争いに加わることは間違いないが、デイ1は1番手スタートとなるため路面を覆う滑りやすいルーズグラベルにスピードを削がれることだろう。デイ1でどこまで踏ん張れるかが勝負のポイントとなる。

 その他で注目すべき選手は、プライベーターとして旧型のシトロエン・クサラWRCで健闘するペター・ソルベルグ、そしてシトロエンのジュニアチームからエントリーする18才のエフゲニイ・ノビコフ(シトロエンC4WRC)といったところだ。とくにノビコフは、ロシア出身ということで自国イベントに近い感覚で戦えるはず。アクロポリスではWRC初のベストタイムを刻み、スピードは急上昇中。新規参入イベントということで経験の差が出にくいこともノビコフにとっては追い風となるはずだ。今回のポーランドは伸び盛りの18才に注目したい。

 ラリー・ポーランドは25日(木)の午前中にシェイクダウンを行い、その日の晩にミコワイキの特設コースで行われるスーパーSSで戦いの火ぶたが切って落とされる。


 ラリー・ポーランドは25日(木)の午前中にシェイクダウンを行い、その日の晩にミコワイキの特設コースで行われるスーパーSSで戦いの火ぶたが切って落とされる。



Wrc1アクロポリスで今季初勝利を手にしたヒルボネン。初開催ラリーは得意としている。






Wrc2 開幕5連勝のあと、2戦連続でドライビングミスにより表彰台を逃してしまったローブ。






Wrc3 18才の新鋭、成長著しいロシア出身のノビコフはアクロポリスで2度ベストタイムをマークした。

6月 22, 2009 ラリー・ポーランド | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月15日 (月)

<DAY3>WRC第7戦 アクロポリス・ラリー

WRCアクロポリス、フォードのヒルボネンが今季初優勝

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第7戦アクロポリス・ラリーの最終日デイ3が6月14日(日)にギリシアのルートラキを中心に行われた。この日は合計6本のSSが予定されていたがうち1本がキャンセルとなり、5本のSSが行われデイ2トップのミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)が今シーズン初優勝を決めた。2位はシトロエンのジュニアチームからの出場で、これが初ポディウムとなるセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)、3位はデイ1で大きく遅れたヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)という結果となっている。

 ヒルボネンが満面の笑顔でシャンパンを宙に放った。デイ2で2位オジエに1分40秒1という大差を築いていたヒルボネンは、リードはもう十分と慎重な走行を実践。クルージングモードで5本のSSを危なげなく走りきり今季初勝利を手にした。「ようやく勝つことができたよ。これで選手権ポイントでも1位のローブに7ポイント差に近づくことができた。今季はまだ5戦残っているわけだからタイトル獲得は諦めないよ」と、ヒルボネン。3位にラトバラが入ったことでフォードにとっては上々の週末となった。

 嬉しいWRC初ポディウムを実現した2位オジエは、ホッとした表情が印象的だった。ローブの後継者としてシトロエンが期待を寄せるオジエは、IRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)で優勝するなどして一躍脚光を浴びた。しかし、今季はWRCで期待以下の成績が続き評価を下げつつあった。そのような状況で迎えた今回のアクロポリスだけに、オジエとしてみれば何とかいいところを見せたかった。2位という望外の成績が今後の活躍の原動力となることを期待したい。

 総合4位はフェデリコ・ヴィラグラ(フォード・フォーカスRS WRC)、5位はコンラッド・ローテンバッハ(シトロエンC4WRC)と、タフなラリーを無難に走り抜いたセカンドグループの選手たちが上位を得た。なお、デイ2で4位につけていたエフゲニイ・ノビコフ(シトロエンC4WRC)は駆動系のトラブルで大きく遅れ16位でフィニッシュした。

 同時開催のPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)は、地元推薦枠で出場のランブロス・アサナスロス(シュコダ・ファビアS2000)が優勝。新井敏弘(スバル・インプレッサ)は4位だった。



Wrc1 今季初優勝を手にしてポディウムで笑顔を振りまいたヒルボネン。タイトルへの望みをつないだ。






Wrc2 サバイバルラリーを生き抜いたオジエがラトバラを抑えて2位でフィニッシュ。壁を乗り越えたか?






