<DAY1>WRC第12戦 ラリー・グレートブリテン
ラリー・グレートブリテン by Car@nifty編集部
WRCグレートブリテン、デイ1はローブが総合1位に
2009年WRC(世界ラリー選手権)のシリーズ最終戦、第12戦ラリーGB(グレートブリテン)の競技初日となるデイ1が10月23日(金)にイギリスのウェールズ地方で行われた。合計6本のSSを走ってトップに立ったのは選手権2位のセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)。2位は5秒3差でシリーズリーダーのミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)。3位はペター・ソルベルグ(シトロエンC4WRC)という順位になっている。
カーディフ上空はあつい雲に覆われ、不定期な雨が路面を濡れた状態に保ち続ける。ラリーGBデイ1の舞台は、カーディフから北へ160km以上も上がった丘陵地帯。有名なスウィートラム(SS2/5)など3本の難コースがWRCドライバーたちを受け入れた。路面は完全にウェットで、一部は非常にマディで滑りやすいコンディション。ほんの少しのミスが即コースアウトにつながってしまう。
オープニングのSS1を制したのは王者ローブだった。ローブは午前中に用意されたSS1~SS3の3本のステージすべてでベストタイムをマーク。ラリーリーダーとなった。一方、ヒルボネンはやや慎重な走りで3ステージ連続で2番手タイム。1位ローブと8秒9差の2位で午前中のセクションを終了した。ローブは「自分でも完璧と思える走りができた」と、自信に満ちた表情でコメント。対するヒルボネンは「悪くはなかったが攻めきれなかった。あれ以上プッシュしたらコースアウトするような気がしたからね。それにしてもセブは速いね」と、ライバルのスピードに感心する。
簡便な出張スタイルのリモートサービスを経てスタートした午後のリピートステージでは、SS4でヒルボネンがベスト。1位ローブとの差を4秒に縮めた。しかしSS5はローブが制し差は6秒4に拡大。そしてデイ1最終のSS6ではヒルボネンが2度目のベストで首位ローブとの差を5秒3に削って長い1日が終了した。ローブは「デイ2での出走順を調整することも可能だったが、トップで行くことに決めた」と、デイ2に対する展望を口にした。ヒルボネンは「午後はうまく走れた。デイ2 でもこのペースをキープできればセブと十分に戦えると思う」と、落ち着いた表情で語った。
総合3位は、首位ローブから40秒5遅れでペター・ソルベルグ。ソルベルグは「午前中は細かいミスをいくつかしてしまった。しかし、午後はトップを争うふたりのペースに近づくことができたよ」と、嬉しそうにコメント。SS5では2番手タイムを記録するなど調子は上がり気味だが、そのわずか1秒1後方にはダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)がつけるなど3位争いもまた白熱化している。
なお、今季2勝目が期待されたヤリ-マーティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)は、デイ1でフロントのドライブシャフトが破損して後輪駆動状態に。出だしで大きく遅れて優勝は難しい状況となってしまった。フォードは他にカリッド・アル-カシミ(フォード・フォーカスRS WRC)もドライブシャフトの破損でリタイアしている。同様のトラブルがデイ2でヒルボネンのマシンにも起こる可能性があるため、フォードのサービスはピンと張りつめた空気に包まれていた。
滑りやすいウェットグラベルの路面を果敢に攻め続け、首位でデイ1を走りきったローブ。
午前中のSS群でやや守りに振った走りを実践したことが響きヒルボネンは2位に甘んじた。
優勝を狙うと宣言していたソルベルグだが、トップ2人のペースにはついていけていない。
text by Car@nifty編集部 | 2009.10.24 | [ ラリー・グレートブリテン ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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