●アトキンソンが最後に逆転!!
ラリー規則書では、最後のモナコGPコースでのスーパーSSはタイムに加算されない、と書かれていた。しかし、主催者はラリースタート直前に、「このSS15を加算する」と発表していた。
とはいえ、それを知っていたのは限られた人々だけで、多くのプレスも昨夜知ったくらいだ。
という訳で、わずか2.8kmのコースだが、ここでラッキーにもSSベストをたたき出し、Mヒルボネンを抜いて0.2秒差で4位に入ったのがスバルのクリス・アトキンソンだった。
●ローブとシトロエンC4は速かった!
怪我からの復帰1戦目、そしてシトロエンC4というニューマシンを駆る王者、セバスチャン・ローブは得意のモンテカルロで勝てるのか? 多くの不安の中でスタートした第75回モンテカルロラリーが終わってみれば、セバスチャン・ローブの圧勝だった。
全15箇所のSS中、ローブはたった6箇所のSSベストで、SS1からのラリーリーダーを守ってしまった。たった6箇所といっても、最初の夜間SS1と2で、2位につけるダニー・ソルドに23.9秒の大差をつけると翌日に少しスパート。残りの第3レグは軽く流して圧勝した。
その勝ち方は2年前頃のローブのやり方だ。シトロエンC4がクサラよりも圧倒的に速い。それを分かっていたから、最初だけスパートしたのだ。ローブの走りも1年半前までのグリップ走行に戻った。去年のような派手なドリフトはしていない。
ローブ以外に注目すべきは同じくシトロエンのダニー・ソルドのキレた走り。だから今年のシトロエンは強そうだ、と予感させるC4デビュー戦だった。
スーパーSSでベストタイムを出したクリス・アトキンソンがミラマーコーナーを行く。
モナコのヨットハーバーGPコースを行くセバスチャン・ローブのC4。