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WRC 世界ラリー選手権

Car@niftyでは、2009年 WRC(世界ラリー選手権)の模様を現地からのレポートでお送りいたします。※開催地の通信状況により掲載が遅れる可能性がありますm(_ _)m

2009年6月22日 (月)

<直前情報>WRC第8戦 ラリー・ポーランド

ラリー・ポーランド by Car@nifty編集部

 6月25日(木)、WRC(世界ラリー選手権)のシリーズ第8戦となるラリー・ポーランドが開幕する。新規参入イベントとなるポーランドだが、かつて1973年にWRCとして開催された実績がある。さらにはラリー・モンテカルロに次ぐ古い歴史を誇るラリーということで注目度は抜群。中~東欧圏で開催される唯一の世界選手権がどのような展開となるか、非常に楽しみだ。

 久しぶりのWRC開催を目指して、ラリー・ポーランドの主催者は長い時間をかけて準備を進めてきた。2005年まではターマック(舗装)ラリーとして行われていたポーランドだが、主にコースの安全性の問題からグラベル(未舗装路)ラリーへと変身。FIA(世界自動車連盟)の承認を得て、念願のWRCステップアップを果たした。

 ラリーのホストタウンを務めるのはポーランド北部の町ミコワイキ。首都ワルシャワから北へ230kmほど行ったマズールィ湖水地方のリゾートタウンであり、リトアニア、ベラルーシ、そしてロシア領の飛び地であるカリーニングラードからも近い。森林地帯および平野部に設定されたグラベルステージ群は全体的にとても高速で、ドライバーたちによればフィンランドのステージによく似ているという。ただしフィンランドと比べるとコース幅はやや狭く、路面が柔らかで、ジャンプが少ない。ソフトな路面は何台かのマシンが走るとワダチが深まり、地中に隠れていた石が出現してパンクの原因となる。また、雨が多く降るようなら路面はぬかるみマディなコンディションとなることが予想される。フィンランドと似ていながらも、独自の個性を備えているのがラリー・ポーランドのステージだ。

 フィンランドとの共通点が多いということで、有利と考えられるのがフォードの若手フィンランド人ふたりだ。ヤリ-マーティ・ラトバラは第6戦サルディニア(イタリア)で、ミッコ・ヒルボネンは第7戦アクロポリス(ギリシア)でそれぞれ今季初優勝を決めた。とくに、7ポイント差でドライバーズ選手権1位のセバスチャン・ローブ(シトロエン)を追うヒルボネンは、今回のポーランドとその後に続くフィンランドを勝負の山場として捉えている。得意とする高速グラベル連戦で優勝し、先行するローブにさらなるプレッシャーをかけたいところだろう。

 そのローブであるが、開幕5連勝を果たした後は2戦連続で自滅。とくに前戦アクロポリスでの高速クラッシュはマシンが修復不可能なほどの大ダメージを受けるほど壮絶なものだった。流れが悪い方向へと向かってしまったローブが軌道修正に成功するかどうか、ポーランドはその点でも興味深い1戦である。もともとローブは高速ラリーを得意としており、去年のフィンランドではヒルボネンに打ち勝って優勝を果たした。何かしらアクシデントやトラブルがない限り優勝争いに加わることは間違いないが、デイ1は1番手スタートとなるため路面を覆う滑りやすいルーズグラベルにスピードを削がれることだろう。デイ1でどこまで踏ん張れるかが勝負のポイントとなる。

 その他で注目すべき選手は、プライベーターとして旧型のシトロエン・クサラWRCで健闘するペター・ソルベルグ、そしてシトロエンのジュニアチームからエントリーする18才のエフゲニイ・ノビコフ(シトロエンC4WRC)といったところだ。とくにノビコフは、ロシア出身ということで自国イベントに近い感覚で戦えるはず。アクロポリスではWRC初のベストタイムを刻み、スピードは急上昇中。新規参入イベントということで経験の差が出にくいこともノビコフにとっては追い風となるはずだ。今回のポーランドは伸び盛りの18才に注目したい。

 ラリー・ポーランドは25日(木)の午前中にシェイクダウンを行い、その日の晩にミコワイキの特設コースで行われるスーパーSSで戦いの火ぶたが切って落とされる。


 ラリー・ポーランドは25日(木)の午前中にシェイクダウンを行い、その日の晩にミコワイキの特設コースで行われるスーパーSSで戦いの火ぶたが切って落とされる。



Wrc1アクロポリスで今季初勝利を手にしたヒルボネン。初開催ラリーは得意としている。






Wrc2 開幕5連勝のあと、2戦連続でドライビングミスにより表彰台を逃してしまったローブ。






Wrc3 18才の新鋭、成長著しいロシア出身のノビコフはアクロポリスで2度ベストタイムをマークした。

text by Car@nifty編集部 | 2009.06.22 | [ ラリー・ポーランド ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

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