●スズキSX4 WRCが不可解なストップ!
ツール・ド・コルス第2レグは、山あいの村などを走るいかにもコルシカ的なSSルートだ。
午前中の3本、午後も同じSSを3本のSS7からSS12までとなっている。
そして、ここが勝負のシトロエン、セバスチャン・ローブは「リスク覚悟で走った!!」という言葉どおりの速さを見せた。
一方のフォード、マルカス・グロンホルムは「オレも必死の全開だよ。でも、どうにもならない。NO WAYだ!」という2位タイムの連続。
結局、第2レグ全部のSSでセバスチャン・ローブはベストタイム。マルカス・グロンホルムとの差を4.8秒から27.5秒に広げたのだ。
一方、ツール・ド・コルス第一レグの午後、ここがデビューとなるスズキSX4 WRC。水温の上昇を示すランプがSS4を走行中に点灯した。
ドライバーのニコラ・ベルナルディは前のテスト中にもこのランプが点いてオーバーヒートしたことがあった。
だから、アジャッチオのサービスに「オーバーヒートのランプが点灯した」と知らせた。サービスからは「それならエンジンを止めなさい」と答えがあり、スズキSX4 WRCはSSにストップした。
このマシンがサービスに戻ったのは午後9時過ぎのこと。そしてエンジンのデータロガーをチェックするが何の異常もない。オーバーヒートしていなかったのだ。
要は、警告ランプが間違って点いただけだったのだ。
そして第2レグ、スーパーラリーで参加したスズキSX4 WRC。1番スタートで順調に走っていたが、午後の1本目、SS10を終えてSS11に向かう途中に時間調整のためにいったんエンジンを止めた。
しかし、これを最後にエンジンの始動ができなくなってしまう。
走りの感じは良いのだが、何とも不可解なトラブルが2日間も続いたスズキSX4 WRCだ。
エンジニアでラリードライバーであるスズキスポーツの粟津原豊は「SSのテストは十分にやった。でも街乗りのテストもやらないとダメだ。SSとは違う状況があるからね」と言った。
午後のSS10を行く、シトロエンのセバスチャン・ローブ。
快調そうにSS9を走っていたスズキSX4 WRCだったが・・・。