Wrc3 新井敏弘はマシントラブルを嫌って抑えた走りに徹し、何とかPWRC4位を得た。

6月 15, 2009 アクロポリス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月14日 (日)

<DAY2>WRC第7戦 アクロポリス・ラリー

WRCアクロポリス、大波乱のDAY2はヒルボネンが首位を堅持

 2009年WRC(世界ラリー選手権)第7戦アクロポリス・ラリーのデイ2が6月13日(土)にギリシアのルートラキを中心に行われた。この日は合計6本のSSが行われ、デイ1トップのミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)が首位をキープ。2位はシトロエンのジュニアチームから出場のセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)、3位はヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)。上位につけていたセバスチャン・ローブ、ダニエル・ソルド(いずれもシトロエンC4WRC)、そしてペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)はリタイアした。

 サバイバルラリーという表現がぴったりとくる、大荒れの1日となった。最初の波乱はデイ2オープニングのSS7。デイ1で3位につけていたローブがマシンを岩にヒットして派手に宙を舞った。シトロエンC4WRCはフロントまわりを中心に大破し、修復不可能ということでローブは完全リタイアに。2戦連続の“らしくない”結果に、さすがのローブも意気消沈していた。

 シトロエンの悪夢はさらに続き、SS9ではソルドがコースサイドの穴にマシンをひっかけて足まわりを破損、リタイアとなってしまった。同じ場所ではストバートのヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)も足まわりを壊してリタイアに追い込まれるなど、SS9は修羅場と化した。

 ローブ、そしてソルドのリタイアによって2位に浮上したのはソルベルグ。午前中の3本のSSが終了した段階で首位ヒルボネンとの差は24秒8とそれほど大きな開きがなく、ソルベルグは「差が詰まるかどうかトライしてみるよ」と自信あり気にコメント。実際、午後の1本目SS10ではヒルボネンとの差を21秒9にまで削った。しかしソルベルグは続くSS11でフロントサスペンションのストラットアッパーが破損してスローダウン。何とか最後のSS12は走りきったが、デイ3には出走せずリタイアを決めた。

 ソルベルグの脱落により2位に浮上したのは若手のオジエ、3位にはデイ1の最後でコースアウトして11位にまで順位を落としていたラトバラが浮上した。1位ヒルボネンと2位オジエの差は1分40秒1と、ヒルボネンはほぼ安全圏。注目は1分4秒1差のオジエと3位ラトバラの差だ。オジエは「必ずリードを守る」と自信を示すが、果たしてどうなるか。最終日、デイ3は2位争いが面白いことになりそうだ。



Wrc1 宿敵シトロエンが2台ともリタイアとなり、ヒルボネンは今季初勝利に向けて大きく前進







Wrc2 上位陣の脱落により気がつけば2位のオジエ。フランス期待の若手は2位を守りきれるか?







Wrc3 2戦連続でドライビングミスを犯したローブのC4WRCはかなり大きなダメージを負っていた



6月 14, 2009 アクロポリス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月13日 (土)

<DAY1>WRC第7戦 アクロポリス・ラリー

WRCアクロポリスDAY1、フォードのヒルボネンが首位に立つ

 2009年WRC(世界ラリー選手権)の第7戦アクロポリス・ラリーの競技初日デイ1が6月13日(金)にギリシアのルートラキを中心に行われた。この日はSS3がキャンセルされたが合計5本のSSが行われ、ミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)が首位に。2位は3秒遅れでダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)、3位は21秒1遅れでセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)という順位になっている。

 ヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)がまたしてもやってしまった。6番手スタートと非常に有利な走行順でラリーをスタートしたラトバラは、SS1でベストタイムを刻むとその後SS5まで首位をキープ。ラリーリーダーとしてデイ1を締めくくるかと思われた。しかし、ラトバラは最終のSS6でコースアウト。コース復帰に3分以上を要し28番手タイムで総合11位に順位を落としてしまった。そして、ラトバラに代わり首位に立つことになったのはチームメイトのヒルボネン。1位にも関わらず表情が冴えないのは、デイ2で不利な先頭スタートを担うことになるからだ。SS5まではトップから19秒4遅れの3番手と悪くないポジションにつけていたヒルボネンは、SS6でソルドが戦略的にペースを落としたことで順位がひとつ上昇。さらにはラトバラのコースアウトという予想外の出来事でトップに躍り出てしまったのだ。「正直、デイ2での先頭スタートはかなり不利だと思う。きっと3番手スタートのローブが追い上げてくるだろうね」と、暑さのあまり上半身裸の状態でコメントするヒルボネン。「でも、明日はプッシュするよ。やっぱり優勝したいからね」

 2位のソルドは「SS6でミッコを先に行かせたんだ。すべてうまく行ってるよ」と、満足気な表情を浮かべる。そして、3位ローブは「先頭スタートはやはり厳しかった。でも、悪くないポジションだと思う」と、淡々とコメント。デイ2では3番手スタートとなるため首位奪還は十分に可能だ。

 総合4位は、3位ローブから20秒7遅れでペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)。前戦イタリアでは冷却系の問題で大幅なパワーダウンに悩まされたソルベルグだが、今回はラジエター関係のモディファイがうまくいったようでエンジンは堅調。SS2でサスペンションまわりのボルトが外れてタイヤがぐらぐらになりタイムロスをきっしたが、その後は最新のワークスマシンに負けないタイムを連発して笑顔で最終サービスに戻ってきた。以下、5位はヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC)、6位はSS5でベストタイムを刻んだセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)という順位になっている。



Wrc1

SS6でヒルボネンを前に行かせて2位となったソルドは、WRC初勝利も夢ではない位置にある。







Wrc2

心配されたエンジンの熱問題が出なかったことで、ペターは最新マシンに匹敵するタイムをマークした。







Wrc3

ラトバラのコースオフによって結果的に首位となったヒルボネン。デイ2では順位を守りきれるか?



6月 13, 2009 アクロポリス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月12日 (金)

<DAY0>WRC第7戦 アクロポリス・ラリー

WRC第7戦アクロポリス・ラリー、ギリシアでスタート

 2009年WRC(世界ラリー選手権)のシリーズ第7戦となるアクロポリス・ラリーが6月11日(木)にギリシアのコリントスでスタートした。11日の午前中に行われたシェイクダウンではシトロエンのジュニアチームからC4WRCで出場の若手、エフゲニイ・ノビコフがトップタイムを記録。明日から始まるラリー本番での活躍を予感させた。

 ペロポネソス半島との境目、ルートラキに設けられたサービスパークは気温が摂氏38度前後まで上昇。炎天下、ドライバーたちは摂氏70度にまで達するコクピット内で本番前最後のテストにいそしんだ。シェイクダウンのコースは非常にダスティで、コースの表面はルーズグラベルで覆われており非常に滑りやすい。そのため、はやいタイミングで走行したトップの選手たちはタイムが伸びず、セミワークス系のチームから出場したノビコフらセカンドグループのドライバーたちがシェイクダウンではリザルトの上位に名を連ねた。トップタイムはロシア期待の若手ノビコフ、2番手は3回目の走行で自己ベストを刻んだセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)、そして3番手はムンチーズ・フォード(フォード・フォーカスRS WRC)から出場のフェデリコ・ヴィラグラと、新鮮な顔ぶれがトップ3圏内に食い込んだ。

 前戦のラリー・イタリア/サルディニアで今季初優勝を決めたヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)は6番手、ラトバラのチームメイトでフォードのエースであるミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)は4番手と、鳴りを潜めた。シェイクダウンはあくまでもテストであり本番はまた別物。フォード勢はトラブルを嫌ってマシンを温存したと思われる。

 イタリアで3位を得たペター・ソルベルグは今回もまたプライベーターとしてシトロエン・クサラWRCで出場。イタリアではSS1でいきなりエンジンのオーバーヒートに悩まされたソルベルグは、今回ラジエターまわりに改良を加えて電動ファンと小型のラジエターを追加。しかし思ったほど効果はなく、ソルベルグは8番手タイムに留まった。風邪で熱とのどの痛みにも悩まされるソルベルグにとっては、満足のいかぬフラストレーションのたまるシェイクダウンとなってしまった。

