<直前情報>WRC第7戦 アクロポリス・ラリー
アクロポリス・ラリー by Car@nifty編集部
WRC第7戦アクロポリス・ラリーがギリシアで今週開幕
全12戦で行われる2009年WRCのシリーズ後半戦がスタートする。6月11日(木)にギリシアで開幕するアクロポリス・ラリーはシリーズ第7戦。WRCになくてはならないクラシックラリーは今年、その中心を去年までのアテネ近郊から西南方面に移動。ギリシア本土と運河をはさんで隣接するペロポネソス半島の玄関口であるコリントスおよびその北側にあるルートラキがラリーのホストタウンを務めることになった。コースに関しては多くの部分がブランニュー、もしくは過去に使っていたSSを復活させるなど去年とは随分と大きく変わる。新イベントに近い今回のアクロポリス・ラリーは経験の差が出にくく、若い選手たちにとっては優勝のチャンスだ。
コースは全般的に路面が荒れたグラベルで、去年に関してはWRCで2番目に平均スピードが遅いラリーだった。とにかく道が悪く、最初から最後まで全開で走るとマシンだけでなくタイヤも持たない。WRCの中では「我慢」の走りが求められる1戦だ。そして去年は、セバスチャン・ローブ(シトロン)がタイヤをうまく使って優勝。シトロエンのライバルであるフォードはミッコ・ヒルボネン、ヤリ-マーティ・ラトバラともにパンクやサスペンションの破損で勝機を逸してしまった。前回とは大きくコースが異なる今回ではあるが、依然として道は荒れているようであり耐久色の強い1戦になりそうだ。
優勝候補の筆頭はやはりローブだが、前戦のイタリア/サルディニアで今季初勝利を挙げたラトバラにも期待できる。なぜならラトバラは今回も出走順が遅く、ローブやヒルボネンよりも有利なコンディションで走ることができるからだ。加えてラリー初日のデイ1はリピートステージが1本しかなく、先頭スタートの不利がしばらく続く。1番手スタートのローブにとってはかなり辛い1日となるだろう。ラトバラとしてはデイ1こそが攻めどころで、どこまでリードを築けるかが勝負の鍵となる。
去年はスバルのニューマシン、インプレッサWRC2008を2位に導いたペター・ソルベルグ(シトロエン・クサラWRC)もアクロポリスを得意としている。平均速度が低く、テクニカルなコースでソルベルグはとても速い。出走順も遅いことから表彰台は十分に狙えるはずだ。ただし気温がかなり上昇するはずで、そうなるとソルベルグの古いマシンはオーバーヒート兆候を示しやすくなりパワーが急落してしまう。ソルベルグの成績は、エンジンのセッティングを担当するシトロエンのエンジニアがどれほど真剣にセッティングを行うかにかかっている。
ラリーは11日(木)の晩に観光名所として有名なコリントス運河でセレモニアルスタートを行い、12日(金)より競技がスタート。14日(日)にルートラキでフィニッシュを迎える。
去年はローブが優勝。先頭スタートの不利はあるものの今年もまた優勝候補の筆頭に違いない。
古いマシンに乗るソルベルグだが、アクロポリスを得意としているだけに表彰台も夢ではない。
前戦サルディニアでWRC2勝目を飾ったラトバラは果たして今回も波に乗ることができるか?
text by Car@nifty編集部 | 2009.06.08 | [ アクロポリス・ラリー ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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