 ラリーは観光地として知られるコリントス運河で夜8時半にスタート。シリーズ後半戦がいよいよオープニングを迎えた。デイ1は簡便なリモートサービスを用いた長駆が予定されており、予想外の展開となるかもしれない。

Wrc1

前戦、SS中のタイヤ交換によるペナルティで4位に終わったローブはシィエクダウン2番手。







Wrc2

ソルベルグはマシンの冷却系に改良を施したものの思ったほどの効果が得られず表情が冴えない。







Wrc3

ここ最近、持ち前の速さに加えて安定感が出てきたノビコフ。デイ1での活躍に期待したい。

6月 12, 2009 アクロポリス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 8日 (月)

<直前情報>WRC第7戦 アクロポリス・ラリー

WRC第7戦アクロポリス・ラリーがギリシアで今週開幕

 全12戦で行われる2009年WRCのシリーズ後半戦がスタートする。6月11日(木)にギリシアで開幕するアクロポリス・ラリーはシリーズ第7戦。WRCになくてはならないクラシックラリーは今年、その中心を去年までのアテネ近郊から西南方面に移動。ギリシア本土と運河をはさんで隣接するペロポネソス半島の玄関口であるコリントスおよびその北側にあるルートラキがラリーのホストタウンを務めることになった。コースに関しては多くの部分がブランニュー、もしくは過去に使っていたSSを復活させるなど去年とは随分と大きく変わる。新イベントに近い今回のアクロポリス・ラリーは経験の差が出にくく、若い選手たちにとっては優勝のチャンスだ。

 コースは全般的に路面が荒れたグラベルで、去年に関してはWRCで2番目に平均スピードが遅いラリーだった。とにかく道が悪く、最初から最後まで全開で走るとマシンだけでなくタイヤも持たない。WRCの中では「我慢」の走りが求められる1戦だ。そして去年は、セバスチャン・ローブ(シトロン)がタイヤをうまく使って優勝。シトロエンのライバルであるフォードはミッコ・ヒルボネン、ヤリ-マーティ・ラトバラともにパンクやサスペンションの破損で勝機を逸してしまった。前回とは大きくコースが異なる今回ではあるが、依然として道は荒れているようであり耐久色の強い1戦になりそうだ。

 優勝候補の筆頭はやはりローブだが、前戦のイタリア/サルディニアで今季初勝利を挙げたラトバラにも期待できる。なぜならラトバラは今回も出走順が遅く、ローブやヒルボネンよりも有利なコンディションで走ることができるからだ。加えてラリー初日のデイ1はリピートステージが1本しかなく、先頭スタートの不利がしばらく続く。1番手スタートのローブにとってはかなり辛い1日となるだろう。ラトバラとしてはデイ1こそが攻めどころで、どこまでリードを築けるかが勝負の鍵となる。

 去年はスバルのニューマシン、インプレッサWRC2008を2位に導いたペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)もアクロポリスを得意としている。平均速度が低く、テクニカルなコースでソルベルグはとても速い。出走順も遅いことから表彰台は十分に狙えるはずだ。ただし気温がかなり上昇するはずで、そうなるとソルベルグの古いマシンはオーバーヒート兆候を示しやすくなりパワーが急落してしまう。ソルベルグの成績は、エンジンのセッティングを担当するシトロエンのエンジニアがどれほど真剣にセッティングを行うかにかかっている。

 ラリーは11日(木)の晩に観光名所として有名なコリントス運河でセレモニアルスタートを行い、12日(金)より競技がスタート。14日(日)にルートラキでフィニッシュを迎える。 

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去年はローブが優勝。先頭スタートの不利はあるものの今年もまた優勝候補の筆頭に違いない。







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古いマシンに乗るソルベルグだが、アクロポリスを得意としているだけに表彰台も夢ではない。







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前戦サルディニアでWRC2勝目を飾ったラトバラは果たして今回も波に乗ることができるか?

6月 8, 2009 アクロポリス・ラリー | | コメント (0) | トラックバック (0)




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